
【福島】星野リゾートデビュー|磐梯山、会津
2026年の夏終わり、ひとり旅の欲が最高潮に高まっていた。
今年の年明けすぎから続けていた転職活動に区切りがつき、現職の方にも退職の旨を伝えたタイミングで、ほんの2週間ばかりの有休消化期間を何に充てようか、夜な夜な私は思案していた。社会人になってしまうと、お盆だとか年末年始だとかの、世の大半が休みとなる連休を除いて平日に長期の休みを取ることはなかなか難しい。
今の仕事に転職した時の有休消化期間では、引越しに充てて、手続きだとかその土地勘を掴むためにぐるぐる歩き回ったりと、日常の延長線な過ごし方をしていた気がする。だから今回はちょっと羽も足も伸ばして、日常生活では行かないような場所に行ってみたかった。
実はまだ有休消化期間では無いのだけど、ひとり旅への予定を立てたことで急激にそのハードルが下がったせいか、退職前の週末に有給を使ってふらっと近場なら行ける気がした。
思い立ったが吉日。泊まってみたかった星野リゾートに行こう。
心の赴くままホイホイ予約をとって、初の星野リゾートは福島・磐梯山に白羽の矢がたった。

行くぞ、福島
今回の福島までは東北新幹線を利用。
東京から郡山まで約1時間半で到着するのだから、交通の便とは恐ろしいものだ。でも、その時間さえも楽しむには欠かせないものがある。そう、駅弁だ。
幸いなことに東京駅には、それはもうたくさんの駅弁を取り扱う店舗があるから、駅弁には困ることがない。むしろ何を選ぶのかという贅沢な悩みすら発生するくらい。今回は大丸東京の中をうろうろして、ごっつ食べなはれさんの西京粕漬け焼き鮭ハラス弁当に決定!ハラスのとろみと粕漬けの風味でご飯が進む進む。ちょっと良いお弁当持って出かける楽しさってありますよね…移動の時間が待ち遠しいとすら思うもんな…。
出発から幸先が良い感じ!一人旅の始まりです。

ビジュアルからして美味しそう
無人駅からホテルへ
今回宿泊する磐梯山温泉ホテル by 星野リゾート は、福島県内の無人駅・磐梯町から、ホテルが手配してくれるシャトルバスを使って移動する。シャトルバスは事前予約制で、到着予定時間を考慮しながら郡山〜磐梯町までを移動する必要がある。
無人駅とあるように超ローカル線なので、郡山から出る電車の本数は1時間に1本ぐらいで、しかも降車駅によってはICカードは使用できない⚠️。磐梯町は無人駅にあたるので、切符が必要なのが注意。降車する時に、先頭車両の車掌さんに切符を渡すフローになっている。
私も最初はICカードで入ったのだけど、不安になってネットで調べ直したところ切符じゃないとダメと気付いて慌てて買いに走った。1時間に1本にプレッシャーで変な汗をかいたのを今でも覚えているので、時間に余裕を持っていくことをオススメする。


無事に駅に到着し、シャトルバスに乗ってホテルに到着。
個人的な感想で恐縮だが、星野リゾートと聞いてイメージするシャープな印象というより、どこか懐かしさのある施設だなぁと感じだのが第一印象。冬のシーズンに使われるホテルのあの独特な雰囲気に似ているからだろうか。
至る所に赤べこが居て、福島らしさを表現している。



ロビーにウェルカムドリンクとして、発酵けんこう味噌汁が置かれているのだが、これがとっても美味しい!具は無いんだけど、まろやかで甘みのあるお味噌汁。スタッフさんに聞いたところ、甘酒・お味噌・バターで作られているとのこと。自宅でその材料で作ってみたら近いものができて、ジェネリック星野リゾート味噌汁として我が家では好評だ。
施設を抜けて外に出ると、広い敷地が広がっており、遠くには磐梯山も見える。ハンモックもあるのでここでのんびりしたり、近くではマシュマロを焼く体験もできるみたい。あいにくの曇りだったが、都会の喧騒を離れる意味で、自然に囲まれて気分もスッキリできたのがよかった!


そしてオールインクルーシブの楽しみは、ホテル完結でさまざまな体験ができること。ロビー横にあるバーカウンターでは利き日本酒を体験することができる。日本酒があまり得意でないけれど、せっかくならと「飲みやすくて甘いのください!」と言って2つ紹介してもらった。お猪口でついでもらったものは自室にも持ち帰ることもでき、ちびちびと楽しむことができる。

夜になるとロビーで櫓を囲んで「あいばせ!踊らんしょ」が行われる。
スタッフの方々が宿泊客を巻き込んで、会津民謡に合わせて踊る催し。最初こそ見ているだけだったお客さんたちも、最後には一体となってぐるぐる踊り歩いているのは、さすがの巻き込み具合だった。

会津若松

福島2日目は、磐梯町から会津若松へ。
このエリアでは白虎隊が有名だけれど、その名称だけ知っていてその詳細については詳しくは知らないので、勉強がてら会津若松城(鶴ヶ城)を見学してみることにした。
駅から徒歩で約40分。
城内には遺構と、会津藩にまつわる歴史の展示がされている。高校生の頃、新撰組が好きで日本史を選択していた自分にとっては、ここがこう繋がる…!と感慨深いものがあった。天守閣に近いところまで登り切ると、会津の街が一望できるのも良い。


美味しいものたち
歴史に触れたところで、今度は腹ごしらえ。
聞くところによると、会津はみそ田楽が郷土料理のよう。ホテルでもお味噌汁が振舞われていたし、もう少し福島の味噌を味わいたい。そんな想いでみそ田楽の名店、満田屋さんにお邪魔することにした。
囲炉裏の炭火でじっくり焼き上げた串に、甘いみそを塗った一品が最高。串によってみそも変わり、柚子みそや甘みそ、山椒みそなど旨く使い分けて提供されているのもこだわりを感じる。個人的なお気に入りはニシンと山椒みその組み合わせ。パリパリのニシンの皮に山椒の風味がとっても合う!
店内ではみその販売もしているので、気に入ったものがあれば購入して帰ることができるのも素敵。


田楽を楽しんだところで、新幹線の時間が迫っていたので郡山へ。
福島旅の最後にもう一つご当地のものを食べて帰ろうと、クリームボックスを入手。厚切りの食パンに濃厚なミルククリームをたっぷり塗ったご当地パン。クリームの優しい味わいで、200円くらいの手頃な価格で買えるのも良かったな。

おわりに
前回の滋賀旅行もそうだったけど、よく歩きよく食べた旅だった。
教訓としては、いつもの移動手段と異なる場合は、事前によく調べておこうねってこと。特に無人駅は注意。ICカード使えませんは都内に住むことに慣れてしまった人には痛手。次の旅ではそこも織り込んで計画せねば。
オールインクルーシブホテルへの憧れから福島の星野リゾートにしたけれど、もっと星野リゾートっぽいホテル(漢字一文字のシリーズのあれ)もあるから、いずれはそこにも泊まってみたいものだ。

他の旅行記はこちら↓