
Hanesボクサーパンツ モノとルキ#6
五枚組のボクサーパンツを買うというのは、ちょっとした賭けだ。
カルバン・クラインから始まった僕の下着遍歴は、
Lee、ラルフローレン、BROS by WACOAL等を経て、
やがてHanesの五枚組に辿り着いた。
よく、モノ系の雑誌にも「究極のコスパ」のように取り上げられていて、
「一度は試してみるか」と思いながらも、
最初に購入するまでは抵抗があった。
最初の不安は「もし合わなければ五枚全滅」という恐怖。
けれど履いてみれば「普通に」快適だった。
「普通に美味しいよ」とか「普通に可愛いね」とかは
女性には言っていけない言葉だが、パンツは普通でいいですよね?
次なる試練はアソートカラーだ。
五枚の中には必ず「異端児」が紛れ込んでいる。
「この色はちょっと……」というやつだ。
店頭でパッケージを手に取り、別の組み合わせを探す。
この宝探しが意外と楽しい。
センスの良いものを求める気持ちは消えていない。
朝、引き出しを開けて今日の一枚を選ぶ。
5枚の中から、その日の気分のものを選ぶ。
ハズレも含めて購入したパックの場合は、なるべくハズレなものを
はきたおして早めに消耗させる。
そして何より、たまに出会う「五枚組プラス一枚」の六枚入り。
それは迷わず買いの瞬間。
そして、一、二年ほどで五枚がへたってくる頃、また僕は店に向かう。
コスパという名の小さな冒険を、今日も楽しんでいる。
