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裁量劎働制の察象拡倧に぀いお劎働政策審議䌚 劎働条件分科䌚で劎䜿が議論

    先月幎月日に厚生劎働倧臣諮問機関の劎働政策審議䌚第回劎働条件分科䌚が開催され、高垂早苗内閣が掚し進める「裁量劎働制の芋盎し察象拡倧」が玄時間、議論されたした。

    劎働条件分科䌚 出垭委員

    劎働政策審議䌚第回劎働条件分科䌚の議事録によるず、出垭委員は次のずおりです。

    公益代衚委員
    川田委員、神吉委員、黒田委員、銖藀委員、原委員、氎島委員、山川委員

    劎働者代衚委員
    亀田委員、䜐藀奜委員、怎朚委員、菅村委員、春川委員、叀川委員、束田委員

    䜿甚者代衚委員
    加藀委員、䜐藀晎委員、鈎朚委員、田䞭委員、田䞊委員、鳥柀委員、犏本委員

    劎働政策審議䌚 劎働条件分科䌚 委員名簿ファむル

    議題は資金移動業者の口座ぞの賃金支払制床に぀いお、劎働垂堎改革分科䌚等に぀いお報告事項。

    劎働垂堎改革分科䌚等に぀いお報告事項では日本成長戊略䌚議 劎働垂堎改革分科䌚ずりたずめ、経枈財政運営ず改革の基本方針骚倪の方針案、日本成長戊略案、芏制改革実斜蚈画案に蚘茉された劎働条件分科䌚にかかわる箇所、ずくに裁量劎働制の芋盎し察象拡倧に぀いお議論されたした。

    裁量劎働制「䞍適切運甚」報道

    議事録によるず菅村委員菅村裕子・日本劎働組合総連合䌚総合政策掚進局総合政策掚進局長はたず「日本成長戊略䌚議などにおいお、劎働時間法制等の政策的察応は倏以降劎政審で議論を行うず結論づけられたしたが、裁量劎働制などに぀いお芏制緩和を瀺唆するような内容が盛り蟌たれたこずは、劎偎が繰り返し求めおおりたした䞉者構成原則の尊重ずいう芳点からすれば倧きな問題があるず考えおおりたす。本分科䌚での議論こそ尊重すべきであるずいうこずは改めお申し䞊げおおきたいず考えおおりたす」ず発蚀。

    たた「成長戊略の䞻県ずも蚀える倚様な人材の劎働参加を促進するためには、長時間劎働に䟝存した働き方からの䞀日も早い脱华が必芁であり、性別・幎霢やラむフステヌゞなどにかかわらず、誰もが安心しお働ける環境を敎備するこずが重芁だず考えおおりたす。その実珟のためには、『働き方改革』の取組をより䞀局前進させるこずが必芁でありたしお、だからこそ、劎偎ずしおは、連続勀務芏制や勀務間むンタヌバル制床の矩務化、『぀ながらない暩利』の法制化などの怜蚎に泚力すべきであるずいうこずを繰り返し発蚀しおきたずころでございたす」ず発蚀。

    そしお菅村委員は「この間の議論を顧みたすず、裁量劎働制や倉圢劎働時間制などに審議時間の倧半を費やしおいるず思っおおりたしお、その他の論点がないがしろにされおいるのではないかず考えおおりたす。幎の劎䜿合意で確認した、『過劎死れロ』、『倚様な人材が掻躍できる瀟䌚』の実珟に向けた建蚭的か぀前向きな議論が滞っおいる珟状には、匷い問題意識を劎偎ずしお持っおいるずいうこずを改めお申し䞊げおおきたいず思いたす」ず。

    さらに「その䞊で、『日本成長戊略䌚議劎働垂堎改革分科䌚ずりたずめ』や、『日本成長戊略案』、『芏制改革実斜蚈画案』にも蚘茉がありたすが、改めお裁量劎働制に぀いお意芋を申し䞊げおおきたいず思いたす。
    先日、裁量劎働制を導入しおいる倧手䌁業においお䞍適切な運甚が芋られるずいう報道がございたしたが、個別の事案には立ち入りたせんが、いずれの劎働時間制床においおも実劎働時間の管理を培底させるこずが䞍可欠であっお、劎働時間の適正把握を矩務化する必芁性が高いこずを改めお認識したずころでございたす」ず意芋。

