
「現状・伸び・理由・課題」で書く。家庭教師の授業報告メールの書き方|個人契約家庭教師の始め方⑧
こんにちは、家庭教師Kです。
連載「個人契約家庭教師の始め方」の第8回です。
今回のテーマは、保護者の方への報告の仕方です。第2回で、個人契約で用意しておきたいものの一つとして「毎回の授業報告」を紹介しました。今回は、その報告について詳しくお話しします。
先に結論をお伝えすると、次の4つです。
報告は毎回の授業後に、できるだけ早く送る
中身は「授業内容」「理解度」「次回授業」の3項目で十分
良くない内容も、まずは、いつもの報告の中で伝える
報告は、たとえ読まれていなくても、送ること自体に意味がある
順番にお話しします。
報告は毎回、できるだけ早く
私は、毎回の授業の後に、保護者の方へ報告を送っています。手段は基本的にメールです。ここはご家庭に合わせれば良いと思います。
送るタイミングは、授業が終わった直後が理想です。ただ、正直なところ、2日後くらいになってしまうこともあります。できるだけ早く送るのがベストです。
1回の報告を書くのにかかる時間は、10〜15分ほどです。
報告は3項目で十分
報告の中身は、次の3つだけです。
授業内容
その日の授業で使ったホワイトボードのリンクを貼っています。オンライン授業で手書きのホワイトボードアプリを使っているので、リンクを貼るだけで、授業で何をやったかがそのまま伝わります。
理解度
お子さんの様子や、どこまで進んだかを、5行ほどで書いています。
次回授業
次回の授業の日付と、何時からかまで書いています。予定に変更があった場合は、「変更あり」と添えています。
実際の報告メールの例
実際に送っている報告メールを、少し内容を変えて紹介します。
【授業内容】
(ホワイトボードのリンク)
【理解度】
数学の過去問について、まだ正答率は低い(50点ほど)ものの、大問1、2などの基本的な問題の正答率が伸び始めています。
問題を解くのに慣れてきたところもありますし、過去問で理解度の浅いところを発見し、教材に立ち返る進め方が功を奏したようです。
過去問の応用的な問題はまだまだ手が出ないようですが、ヒントを出しつつ、解いていただいています。
【次回授業】
〇月〇日 〇時〜
理解度は「現状・伸び・理由・課題と対応」で書く
理解度の欄は、短い文章ですが、次の4つの流れで書いています。
現状:今どのくらいできているか
伸び:良くなってきているところ
理由:なぜ良くなったのか
課題と対応:まだ苦手なところと、それにどう対応しているか
特に大事なのが、最後の「課題と対応」です。苦手なところだけを書くと、保護者の方は不安になってしまいます。どう対応しているかまで書いておけば、安心して任せていただけます。
また、細かい計算ミスや、一つひとつのつまずきまで書く必要はないと思っています。保護者の方がそこまで細かく知りたいことは少ないので、どんなことがあったのかを、少し大きな視点でまとめて伝えるようにしています。
宿題は、必要に応じて報告に入れる
宿題の管理は、できるだけお子さんの自主性を大事にしたいので、基本的にはお子さん自身にやってもらう方針です。
ただ、それが難しい場合や、保護者の方も宿題を確認しておきたい場合は、報告メールの中に宿題を書くこともあります。授業で使ったホワイトボードに宿題の欄を作って、そこに書いておくやり方もあります。
良くない内容も、いつもどおりに伝える
成績がなかなか上がらない、宿題をやってこなかった。そんな、保護者の方にとってあまり良くない内容を伝えるときも、基本的にはいつもの報告と同じやり方です。
小さなことは、いつもの報告に含める
宿題を1回やってこなかった、過去問でつまずいている、くらいのことであれば、いつもの報告の中に含めて伝えています。
大きな問題は、親御さんも交えて話す
それでも改善せず、問題が大きくなってきた場合は、ご家庭と30分ほど時間をとって話すようにしています。
その場には、お子さん本人にも入ってもらいます。責める場ではなく、「どうしたらいいか」を一緒に前向きに考える場にするようにしています。
読まれていなくても、送る意味がある
実は私も子どもの頃、家庭教師に教わっていました。その先生方は、毎回の授業後に、私の父へ報告のメールを送ってくださっていたそうです。
ただ、後から聞いた話では、父はあまり読んでいなかったそうです。
それでも、毎回報告が届くことで、「この先生はちゃんと授業をやってくれているんだな」と分かる。それだけでも、とても大きな意味があると思っています。
報告を完璧に書こうとして負担に感じている人がいたら、まずは毎回送ることを大事にしてみてください。
これから家庭教師を始める人へ
正直に言うと、報告を続けてきたことで、何か特別なことにつながったという経験は多くありません。
でも、もし報告をしていなかったら、ご家庭からの信頼はもっと薄かったと思います。報告は、「この先生はきちんと授業をしてくれている」という最低限の安心感を、ご家庭に届けるものです。個人契約は実態が見えにくいと思われやすい働き方だからこそ、報告は続けていきましょう。
次回予告
次回は、「ペンで書けるパソコンがなくても大丈夫。スマホで机を映してオンライン授業をする方法」をお届けします。第2回で「今後の記事で紹介します」とお伝えしていた内容です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。