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【学校教育】文部科学省が「大学院修了をスタンダードにする」という方針を示した【大学/大学院】


    文部科学省は、大学学部と大学院修士課程を5年で修了する一貫教育を制度化することを決めた。


    というニュースを読みました。

    ーー

    ※今回のニュース内容は、私が一番嫌いな形の教育制度改革なので、記事内容についてもかなり厳しく・口汚く書いていますので、客観的で事実のみの記事を求めている方には、恐らく合いません。
    ですので、時間の無駄にならないためにも、気分を害されないためにも、ここで終了して頂くことをおすすめ致します。

    今回の記事の注意点。






    心の準備はよろしいでしょうか。







    そろそろ始まりますが大丈夫でしょうか。








    久しぶりに、

    「学生のため」

    ではなく、ただ単に

    少子化による大学の減収を補うための制度

    つまり

    大学が金儲けをするための制度

    という背景が透けて見える(透けてもいなく、バレバレですね…)、制度改革が発表されました。


    ー

    今回の制度内容はどのような狙いかと言いますと、


    まず、少子化が進むと大学の経営は苦しくなります。

    それは、「入学する生徒が少なくなる=授業料が減少する」とともに、「入学試験受験者数も減少する=受験料が減少する」

    からです。

    ですので、最近では「学生を大学院まで進学させる方針」の大学が増加しました。

    それは、


    大学院まで進学させる=学生一人当たりが所属大学に支払う学費の総額が増加する

    大学院の稼働率が上がり、大学院の設置意義が上昇し・人件費なども賄える。


    という側面があるからです。

    しかし、 現在の制度では、「原則として学部4年、修士2年の6年間」学ぶ必要があり、わざわざ2年間学生を継続することによるメリットをあまり感じていない学生が多く、大学院進学率は横ばいで推移しています。

    それを、一年間短くすることで、メリットを感じてもらう(特に文系学部)という狙いです。


    ー

    大学学部と大学院修士課程を5年で修了する一貫教育を制度化する

    ということですが、これは以前記事にしました東京大学の件を思い出して頂ければ分かり易いです。

    こちらは、東京大学というブランドと、70年ぶりの新学部設置ということで、中身も伴った魅力的なものになると思います。

    しかし、恐らくですが、今回の制度を利用した多くの大学ではこのような形にはならないでしょう。

    それは、ニュース内でも書かれているように、

    文系の場合、大学院修了が就職で有利に働かないばかりか、学部卒に比べて年齢を重ねており、経済面なども含めてむしろマイナス要素になる場合もあるとされる。

    という現状だからです。

    わざわざ大学院へ進学し専門的な学問を学ぶという単純な内容でしたら、以前記事にした、専門職大学のように

    制度は作ったが利用者が伸びなかった、という形になることが目に見えています。

    修士になったからといって、たった一年間の学問内容で、企業からのニーズを満たすとは到底思えませんし、そうすると学生側も修士になる理由はありません。


    ー

    こういった働き方をしていると、教え子から「大学院に進学したい」という相談を受けることも多いのですが、私は多くの場合

    原則、大学院進学はしなくて良い

    特に文系人間ならなおさら必要無い

    と言ってきましたし、これからは、さらに強く言うと思います。

    大学院での学びが濃密でない限り・大学院でしか学べないような内容でない限り、時間とお金の無駄になることは間違いないです。

    将来的に、民間企業に勤務&起業することを考えている学生ならば、


    大学院に所属している期間(1~2年間)を使って、自身の知識や能力を、社会人として必要なスキルにマイナーチェンジさせる


    ということに利用したほうが、明らかに有意義です。


    ーー

    もちろん、今回の制度を利用し東京大学のように魅力的な学部を作るという大学もあるでしょう。

    ですが、それはほんの一握りだと言い切れます。

    何故なら、上記したように「大学の収入を増やしたい」としか考えていない大学であれば、魅力的な学部にしようとすると経費が多くかかってしまい、儲からなくなってしまうからです。

    学生には、時間があると言っても、それをわざわざ無駄に浪費する必要はありません。

    今回の制度を、ただ単に「修士になりたいから」「大学院に進学したいから」と利用するのではなく、

    将来的に、この制度を利用する必要があるから利用する

    という、自発的な行動を起こすことが出来る学生になって欲しいです。



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    今回の画像は【ahiraga】さんからお借りしました。ありがとうございます。

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