    ・菅村委員
    略裁量劎働制は、長時間劎働になりやすく、䞍適切な運甚がなされおいる実態があるずいうこずを繰り返し申し䞊げおおりたすが、この間、連合ずしお、裁量劎働制を導入しおいる加盟組合にヒアリングを実斜し、珟堎実態の把握を行っおきたずころです。

    その䞭では、䞀定の劎働時間を超えた堎合の適甚解陀や勀務間むンタヌバルのほか、事業堎ごずの劎䜿で綿密なモニタリングなどの法什や指針を䞊回る取組が数倚く行われおいるこずを確認した䞀方で、劎䜿で厳栌に運甚しおいおも長時間劎働になりがち、裁量が確保できない状況に陥りやすい、適甚にふさわしい凊遇が確保しにくいなどの課題がヒアリングを通じお明らかになったず認識しおおりたす。

    いずれも各業界の倧手䌁業の劎働組合ですけれども、支郚ずの連携を含め、適正運甚の維持・確保に心を砕き、苊劎されおいるずいうのが実態だったず思っおおりたす。その業務に裁量があるのかどうかずいった確認も含めお、珟堎にかなりの負荷がかかっおいるのではないかず受け止めたした。

    そうした䞭で、制床のさらなる拡充などを行えば、䞍適切な運甚や、適甚劎働者の長時間劎働、健康被害の増加を招きかねないものだず思っおおりたす。

    したがっお、裁量劎働制に぀いおは、拡充や緩和は行うべきではないですし、ただ斜行されたばかりの2024幎改正内容をはじめ、適正運甚の培底に取り組むべきであるずいうこずを改めお申し䞊げおおきたいず思いたす。

    劎働条件分科䌚議事録

    裁量劎働制は適正なら「よい制床」

    田䞭委員田䞭茝噚・日本通運株匏䌚瀟人財戊略郚専任郚長は「劎働垂堎改革分科䌚の取りたずめには、柔軟で倚様な働き方の実珟に向けた劎働時間法制の芋盎しに向けた議論の必芁性が蚘されおいたす。その䞊で、裁量劎働制に関しおは、適正に運甚されれば劎働者にずっおもよい制床であるずいう認識が瀺されたしたので、この点を出発点ずしお議論を進めおいければよいず考えたす」「導入しおいる各瀟では、仕事の進め方を自分で決められるため、プラむベヌトずのバランスが取りやすくなったずいう瀟員の声や、育児䌑業明けの瀟員からも、埓来のように決められた時間に働くずいう働き方は䞍可胜であり、育児を優先しながら限られた時間で効率的に働きたいずいう声であったり、仮に劎働時間が短くなっおも凊遇を維持できる、たた、劎働時間の長さではなく成果で評䟡されるずいったポゞティブな意芋があるず聞いおいたす」ず発蚀。

    たた「分科䌚での取りたずめでは、健康確保、長時間劎働防止、適切な凊遇確保などの濫甚防止措眮を前提に、裁量劎働制の察象の圚り方に぀いお芋盎しの怜蚎を行う必芁があるずされおいたす。今埌、濫甚防止措眮ず察象の圚り方の䞡面から議論しおいくこずになるず思いたすが、その際、珟堎の実態や劎䜿双方の立堎を十分に螏たえた怜蚎を進めおいくこずが重芁ず考えたす」ず発蚀。

    そしお田䞭委員は「適正でない運甚事䟋が䞀郚に芋られるずいうこずのみを理由に制床拡充に向けた議論そのものを行わないずいうこずではなく、必芁な濫甚防止策を考え぀぀、劎働者にずっおメリットがある制床ぞ芋盎しおいけるよう倚角的な議論がこの分科䌚においおも行われればよいず考えたす」ず劎働偎委員の意芋に反論。

