
ランニングが教えてくれた「続ける力」
1. 大嫌いだった、ランニング
小学生の頃、田舎では毎年恒例の
冬イベント、マラソン大会がある。
とにかく、
私はこれが大嫌いでした。
理由は簡単、
寒い。
遅い。
ビリ。
恋心を知った頃の
私としては、
良いところを見せたいわけで、
でも、
食べてばっかりの、ふっくら君は
そら、遅い。
そして中学生になり
起死回生か、甘い考えで
陸上部へ入部、おまけに長距離。
結果は、もちろん
ビリ。
「そんな安易な考えは、見事に打ち砕かれた。」
そして、
後輩にも抜かれ続ける。
振り返ると、不思議なもので
大嫌いだったものが、いつの間にか自分を支えてくれるものになっていました。
そんな自分が、まさか15年も走り続けることになるとは思わなかった。
2. 再会した、ランニング
きっかけは、
ランニングをテーマにした新店舗の立ち上げ店長だった。
最初は、早朝に10分ぐらい
距離にすると走れて、1kmぐらいだった。
「そんな私が、やがてフルマラソンまで走るようになった。」
初のフルマラソンに挑戦した理由は、簡単だった。
一度、
42.195km
『死に行くごたる』を味わってみたかったからだ。想像できない世界を経験してみたかった。
まさに、
どM!
走っている時は、
何とも言えない感じがする。
懐かしさ、恥ずかしさ、空気を感じ、風を感じ、無心になれる。
自分一人になれる贅沢な時間。
ストレスとプレッシャーを、唯一
緩和させてくれる時間。
走っている間は、仕事から離れている。
でも、仕事から離れたからこそ、仕事のことを冷静に考えられる。
そして、
走ることで、人との出会いも増えた。
ランニングによって人生の人間関係まで広がった。
ランニングとお酒と温泉をこよなく愛する、みっちゃん会の会長との出会い。
御年91才、みっちゃんと
その仲間たちとのランニング交流。
91歳のみっちゃん。
目標は、100歳で100km完走。
その日を、仲間みんなで見届けたい。
3. ランニングと店長の共通点
「長距離走と店長は似ている。」
長距離走は、
一気にゴールまで行けない。
店長の仕事も同じ。
スタッフとの関係も、
売上も、
自分自身の成長も、
一日で劇的に変わるものではない。
だから、
今日できることを一つやる。
また明日、一つやる。
これを積み重ねる。
一歩、一歩。
そして、
走ってる時は、ほとんど反省。
自分のやり方が間違えてたんじゃないか。
もっと、こう接すれば良かった、
こうフォローすればよかったと、
思うばかり。
「自分と向き合うこと」と「スタッフと向き合うこと」
店長になったからといって、
すぐにスタッフとの信頼関係ができるわけじゃない。
売上だって、すぐに上がるわけじゃない。
結局、これも一日一日の積み重ねだった。
4. ランニングが教えてくれた
「続けることは、前に進み続けることではない。」
走れない日もある。
調子が悪い日もある。
立ち止まる日もある。
それで、いい。
そして、また走り出せばいい。
「50代になった今、支えてくれているものの一つがランニングだ」

「自分を知って、整えて、付き合っていく」
「あなたには、自分と向き合える時間がありますか。」
続けることでしか、見えない景色がある。