
小さな一歩が、やさしく光る夜に。#4行エッセイ|企画参加作品紹介 第9弾
「#4行エッセイ」は、原稿用紙4行=80文字以内で綴る小さな物語。
たった4行なのに、そこに息づく人生の厚みは、読むたびに胸を灯してくれます。
個人企画の募集はすでに終了しましたが、タグをつけて投稿していただけると嬉しいです。
書くことが好きな方なら、いつでもこの場所に戻ってこられる。
そんな“ことばの図書館”のような企画になれたらと思っています📖✨
遅ればせながら、今回の第9弾は8人の方々の作品をご紹介します!
🍞 失うものと手に入るもの|ねこのて さん
日々の中で、少しずつこぼれ落ちていく記憶。
でも、新しい香りや習慣が、ちゃんと未来を満たしてくれる。
“いまさら”という言葉に、静かに蓋をして前に進む姿が心に残ります。
⏰ 忘れん坊で働き者のあなた|極夜 さん
待つこともまた、やさしさの一形。
長く寄り添ってきた関係だからこそ、言葉ではなく“余白”で通じ合う温度があります。
日常のひとこまに滲む、プロとしての誠実さと人間味。
🚗 あっ!そうじゃなくて|shogo さん
伝えることのむずかしさ、そして奥深さ。
“教える立場”の人間が気づくのは、結局いつも“伝わらなかった自分”への省察です。
言葉に責任を持つ――そんな誠実な眼差しが宿る一篇。
👕 しわしわTシャツ、ため息ひとつ|くろいるすけ さん
肩がずり落ちたTシャツにこそ、生活のぬくもりがある。
小さな“がっかり”をやさしく丸めて笑いに変える、成熟したまなざし。
夫婦の間に流れる、静かな“おたがいさま”の呼吸を感じます。
🍳 レシピの愛|だれか のん さん
料理は、言葉より雄弁に“愛”を語るもの。
レシピの名前ひとつにまで、誰かへの想いが染みていく。
毎日の食卓こそが、いちばん身近な物語であることを思い出させてくれます。
🤝 あやふやのまんま|ちょろす さん
「決めつけずにいること」――それは、現代では少し難しい勇気。
調べすぎない、断定しすぎない、そんな“余白の美しさ”を4行で描き切る。
やわらかな余白が心を解きほぐすような一作。
🍎 ノスタルジック|toka さん
何気ない瞬間に蘇る、錆びついた“かなわなかった恋”。
香りや音が記憶を揺らす、その刹那の痛みと甘さ。
読む人それぞれの“青春”を呼び覚ます、静かな波紋のような余韻。
🌅 怯える気持ちを脱ぎ捨てて|さちともこ さん
「失敗したくない」と思う心をそっと脱いだとき、
はじめて見える景色がある。
恐れよりも未来を信じたい――そんな希望を込めた4行に、
読後、深呼吸したくなる明るさが灯っています。
💬 あとがきに代えて
8人それぞれの“ことば”が、
どれも違う色の灯りで、静かに寄り添ってくれました。
怯えながらも進む勇気、忘れかけたぬくもり、そしてやさしいユーモア。
4行という短い世界の中で、人の強さとあたたかさを感じます。
🕊️過去の紹介記事はこちらから
第1弾|トップバッター3作品
第3弾|夏の幸福や贈り物、母の教え
第6弾|9つの物語、9つの余韻。
第7弾|日常の片隅に、光るもの。
第8弾|心の奥に灯る言葉たち。
募集はすでに締め切りましたが、
「#4行エッセイ」のタグは、これからもあなたの言葉を受け止める場所です。自由に使ってくださいね。時々、覗きに行きます!
短いからこそ、伝えられることがある。
80字の中にこめられた想いは、今日も静かにページの隙間で息づいています。
どうかこれからも、あなたの言葉で物語を紡いでください。
📖お読みいただき、ありがとうございます💖
今日も、あなたの心に小さな灯りがともりますように。
喜木 拝