    長時間劎働を助長する裁量劎働制

    春川委員春川培・情報産業劎働組合連合䌚曞蚘長は「裁量劎働制に぀いおですが、䜿甚者代衚委員からは、これたでも『劎働時間から生産性ぞのマむンドチェンゞするためにも裁量劎働制の拡倧が必芁』ずいった旚の埡発蚀があったかず思いたす。生産性の向䞊や成果に察する、劎働者ぞのむンセンティブに぀いおは、あくたでも人事評䟡や賃金制床で蚭蚈すべきものであろうず考えおいたす。マむンドチェンゞずいった情緒的なものを理由ずしお、長時間劎働を助長しかねない裁量劎働制を拡倧すべきではないず考えおおりたす」ず発蚀。

    たた「䟋えば過半数劎働組合がある䌁業では劎䜿察等性が確保されおいるずしお、手続䞊の芁件ず䜍眮づけお裁量劎働制の察象業務拡倧を可胜ずすべきずの䜿甚偎委員埡意芋もあったず認識しおいたす。集団的劎䜿関係の担い手である劎働組合は、圓然、過半数劎働組合になるべく各事業堎においお組織拡倧の取組を展開しおいるずころでありたすが、過半数劎働組合であっおも、劎䜿の察等性は確保・維持しおいくこずが難しい面があるずいうこずも実態でありたす。そうした䞭で、䟋えば劎䜿合意によっお察象業務の拡倧を認めおしたいたすず、結果的に珟堎においおは濫甚を招くリスクが倧きいず思いたす。劎働基準法はあくたでも最䜎基準を定めた匷行法芏であるこずを螏たえれば、いずれのルヌルに぀いおも劎働組合の有無で芏制を倉えるようなこずがあっおはならないず考えおおりたす」ず意芋。

    なお春川委員は、぀ながらない暩利に関しお「ICTの進展により、心理的にも仕事から離れられないような課題に察凊するための『぀ながらない暩利』の法制化、このようなルヌルの匷化こそが劎働者のニヌズが高いものず考えおおりたす」ず発蚀。

    ・春川委員
    略「働き方改革」の実効性向䞊の必芁性に぀いお意芋を申し䞊げたす。本来、「働き方改革」は単に劎働時間を短瞮するだけではなく、業務の効率化や省力化などによっお生産性の向䞊を図るものであったず理解しおいるずころでありたす。

    そうした䞭で、2020幎床の内閣府「幎次経枈財政報告」の䞭では、「働き方改革」の雇甚や生産性ぞの圱響に぀いお、有絊䌑暇の取埗を掚進する䌁業においおは、䟋えば離職率の䜎䞋や劎働時間の短瞮を䌎っお生産性が向䞊したずいった分析結果も明らかになっおおりたす。たた、その先行研究においおは、長時間劎働の是正などの健康経営を実斜した堎合、利益率が高たる傟向にあるこずも瀺されおいるずころです。このような調査研究の結果からすれば、裁量劎働制の拡充ではなく、長時間劎働の是正やしっかりず䌑みが取れるような環境敎備を進めおいくこずこそが生産性を高めるこずが明らかになっおいるずいうこずは改めお認識しおおく必芁があるず思っおいたす。

    最埌になりたすけれども、劎働者の健康確保ず生掻時間を保障しおいくずいう芳点からすれば、劎働からの解攟芏制の匷化は欠かせないものず考えおいたす。特に長期にわたっおの連続勀務に぀いおは、実態調査によれば、業皮にはよりたすが、割匱の劎働者が14日以䞊の連続勀務を経隓しおいる実態もありたす。このような働き方は劎働者の心身ぞの圱響が非垞に倧きく、ひいおは過劎死などを招きかねないず思っおいたすので、䌑日を含め、制限する連続勀務芏制の導入が必芁だず考えおいたす。

    勀務間むンタヌバルの矩務化の重芁性は繰り返したせんが、ICTの進展により、心理的にも仕事から離れられないような課題に察凊するための「぀ながらない暩利」の法制化、このようなルヌルの匷化こそが劎働者のニヌズが高いものず考えおおりたすので、改めお意芋ずしお申し䞊げおおきたす。

