
【一茶両吟】歌仙一覧
1 壱ノ巻 2024/9/8
2 弐ノ巻 2024/9/24
3 参ノ巻 2024/9/29
4 肆ノ巻 2024/10/6
5 伍ノ巻 2024/10/13
6 陸ノ巻 2024/10/20
7 漆ノ巻 2024/10/27
8 捌ノ巻 2024/11/3
9 玖ノ巻 2024/11/10
10 拾ノ巻 2024/11/17
11 拾壱ノ巻 2024/11/24
12 拾弐ノ巻 2024/12/8
13 拾参ノ巻 2024/12/22
14 拾肆ノ巻 2024/12/29
15 拾伍ノ巻 2025/1/5
16 拾陸ノ巻 2025/1/12
17 拾漆ノ巻 2025/1/19
18 拾捌ノ巻 2025/1/26
19 拾玖ノ巻 2025/2/2
20 廿ノ巻 2025/2/9
21 廿壱ノ巻 2025/2/16
22 廿弐ノ巻 2025/2/23
23 廿参ノ巻 2025/3/2
24 廿肆ノ巻 2025/3/9
25 廿伍ノ巻 2025/3/16
26 廿陸ノ巻 2025/3/23
27 廿漆ノ巻 2025/3/30
28 廿捌ノ巻 2025/4/6
29 廿玖ノ巻 2025/4/13
30 丗ノ巻 2025/4/20
31 丗壱ノ巻 2025/4/27
32 丗弐ノ巻 2025/5/4
33 丗参ノ巻 2025/5/11
34 丗肆ノ巻 2025/5/18
35 丗伍ノ巻 2025/5/25
36 丗陸ノ巻 2025/6/1
37 丗漆ノ巻 2025/6/8
38 丗捌ノ巻 2025/6/15
39 丗玖ノ巻 2025/6/22
40 卌ノ巻 2025/6/29
41 卌壱ノ巻 2025/7/6
42 卌弐ノ巻 2025/7/13
43 卌参ノ巻 2025/7/20
44 卌肆ノ巻 2025/7/27
45 卌伍ノ巻 2025/8/3
46 卌陸ノ巻 2025/8/10
47 卌漆ノ巻 2025/8/17
48 卌捌ノ巻 2025/8/24
49 卌玖ノ巻 2025/8/31
50 匆ノ巻 2025/9/7
51 匆壱ノ巻 2025/9/14
52 匆弐ノ巻 2025/9/21
53 匆参ノ巻 2025/9/28
54 匆肆ノ巻 2025/10/5
55 匆伍ノ巻 2025/10/12
56 匆陸ノ巻 2025/10/19
57 匆漆ノ巻 2025/10/26
58 匆捌ノ巻 2025/11/2
59 匆玖ノ巻 2025/11/9
60 交ノ巻 2025/11/16
61 交壱ノ巻 2025/11/23
62 交弐ノ巻 2025/11/30
63 交参ノ巻 2025/12/7
64 交肆ノ巻 2025/12/14
65 交伍ノ巻 2025/12/21
66 交陸ノ巻 2025/12/28
67 交漆ノ巻 2026/1/4
68 交捌ノ巻 2026/1/11
69 交玖ノ巻 2026/1/18
70 せノ巻 2026/1/25
71 せ壱ノ巻 2026/2/1
72 せ弐ノ巻 2026/2/8
73 せ参ノ巻 2026/2/15
74 せ肆ノ巻 2026/2/22
75 せ伍ノ巻 2026/3/1
76 せ陸ノ巻 2026/3/8
77 せ漆ノ巻 2026/3/15
78 せ捌ノ巻 2026/3/22
79 せ玖ノ巻 2026/3/29
80 父ノ巻 2026/4/5
81 父壱ノ巻 2026/4/12
82 父弐ノ巻 2026/4/19
83 父参ノ巻 2026/4/26
84 父肆ノ巻 2026/5/3
85 父伍ノ巻 2026/5/10
86 父陸ノ巻 2026/5/17
87 父漆ノ巻 2026/5/24
88 父捌ノ巻 2026/5/31
89 父玖ノ巻 2026/6/7
90 卆ノ巻 2026/6/14
91 卆壱ノ巻 2026/6/21
92 卆弐ノ巻 2026/6/28
93 卆参ノ巻 2026/7/5
94 卆肆ノ巻 2026/7/12
95 卆伍ノ巻 2026/7/19
96 卆陸ノ巻 2026/7/26
97 卆漆ノ巻 2026/8/2
98 卆捌ノ巻 2026/8/9
99 卆玖ノ巻 2026/8/16
100 佰ノ巻 2026/8/23
101 佰壱ノ巻 2026/8/30
102 佰弐ノ巻 2026/9/6
103 佰参ノ巻 2026/9/13
104 佰肆ノ巻 2026/9/20
105 佰伍ノ巻 2026/9/27
106 佰陸ノ巻 2026/10/4
107 佰漆ノ巻 2026/10/11
108 佰捌ノ巻 2026/10/18
109 佰玖ノ巻 2026/10/25
110 皁ノ巻 2026/11/1
111 皁壱ノ巻 2026/11/8
■ あとがき
岩波文庫の『新訂 一茶俳句集 丸山一彦校注』 をベースにして
2024年の9月より 毎週一巻ずつと決めて 巻き始めたのが最初でした
さて 歌仙
実は これをやる前は 歌仙はあまり好きではありませんでした
芭蕉の紀行句集や大岡信氏の著書を読むと 歌仙三十六段があったりします
でも さて
これの何が "心をくすぐる" のかが さっぱりわかりませんでした
その後 俳句の発句というのは 和歌の上句だよ と知って
その瞬間に 無いはずの下句の世界が弾けたわけです
― ビッグバンのように
その昔は ちょっとした文化サロンのような雰囲気の
豪商の屋敷に文化人やら 芭蕉のような著名人やらが招待されて
知的ゴルフのように その「場」を楽しんだようで
いわば「言葉遊び」の双六のようなものだった らしい と
つまり この創る瞬間が楽しいのです
― 完成品を読むほうは二の次で(笑)
― つまり ゴルフと一緒
さて それでは 小林一茶
一茶が生きた 1763年 ~ 1828年 という時代は
戦乱こそなけれど 大飢饉の繰り返しで
庶民は ことごとく貧しい時代でした
一茶の俳句には その時代の貧困を自虐的に あるいは
政治批判的に もがいた痕があります
そこで 勝手に空想をひろげてみて 物語を付け足してみて
と 時間差攻撃で 私も江戸時代をトリップします
ただ 時代風景が良く分からないところが・・・
そこは せいぜい 広重や北斎の浮世絵から
庶民生活を想像するしかありませんでした
そして 浮世絵の中にある ― 高層ビルの無い ―
「日本」もまた 今の現実とは違う SFの世界であったりして
一茶との両吟は
時代劇的なノスタルジーの中に 私を引き込んでいきました
さてでも 小林一茶
語呂リズム的な軽快さは 彼の人気の要素のひとつでしょう
下の句も
それに負けない勢いをつけて
一茶の呼吸に応じたつもりではいますが ・・・
しかし 句集の上句の並びは
私のお遊びには関係なく編集されたものでして その結果
歌仙のルールである 季節の法則性や 月や花の座は乱れています
がんばって 引き寄せてはみましが
まあ 致し方なし でしょう
しかし それにも増して
貧しくも良き日の日本が 私の脳を活性化させてくれました
さいごに
江戸文化には あまり馴染のなかった私に
貴重な助言を数々授けて下さった 丸山一彦氏のご高著には
たいへん 感謝しております
―― 2026年 11月 千秋楽