
【AI音楽生成】SUNO AIで作成した楽曲をリリースしてみた - 音楽制作編
はじめに
近年、生成AI(Generative Artificial Intelligence)による音楽制作ツール「Suno AI」が大きな注目を集めています。テキスト入力だけで高品質な楽曲を生成できるSuno AIは、音楽制作の知識がない方でも簡単にオリジナル曲を作れる画期的なツールです。
2025年5月にリリースされた最新バージョン「Suno v4.5」では、最大8分間の楽曲生成、豊かなボーカル表現、複雑なジャンル融合など、従来のAI音楽生成ツールの限界を大きく超える機能が実装されました。
この記事では、筆者が実際にSuno AIで楽曲を生成した経験をもとに、具体的な手順と実践的なコツを詳しく解説します。
Suno AIとは
Suno AIはウェブブラウザまたはアプリから利用でき、特別なソフトのインストールは不要です。最新のv4.5では以下の革新的な機能が利用できます:
最大8分間の楽曲生成(従来は4分制限)
豊かなボーカル表現(3オクターブ以上の音域)
複雑なジャンル融合
日本語の自然な発音
アカウント作成と料金プラン

まず、https://suno.comからアカウントを作成しましょう。
プラン選択の重要性
重要: 商用利用を考えている場合は、必ずProプラン以上を選択してください。
無料プラン:1日10クレジット(10曲分)、商用利用不可
Proプラン:著作権が利用者に帰属、商用利用可能
無料プランでは、作成した楽曲の著作権が自分のものにならず、音楽配信サービスへのリリースができません。
楽曲作成の2つの方法
Suno AIでは、大きく分けて2つの方法で楽曲を生成できます。
1. Simpleモード(初心者向け)

音楽制作の知識がなくても簡単に楽曲を作成できる方法です。
手順:
ログイン後、画面左のメニューから「Create」を選択
「Description your song」の入力欄に、作りたい曲のイメージを記入(最大200文字)
「Create」ボタンをクリック
プロンプト例:
英語:「a happy J-pop love song with female vocals, bright melody, and upbeat tempo」
日本語:「明るくポップな恋愛ソング、女性ボーカル、キャッチーなメロディ」
ポイント:
英語でプロンプトを書く方が安定した結果が得られやすい
ジャンル、雰囲気、テンポ、楽器などを具体的に指定
生成時間は通常4分未満で、2つのバージョンが生成される
2. Customモード(上級者向け)

より細かい設定で、プロ級の楽曲制作が可能なモードです。
設定項目:
歌詞(Lyrics)
自作の歌詞を直接入力
「Auto」で歌詞を自動生成に任せることも可能
スタイル(Styles)
ジャンル、楽器、雰囲気などを詳細に指定
v4.5では最大1000文字まで入力可能
オプション(Advanced Options)
除外するスタイルを指定
ボーカルの声(男女)選択
Weirdness:楽曲の奇抜さ・実験性の度合いを調整
Style Influence:スタイルの忠実度を調整
日本語歌詞作成のコツ
良い例:
春の風が頬を撫でる
桜の花びら舞い散る中で
君と出会えた奇跡
忘れられない思い出ポイント:
4〜8行を目安に構成
句読点は使わない(音声がスムーズになる)
コーラスや節間に空行を入れる
「どんな雰囲気の曲か」も明記する
楽曲構成の指定方法
Aメロやサビなどの構成も指定可能です。[]でくくって指定しましょう。英語表記の方が理解してもらいやすいため、なるべく英語で表現します。
主な構成要素:
[Intro]:イントロ
[Verse]:Aメロ
[Bridge]:BメロもしくはCメロ
[Chorus]:サビ
[Outro]:アウトロ
一般的な構成例:
[Intro]
[Verse1]
xxx
[Bridge]
xxx
[Chorus]
xxx
[Verse2]
xxx
[Bridge]
xxx
[Chorus]
xxx
[Interlude]
[Pre-Chorus]
xxx
[Chorus]
xxx
[Chorus]
xxx
[Outro]実際の楽曲生成手順
ここでは、実際にデモテープをベースに楽曲を作成する手順を紹介します。
音源のアップロード

「Customモード」で「+ Audio」からUploadを選びます。この場で鼻歌的にメロディーを録音する場合は「Record」を選択できます。

アップロードが完了すると、音源のどこを抽出するのか範囲を調整できます。v4.5では最大8分まで取り込み可能になったのは非常にありがたいアップデートです。
Cover機能の活用

デモテープを元にアレンジしたい場合は「Cover」を選んで「Continue」ボタンを押します。
歌詞の調整

デモテープで歌っていた歌詞が自動的に文字起こしされてLyricsに入力されますが、認識精度の問題で正しくない場合があるため、必要に応じて修正します。
スタイルの設定

Stylesのプロンプトは英語の方が精度が良いため、日本語で作成したものを翻訳して英語で入力することをお勧めします。
Advanced Optionsの調整

「Advanced Options」では、楽曲作成の細かな調整が可能です:
Weirdness:楽曲の奇抜さ・実験性(推奨:25%)
Style Influence:スタイルの忠実度(推奨:95%)
Audio Influence:音源の忠実度(推奨:95%)
最終設定と生成

「Song Title」にタイトルを入力し、「Create」(またはRemix)ボタンを押して楽曲を作成します。最大5分の曲を2つ仕上げてくれます。
実際に使用した感想
良かった点
ボーカルの品質:v4.5では息継ぎや感情表現が格段に向上
メロディの自然さ:キャッチーなフックが自動生成される
全体的な音のバランス:ミックス・マスタリングも自動で最適化
課題と対処法
パート分けの難しさ:男女のツインボーカルのパート分けが意図通りにならない場合がある
歌詞の読み間違い:()括弧書きで読み方を指定することで改善
楽器の再現:ハーモニカなど一部楽器の再現が苦手、サックスは得意
品質向上のための実践的テクニック
リジェネレーション戦略
最低3回は生成を試す
良い部分を組み合わせる(Edit機能使用)
プロンプトの段階的調整
第1段階:大まかなジャンルを指定
第2段階:楽器や雰囲気を追加
第3段階:具体的な参考アーティストのスタイルを追加
Cover機能の活用
気に入った楽曲を別のスタイルでカバー
ジャンルを変更してリメイク
まとめ
Suno AIのv4.5は、AI音楽生成の新たな可能性を切り開いています。適切な設定と試行錯誤により、プロレベルの楽曲制作が誰でも可能になりました。
特に重要なのは:
Proプラン以上の契約(商用利用のため)
英語プロンプトの活用
Advanced Optionsの調整
複数回の生成による品質向上
生成した楽曲をApple Music、Amazon Music、Spotifyなどの音楽配信サービスにリリースする方法については以下で詳しく解説します。
もっと詳しい内容は以下の記事で詳しく紹介しています。
この記事は2025年8月時点の情報に基づいています。AI技術と法規制は急速に変化しているため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。