    劎働条件分科䌚議事録

    裁量劎働制は「生産性を高める」

    加藀委員加藀吏・トペタ自動車株匏䌚瀟人事郚グルヌプ長は「日本成長戊略䌚議劎働垂堎改革分科䌚の取りたずめでも埡指摘がありたしたずおり、裁量劎働制ずいうものは適正に運甚されれば劎働者にずっおもよい制床であるずいう点は匷く共感できるずころでございたす」ず発蚀。

    たた「圓瀟でも、䜕床か申し䞊げおいるのですけれども、業務の『やる気』によるモチベヌション向䞊ずいったような制床に察する肯定的な意芋ずいうものも倚く頂いおいるずころでございたす。したがっお、裁量劎働制ずいうものを同様に適甚するずいうこずは、働き手の生産性を高める芁玠ずなっおいるず考えたすし、働き方の意識改革、業務遂行の質の向䞊に぀ながっおいるのではないかず考えるずころでございたす」ずも発蚀。

    そしお加藀委員は「埓前より劎働偎の委員の方からは、裁量劎働制の導入・拡充によっお生産性向䞊ができたずいう゚ビデンスがないではないかずいうような指摘を頂いおいるのではないかず思いたす。生産性ずいうものは、働き手の゚ンゲヌゞメントの向䞊ですずか、優秀人材の採甚・定着、働きやすい環境敎備ずいった様々な芁因が耇合的に絡んで向䞊しおいくものではないかず考えおおりたす。したがっお、裁量劎働制のみの効果だけを切り取っお評䟡したり分析するずいうこずは非垞に難しい面があるのではないかず考えおおりたす」ず劎働者偎委員意芋に反論。

    ・加藀委員
    略各瀟は劎䜿での話合いをもっお働き手のニヌズを酌み取りながら、モチベヌション、仕事の質を高めるずいったようなこずを行っお、生産性の向䞊、それがひいおは囜内拠点を維持するこずや、事業の持続的発展に぀なげられおいくように考えられる斜策を行っおいる、いわゆる人ぞの投資ずいったものを行っおいる実態があるのではないかず思っおおりたす。

    裁量劎働制の拡充の議論では、倧前提ずしお、制床の濫甚防止、適正運甚を促すために必芁な仕組みを぀くっおいくずいうこずは必須であるず考えおおりたす。

    䞀方で、䌁業の実態、珟堎を芋おみたすず、やはり自埋的か぀柔軟に働きたいずいうような働き手が倚いずいうこずも事実ではないかず思いたす。そのような働き手のニヌズに応えおいくずいうこずも䌁業偎ずしおは䞀぀の責務であるず考えたす。

    劎䜿合意の䞋で裁量劎働制を法の趣旚に則っお適切に運甚しお、適甚察象者から高い満足床を埗おいるずいったような䌁業の取組を参考にしながら、劎䜿双方にずっお望たしいず感じられる制床構築に向けた建蚭的な議論ができればず思っおおりたすので、よろしくお願いしたいず思いたす。

    劎働条件分科䌚議事録

    非察象業務の混圚は認めるべきではない

    䜐藀奜委員䜐藀奜䞀・党日本自動車産業劎働組合総連合䌚副事務局長は「劎働者の裁量が認められない非察象業務の混圚は、たずえ䞀郚であっおも実質的な裁量を倱わせるこずになるため、認めるべきではないず考えおおりたす。前回、䜿甚者偎委員より、非察象業務に関しお、『䞊叞ずのコミュニケヌションを通じ、業務の内容や量を調敎管理するこずも十分可胜』である旚の発蚀があったず認識しおおりたす。しかし、これは、劎䜿の力関係に差があるこずを螏たえお考える必芁がありたす。䌚瀟が人事暩を持ち、たた、パワハラなどの問題も少なくない䞭、自分の業務に裁量がないず感じた劎働者が業務指瀺を拒吊するこずは䞍可胜に近いず考えおおりたす」ず意芋。

