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Photo bykaedework

ちゃんと残っていたもの

    今日は35年ぶりの再会をしてきました。
    以前にも少し書きましたが、私は小学校低学年のとき、九州で暮らしていました。当時の記憶はあまり多くないけど、特に学校では心細かったのを覚えています。そして毎朝ランニングしないといけないとか、割と私にはきつい小学校でした。

    当時仲良くしてくれていた友人のお父さんと私の母がずーっと年賀状のやり取りをしてくれていて、今回九州旅行に来た際に母と一緒に友人とそのご家族と再会することができました。

    会いに行く前には、私が覚えていることの少なさに、会いに行っても楽しいんだろうか、いいのだろうか、と少し躊躇う気持ちすら感じていました。

    大雨が降る中、友人のお母さんのご自宅へ。
    なんとなく見覚えのあるお顔に少しほっとしました。
    少しおしゃべりしていたら友人が来てくれました。ぱっと見たときは、記憶の中のお顔と必死に合わせている感覚。でもそれがぴたっと合った時に、私はひとり泣いてしまいました。なんで涙が出たのかわかりませんでした。

    きっとあの涙は、心細かったあの頃の私の涙。そして、そんな私を支えてくれた彼女に会えた嬉しさの涙。帰り際、彼女は握手をしてくれました。私はまた涙ぐんでしまいました。

    今日は長い間ご縁を大切にしてこんな機会を作ってくれた、私の母や友人のお父さんへの感謝の気持ちや、当時の私と一緒にいてくれた友人への感謝の気持ち、大歓迎してくれた友人のお母さんやご家族への感謝の気持ちで胸がいっぱいです。
    そして、心細い中でも頑張っていた自分の姿を垣間見たような気がする時間にどこか癒されたような気持ちにもなりました。

    「私なんかが行っても」と思っていたけれど、本当に行ってよかったです。
    覚えていることは少なくても、ちゃんと残っているものを感じることができました。
    そして、誰かが長い時間をかけてつないでくれていたご縁を、私も受け取ることができました。
    そんな一日でした。

    大雨の中での再会でしたが、友人のご自宅で、この地域では雨は縁起がいいものだと教えてもらいました。私にはその雨も、この時間を見守ってくれていたように感じられたのでした。

     
     
    日々の小さな気づきや変化をそっと綴っています。 変わらないようで、少しずつ形を変えていく自分を観察しながら、自分のこころや人とのつながりを大切にしていきたいと思っています。

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