
読書メモ53「マンガでわかる!発達障害とグレーゾーンの人が見ている世界大全」
柏先生(勝手に呼んでるだけで面識はない)の著書。
界隈にいたというのもあるので、私にとっては
「うんうん、そうそう」
の確認が主だった。
マンガの部分も、文字の部分も読み慣れた単語だらけなので
さらさらと読み進む。
なので、「わかりやすかったです!」のようなレビューは
全くの素人さんに譲りたい。
分かりやすいのかどうか分からないけど、とても丁寧に
言葉を選んで書かれていて心が温かくなったことだけは
強めに言っておきたい。
振り返って我が家
子どもの頃のあんなこんな。
私がストライク発達障害なので息子にあんなこんながあっても
「私もそうだったよ」
と思ったし、ついでに言うと息子の父親もどストライクなので
「俺もそうだったよ」
で、発見が遅れるという状態にもなったのである。
理解者とサバイバーを身近に持つ息子なんかは
ラッキーな方なのかもしれない。
とはいえ、あの子は斜め上なところがあるので見ていて面白い。
中学1年くらいかな?突然「行ってみたかったから」と早稲田の学祭に一人で行ってみたり。
普通、怖くない??
お祭り男なので神輿も屋台もなにもない早朝からずっと出かけるとか意味わからないテンションの高さとか。
息子のことも何でそんな行動を?と思うことがあっても
理由を聞けば納得できるものばかり。
「常識に従わなきゃいけない」という考えに沿ってる人が自分の頭で何も考えてないところに、自分の考えや苦手なことに沿って行動している子どもを理解できるのかな。
「困った子」と嘆く前に、何の疑いもなく人間の行動を「こういうものだ」と決めつけている自分の世界の狭さこそ反省すべきなんじゃないかなと、思うんだけど。
責めてるわけじゃなくて、私の母親が
「子どもは外で走り回って遊ぶもの」
と思い込んでいたのでそうしない私はイレギュラーだし、強いられて苦痛だったということから。
ぎりぎり上手く擬態できてると思ってたけど
もしかして全然ダメで、ちゃんとできてないのかもと最近知った。
ただ、私の場合はまだ「変な人」の枠に入ってるから
そこまでは苦しくないというか。
孤独ではあるけど、人間付き合い苦手だから仕方ない。
障害のモデル
私は昔から、障害は社会モデル派。
その人の個別の困りごとに対応するのが医学モデル。
目が悪い人に補聴器付けても仕方ないでしょ?それが医学モデル。
障害のない人が難なく歩ける道も、
障害のある人にとっては、障害物競走かっつーものがいっぱいある。
そう、障害は走路にあるのさ。
この考えは多分お仕事にも役立っていて、
「気合と根性」で「次から気を付けます」みたいなのは
何の役にも立たない。
システムとしてヒューマンエラーを減らすようにしなくてはいけない。
そのスキームを考えていくのが私は好きだし比較的得意だ。
なんて、私がADHDだから細かいミスが多いだけだけどね。
そんなもんAIに任せておけばいいんだよ、という世界はウェルカムである。
最近はICFモデルというのもあるのね。
International Classification of Function, Disability and Healthだって。
人間というものの深みと厚みを加えた指標なのかもね。
いいことを知った。臨床では評価が大変だろうなという感想も笑
参考資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002ksqi-att/2r9852000002kswh.pdf
さて、おしまい。