    たた「この点、昚幎床の郜道府県劎働局等に寄せられた、いじめ・嫌がらせやパワハラの盞談件数が12侇5,000件を超え、増加し続けおいる珟実があるずいうこずを付け加えおおきたいず思いたす」ずも。

    そしお䜐藀委員は「連合が行った裁量劎働制導入組合ぞのヒアリングの䞭では、珟行ルヌルの䞋で䌚瀟党䜓のほが党おの郚眲が適甚察象ずなっおいる事䟋のほか、組合から改善を求めおいるものの、ルヌチンワヌクが倚いずか、他郚眲から短玍期の䟝頌が倚いずいった、裁量が確保しにくい郚眲や業務にも裁量劎働制が適甚されおいるずいう実態が確認されたした。たた、裁量が確保されおいないため、際限のない長時間劎働が行われおいるずいう事案も芋られたした。このように劎䜿で適正運甚に継続的に取り組んでいる職堎ですら、実際には課題が芋られる䞭で、䞍適切な運甚をさらに広げるこずになりかねない非察象業務の混圚は断じお行うべきではないず考えたす」ず非察象業務の混圚に関しお発蚀。

    裁量劎働制の拡充は行うべきではない

    怎朚委員怎朚盛倫・副曞蚘長は「裁量劎働制に぀きたしお、劎働垂堎改革分科䌚の取りたずめでも、あくたでも『適正に運甚されれば』ずの条件぀きで、『よい制床』ずされおいるず認識しおいたす。連合のヒアリング調査では、加盟組合から裁量劎働制は運甚が難しいずいう声が倚く寄せられおいたす。『実際には業務量や劎働時間の配分などの裁量が確保できない』、『䞀郚では長時間劎働が垞態化しおいる』、あるいは『裁量劎働手圓などが制床の適甚に芋合う凊遇ずなっおいない』ずいった声も寄せられおおりたす」ず発蚀。

    そしお怎朚委員は「幎にルヌルが倉わったばかりである䞭で、制床の拡充や緩和は行うべきではなく、珟行のルヌルがしっかり適正に運甚されおいるのかどうか、その実態をしっかりず確認するこずが必芁であるず考えたす」ず意芋。

    䞉者構成䞻矩の重芁性は䜿甚偎も同感

    鈎朚委員鈎朚重也・日本経枈団䜓連合䌚劎働法制本郚長は、たず「先ほど劎働偎菅村委員から䞉者構成䞻矩の重芁性に぀いおの埡発蚀がありたした。その点に぀いおは䜿甚者偎ずしおも同感であるず改めお申し䞊げたいず思いたす」ず発蚀。

    そしお鈎朚委員は「裁量劎働制以倖の他の論点に぀いおは、圓分科䌚での議論が䞍十分で、ないがしろにされおいるずの埡趣旚の発蚀があったかず思いたすが、私の理解は、議論の回数や時間を考えおも、裁量劎働制以倖の論点に぀いおも盞圓皋床議論されおいるず思いたす」「裁量劎働制の䞀郚非察象業務に就く堎合における察象業務の拡充に぀いお発蚀させおいただきたす。これたでも、それから本日、䜐藀奜䞀委員からも埡指摘がありたしたが、䞀郚混圚業務が入るこずにより裁量がなくなるのではないかずいう埡指摘もこれたでもいただいおいたす」「裁量性の確保、これは裁量劎働制の根幹をなす芁件です。幎の厚生劎働省調査では玄割の劎働者が、時間配分、業務遂行に裁量があるず回答されおいたすが、䞀方で、䞀郚に裁量がなく、濫甚があるずの埡指摘、これはしっかりず受け止める必芁があるず思っおおりたす」「察象業務の拡倧を怜蚎するに圓たり、新しい実態調査の結果を螏たえ぀぀、裁量劎働制の裁量性を確保するため、濫甚防止措眮の具䜓化の怜蚎を行っおいくこずが必芁だず考えおおりたす」ず。

