メインコンテンツへスキップ
見出し画像

3Dプリンターの異音と積層ズレを解消する調整のコツ

    最近、造形中に「キュルキュル」という小さな異音が混じることに気づきました。最初は気のせいだと思っていたのですが、次第に造形物の表面に目立つ段差が現れるようになり、慌ててメンテナンスを始めたのです。

    結局のところ、原因は単純なベルトの張りすぎと、リニアレールのグリス切れでした。自分では「しっかり締めておけば精度が出る」と信じ込んでいたのですが、これが大きな間違いでした。



    画像

    ベルトを指で弾いた時に「低いギターの弦」くらいの張りを維持するのが理想です。以前は限界まで張り詰めていたのですが、モーターに過度な負荷がかかり、脱調を起こして積層がズレていたようです。

    逆に緩すぎると、ヘッドが移動する際の慣性で位置が安定しません。僕の環境では、六角レンチで軽く押した時に5mmほど沈む程度のテンションに落ち着きました。



    画像

    リニアレールについては、専用のグリスを極少量だけ塗布しました。使い始めて半年が経ちますが、ついメンテナンスをサボりがちになります。特にレールに溜まった細かい樹脂の粉を掃除せずに上から塗るのは厳禁です。

    一度、古い汚れを拭き取らずに新しいオイルを差したせいで、逆に研磨剤のような状態になり、ガタつきを悪化させた失敗があります。どんなに良い機材を使っていても、掃除という地味な作業を省くと精度は台無しになります。

    今では週に一度、稼働前にレールを拭くことをルールにしました。販売元の信頼性を確認して購入した機材ですが、やはり最後は使う側のケア次第なのだと痛感しています。

    最近は安価なパーツも増えていますが、極端にレビューが偏っている商品は避けるのが無難です。信頼できるショップから入手したパーツを、自分なりに数値を測りながら調整する。この繰り返しが、結局は一番の近道ではないでしょうか。

    造形物を見て「何かがおかしい」と感じた時、まずはベルトの張り具合を指で確認する。そして、レールの掃除を忘れていないかチェックする。この2点を習慣にするだけで、失敗の数は確実に減るはずです。


    あわせて読みたい






    #3Dプリンター #メンテナンス #DIY #ガジェット

     
     

    SARY

     
     
    育休取得パパで、テック系のニュースを調べるのが趣味。3Dプリンターで作る娘のおもちゃの備忘録も公開中。フォローで趣味が豊かに!

    あなたへのおすすめ