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お化けは逃げ遅れた

    子どものころ、怖いくせに
    心霊系の話を読むのが好きだった。
    でも本を家に置いておくのは怖いし
    全部読んだら絶対怖いから数行だけ立ち読み。

    本屋さんすみません。

    あの頃は宜保愛子の本も読んだりして
    一人で勝手に怖くなっていた。

    たいがい読んだ日は、お風呂の鏡が怖くて
    石鹸の泡をつけて見えないようにするか
    できるだけ目をつむらずに、顔や頭を洗ったり。

    そんなに怖いなら見るのやめなって、と
    タイムマシンがあったら
    過去の自分に話しかけて、多分止める。

    でも知らないおばさんが
    いきなり声をかけたら、それもある意味ホラー。


    当時とても不思議に思っていたのは、心霊写真。

    いまはAIもあるしPhotoshopでいらないものも消せるから
    どうせ偽物でしょと思うことの方が多いけれど
    当時は、どうしてもわからなくて怖かった。

    白っぽい光が写りこんだり
    足がなくなったり
    手が増えたり…。

    怖い話は、夢かも知れないし
    誰かが作った話かもしれない。
    証拠が残るわけではないから
    いくらでも怖い話は作れる。

    でも写真だけは、残っているし説明がつかない。

    見なければいいのに、
    本屋でまた怖い本を少しだけ見て
    怖い思いをしていた私は、こう思うことにした。

    『心霊写真はタイムマシンで来た未来の人』、だと。

    未来の人は過去を変えてはいけない。
    でも、過去の自分が見たくなり覗きに来た時に
    逃げ遅れて、写ってしまったりしたのではないか…と。

    そう思うと、何かが増えた方は説明がつく。



    では、消えたほうは…?

    そっちは、あまりにも
    しっかり写ってしまった。

    見えたら歴史が狂うから
    取り締まりで、何らかの処理をされて
    消されたのでは…?

    うん、説明がつく。


    顔?
    顔は、写真に写ってしまって
    未来人がキャー!ですよ。
    たいがいムンクみたいになっているし
    顔が分からないから、歴史も狂わない。


    白い謎の玉みたいなものは、
    埃だと誰かが言っていた。


    全部説明つくじゃん…と
    強引に思い込み、やり過ごしていた。


    大人になっても、お化けは怖かった。

    学生のときに友人から
    お化けより生きている人間の方が怖いと
    聞いて「確かに」と納得した。

    私は、その2本立てで
    「お化けが怖い」を自分の中で落ち着かせてきた。

    それでも、たまに怖い漫画を読んでしまうと
    廊下の電気を消すときに
    暗闇を見ないようにして、慌てて部屋に入る。

    だって、「なにか」が見えたら嫌だから。


    なんでそんなことに…?
    ▶手が臭う…?異臭を放つプリント

    憧れをこじらせた私がつくったモノ
    ▶ 子どもの私が、家の地下に作ろうとしていたもの

    雨警報…?
    ▶ 雨が降ると叫ぶ小学生

     
     
    笑いも、スカッとも、たまに不運も。 日常や職場で起きた実体験を中心に、 希少な病気体験談、映画・ドラマ考察、 音楽のことなどを書いています。 交通事故で脳脊髄液減少症になり闘病中。 誰かの参考や、息抜きになりますように。 Instagram▶︎写真&🎥 TikTok▶︎AI🎥

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