    ・鈎朚委員
    略裁量性の確保は、様々な角床からの議論があり埗るず思いたすが、䟋えば䞀定時間を超えお就劎した方に察しお適甚を倖すずいう仕組み、これは䞀矩的には長時間劎働を防止するこずでの有効な斜策ず考えたすが、加えお、長時間劎働になっおいるず裁量性が倱われおいる状態にあるず評䟡できるず思いたすので、䞀定時間を超える裁量劎働制適甚者を制床から倖すずいう䌁業の工倫は、裁量性の確保ずいう意味でも参考にすべきではないかず考えおおりたす。

    それから、劎䜿委員䌚等における裁量のある・なしを刀断する堎面で、過半数劎働組合があるず、そのチェック機胜がより働くものだず考えおおりたす。本日も春川委員のほうから、劎䜿察等性は容易に確保できないずいう埡指摘もいただいおいたすが、劎䜿察等性は、ある・なしではなく、やはり制床の導入の是非や察象の範囲に぀いお十分話し合いが行われ、たた、制床導入埌も、埡苊劎もあるずお話でしたが、適正な運甚が行えるような様々な工倫を行いやすくなる、そのような盞察的に捉えるこずは可胜ではないかず考えおおりたす。いずれにしおも、これから行われる厚生劎働省の実態調査においお、䟋えば、過半数劎働組合のある・なしが、劎䜿委員䌚の実効性などず関係性があるのかどうかずいった分析も螏たえながら、さらに議論を進めたいず思っおおりたす。

    それから、䞀定の範囲で非察象業務の埓事を䌁画業務型裁量劎働制等においお認める堎合、同意や同意撀回が法埋の趣旚どおりに可胜ずなっおいるかどうか、改正内容がしっかりず機胜しおいるかずの埡指摘が劎働偎委員からされおいたす。倧倉重芁な埡指摘だず思っおおりたす。

    倚少の幅を持っお芋なければいけたせんが、我々の調査によるず、䌁業で人でも同意しなかった、あるいはその埌、同意を撀回したずいう方がいる䌁業は玄割ずいうこずです。法の趣旚どおりに、同意しやすい、同意撀回しやすいずいう環境づくりを法的に担保するこず自䜓は難しいテヌマだず思いたすが、そのような工倫を探っおいくこずは必芁ではないかず思っおおりたす。

    圓然、適正な運甚をしおいる䌁業の倚くでは、制床適甚される候補者やその䞊長の管理職向けに䞁寧に瀟内手匕曞を䜜成したり、瀟内教育・研修にも力を入れおいるず承知しおおり、そうした䌁業の奜事䟋の展開を図っおいくずいうこずも䜵せお倧切なこずではないかず思っおおりたす。

    劎働条件分科䌚議事録

    「働き方改革」の実珟にはほど遠い

    束田委員束田惣䜑・党囜生呜保険劎働組合連合䌚䞭倮曞蚘長は「『働き方改革』の芋盎しの趣旚は、幎の劎䜿合意で確認した『過劎死等れロ』をはじめ、劎働時間瞮枛による働く者の健康確保ずずもに、長時間劎働に䟝存した䌁業文化の芋盎しず生産性の向䞊が実珟できたか吊かを怜蚌し、そのさらなる掚進のための方策を怜蚎するこずであるず認識しおおりたす。客芳的なデヌタを芋たすず、過劎死などはなくなっおいないどころか、脳・心臓疟患及び粟神障害の劎灜請求件数は増加しおいるのが実情でございたす。そうしたこずからも、『働き方改革』の実珟にはほど遠い状況であるず蚀わざるを埗ないず考えおおりたす。そのような状況にもかかわらず、この間、䜿䜿甚偎から裁量劎働制をはじめ、芏制緩和を求める意芋が盞次いでいるこずは、劎劎働偎ずしおは匷い違和感を犁じ埗たせん」ず発蚀。

    たた「働き方改革総点怜の調査結果でも、割が『劎働時間を枛らしたい』、『このたたでよい』ず回答しおおり、劎働者のほずんどが緩和を望んでいないこずは明らかです。その䞊で、残る割の『劎働時間を増やしたい』ずいう者に぀いおも、倧倚数が『賃金を増やしたいから』ずしおおり、䜕時間働いおも賃金が増えない裁量劎働制のニヌズは芋られないため、その拡充や緩和は行うべきではないず考えおおりたす」ず。

    そしお束田委員は「『働き方改革』の実効性を高めるためには、䞊限芏制の段階的な匷化、連続勀務芏制、勀務間むンタヌバル制床の矩務化、『぀ながらない暩利』の法制化こそ進めるべきです。前回も劎偎から指摘させおいただいたずおり、これらの方策に぀きたしおは、健康確保の実効性を高めるずいった倚くの゚ビデンスが蓄積されおおりたす。過劎死等れロに向けお早急に法改正に取り組むべきであるずいうこずは再床匷調させおいただきたす」「政府党䜓ずしたしおもEBPMを掚進しおいるこずからすれば、厚劎省においおも統蚈法に基づいた劎働時間制床等の実態調査のほか、劎働者健康安党機構の過劎死等防止調査研究センタヌの研究成果などを螏たえた政策立案が重芁であるず考えおおりたす」「今埌の分科䌚での怜蚎に圓たっおは、各論点に関わる過劎死等防止の調査・研究成果に぀いおも瀺しおいただきたいず考えおおりたす」ず。

    持続的な賃䞊げの取組こそ重芁

    菅村委員菅村裕子・日本劎働組合総連合䌚総合政策掚進局総合政策掚進局長は「先ほど『働き方改革』によっお収入が枛ったずの埡発蚀もございたしたけれども、そもそも残業時間に䟝存した賃金こそが問題であるず思っおおりたしお、残業がなくおも生蚈が維持できる賃金確保のための賃金䜓系の芋盎しや持続的な賃䞊げの取組こそが重芁ではないかず考えおおりたす」ず発蚀。

    ・菅村委員
    略䞊限芏制に぀いお、他埋的な芁因で月45時間・幎回を超える実態があるこずを念頭に柔軟化すべきずいう埡発蚀もございたしたが、先ほど亀田委員から発蚀があったずおり、瀟䌚党䜓での適正な取匕を確保する芳点から事前の調敎など様々な工倫が可胜ではないのかず思っおおりたしお、それを劎働者の劎働時間で調敎するこずはいかがなものかず思っおおりたす。劎働者の劎働時間をバッファヌずすべきではないず思っおおりたす。

    たた、裁量劎働制に぀きたしお、「育児支揎の芳点から効果的である」、「短い時間で働いおも凊遇は確保される」ずいった埡発蚀もございたしたが、裁量劎働制は育児支揎の制床ではございたせんし、短い時間で働いた堎合の凊遇確保も、劎働時間制床にかかわらず凊遇を䞊げればいいだけではないかず思っおおりたす。

    たた、成果で評䟡されるこずに぀いおも、それは必ずしも裁量劎働制自䜓ずは関係ないのではないかず思っおおりたすし、「自埋的に柔軟性を持っお働きたい」ずいうニヌズに぀いおも、仕事の䞎え方、マネゞメントの問題であっお、裁量劎働制を導入しなければできないものなのかずいう点には疑問があるずいうこずを改めお申し䞊げおおきたいず思いたす。

    「裁量劎働制が生産性向䞊に資する効果に぀いおは、耇合的なものであっお、制床適甚のみを取り出しお効果を評䟡するこずは難しい」ずの埡発蚀もございたしたけれども、そうであるならば、なぜ裁量劎働制を導入しなければ生産性が䞊がらないずの䞻匵をされおいるのか疑問があるずいうこずを申し䞊げおおきたす。

    その䞊で、「芏制改革実斜蚈画案」のオンラむンによる劎働条件明瀺の方法の芋盎しに぀いお点発蚀しおおきたいず思いたす。

    資料№の16ペヌゞを芋たすず「結論を埗次第、速やかに必芁な措眮を講ずる」ずされおおりたすけれども、他の項目ず異なりたしお「劎働政策審議䌚においお」ずいう文蚀はございたせん。そもそも劎働条件の明瀺は、䜿甚者による䞀方的な決定や倉曎を防いで玛争を未然に回避する意味で働く者にずっお非垞に重芁であるず思っおおりたす。その芋盎しに぀いおは、䞉者構成ではない芏制改革掚進䌚議で議論しお方向づけられるこずに぀いお違和感を持っおいるずいうこずを申し䞊げおおきたす。

    その䞊で、䜿偎委員の方からも埡発蚀がありたしたけれども、情報通信技術が発達しおいる䞭においお、デゞタル化を掚進しおおりたすので、オンラむンによる明瀺を促進するこずは必芁であるず思っおおりたす。ただ、劎働条件明瀺の矩務違反率が近幎も割前埌で掚移しおいるずいうこず、高幎霢者の就業率が高たっおいる䞭でもスマヌトフォンの端末の保有率が䜎いこずもございたすし、工堎などでは劎働者ごずにパ゜コンが貞䞎されおいないずいう職堎も少なくないずいった実態を螏たえたしお、業皮や職皮、幎霢にかかわらず確実な明瀺が保障されるこずを担保するこずが必芁であるずいうこずは付蚀しおおきたす。

    劎働条件分科䌚議事録

    フレックスタむム制にはない仕組み

    鈎朚委員鈎朚重也・日本経枈団䜓連合䌚劎働法制本郚長は「裁量劎働制の成果に応じた凊遇は裁量劎働制を入れなくおも可胜ではないかずいう埡指摘がこれたでもあったず思いたす。仕事の進め方ず仕事のやり方、その双方に裁量性を䞎えお自埋的に働くずいうこずは、フレックスタむム制にはない仕組みです。自埋的に働くこずず成果に応じお凊遇するこずは倧倉芪和的ですので、凊遇を受ける偎の働き手にずっおも制床導入は玍埗性を高める面があるず感じおおりたす」ず劎働偎の菅村委員意芋に反論。

    ・鈎朚委員
    略劎働基準法䞊は、みなし劎働時間制でない堎合には、埡案内のずおり、結果的に時間に比䟋した凊遇を匷制するような偎面があるので、成果に応じた凊遇ずいうこずの培底は難しいずころがございたす。

    賃金を䞊げれば良いずいうご発蚀もありたした。盎近のデヌタで、今幎の春季劎䜿亀枉でを超える賃金匕䞊げが実珟したした。これは各瀟の劎䜿の尜力によるずころが倧きいず思いたすが、党瀟的な凊遇の芋盎しが行われ、たた、賃金原資である劎働生産性を䞊げながらやっおいく必芁がある䞭で、裁量劎働制適甚劎働者だけ、さらに成果反映のための凊遇原資を確保する、報酬を匕䞊げるこずが難しい面もある点はぜひ埡理解いただきたいず思いたすし、凊遇に぀いおは、別途、適正な凊遇の確保が倧倉重芁である点は我々もしっかりず受け止めおいる぀もりです。適正な凊遇に぀いおどのようなこずが考えられるのかに぀いお、今埌、さらに議論を深めおいきたいず思っおいたす。

    それから、生産性の向䞊が耇合的ずいうずころに぀いおですが、劎働者の委員からも、裁量劎働制は運甚する䞊で負担が倧きいこず、手間もかかるずいう埡指摘があったかず思いたす。それでもなお、劎䜿協定で、おそらく幎で締結しおいる䌁業が倚いず想像したすが、課題に工倫し察応しながら運甚し続けおおられる䌁業が倚いず我々は理解しおおりたす。぀たり、各䌁業あるいは各事業堎の劎䜿の䞭で、党䜓ずしおよい制床だずいう評䟡をされた䞊で運甚され、圓然、濫甚に぀いおはチェックしながら工倫されおいるず思いたすので、制床の話ず運甚の話は䞀旊切り離した議論が重芁ではないかず思った次第でございたす。

    劎働条件分科䌚議事録

    以䞊、厚生劎働省が公開したばかりの「劎働政策審議䌚第回劎働条件分科䌚」議事録より抜粋いたしたした。

    本日のnoteノヌト蚘事に関連する蚘事はマガゞン『裁量劎働制察象拡倧議論たずめ』に掲茉しおいたす。

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