
AIでクレイアニメのパン屋を作ったら、コバンがさっそく事件を起こした。
最近、AIでキャラクターを描くときに、少し気になっていたことがあります。
同じ「あかり」と「コバン」でも、絵柄を変えるだけじゃなくて、
世界そのものを変えたらどうなるんだろう。
アニメでもない。
いつものイラストでもない。
今回は二人を、手でこねたようなクレイアニメの人形にして、小さなパン屋の世界へ連れていってみることにしました。
最初は、それだけのつもりでした。
かわいいパン屋の前に二人を置いて、
「こういうのもいいなあ」で終わる予定だったんです。
ところが。
5枚作っているうちに、なぜかちゃんと物語が始まりました。

まずは、小さなパン屋を見つける

最初に作ったのは、パン屋の前に立つあかりとコバン。
石畳。
木の看板。
小さな花。
窓の向こうに並ぶ焼きたてのパン。
全部がねんどで作られた、小さな町です。
そしてコバン。
もう、パンしか見ていません。
あかりより少し前に出て、店の中をのぞきこんでいます。
この時点では、まだ何も起きていません。
でも画像を見ていると、
「あ、これ絶対なにかやるな」
という感じがする。
そこで、この一枚を単独の作品にするのではなく、その先を作ってみることにしました。
入ってみたら、思った以上にパン屋だった

次は店内。
木の棚いっぱいに並んだパン。
暖色のライト。
小さな花やカゴ。
背景まで全部ミニチュアです。
このあたりから、個人的には「AI画像」というより、実際にどこかに小さなセットを作って撮影したように見えてきました。
そして中央には、パンを見つけたコバン。
完全にテンションが上がっています。
あかりは少し離れた場所から見ています。
この距離感も結構好きでした。
二人をただ並べるより、
「同じ空間で、それぞれ別のことをしている」
方が、その世界で本当に暮らしている感じが出ます。
そして当然、このまま平和には終わりません。
やっぱり、やった

次の一枚。
パン棚の前で、コバンがパンに手を伸ばします。
その瞬間。
パンが、落ちる。
一個ではありません。何個もです。
完全にやりました。
しかも本人が一番びっくりしています。
後ろから駆け寄るあかり。
飛んでいるパン。床へ落ちるパン。
この画像だけ、急にクレイアニメ映画のワンシーンっぽくなりました。
最初の一枚では静かな町だったのに、
「コバンなら何かやりそう」
と思って続きを作ったことで、画像の中に時間が生まれました。
これはちょっと面白い発見でした。
「もう……」

当然、その次があります。
散らかったパンの前。
気まずそうなコバン。そして、あかり。
怒っているわけではありません。
たぶん、「もう……」くらいです。
こういう場面になると、二人の関係も少し見えてきます。
コバンが何かやらかして、
あかりが呆れて、
でも結局は許してしまう。
文章で設定を説明したわけではないのに、画像を順番に作るだけで関係性まで見えてくるのが不思議でした。
最後は、ちゃんとパンを食べる

そして最後。
パン屋の前のベンチ。
あかりとコバンが並んで、パンを食べています。
さっきまでの騒ぎはどこへやら。
コバンはものすごく幸せそうです。
たぶん反省は……しているはずです。
たぶん。
あかりも、そんなコバンを見ながら笑っています。
最初にこの企画を始めたときは、
「クレイアニメ風にしたらかわいいかな」
くらいでした。
でも5枚並べてみると、
パン屋を見つけて、
入って、
失敗して、
ちょっと気まずくなって、
最後に一緒にパンを食べる。
ちゃんと一つの小さな話になっていました。
1枚を作るより、その次を作る方が面白かった
今回いちばん面白かったのは、クレイアニメの質感そのものではありませんでした。
一枚目を見ながら、
「このあと、この二人は何をするんだろう」
と考えたことです。
そこから次の画像を作る。
さらにその結果を見て、また次を考える。
そうすると、キャラクターが少しずつ勝手に動き始めます。
「AIでかわいい画像を作る」だけだったものが、いつの間にか、
小さな世界で起きた、小さな一日
になっていました。
もうひとつ、「日常」を作ってみた
今回、5枚をつないでみて面白かったのは、あかりとコバンが本当にこの世界で暮らしているように見えてきたことでした。
そんなとき、kazumaさんが公開されていた
「スマホカメラフォルダ画像メーカー」も試してみました。
これは、1枚の決め絵を作るのではなく、寝ているところ、ごはんを食べているところ、歩いているところ、ふと振り返った瞬間など、誰かが日常を何気なく撮りためたスマホのカメラフォルダのような画像を作るプロンプトです。創作キャラクターにも使えるよう設計されています。
そして、あかりとコバンで作ってみたのがこちら。

なんだか、急に「設定されたキャラクター」ではなく、
ずっと前から一緒に暮らしていた二人のアルバム みたいになりました。
完璧な決めポーズばかりではなく、眠っていたり、食べていたり、遊んでいたり。
今回のパン屋とはまた違いますが、
何でもない時間をいくつも作ると、キャラクターに過ごしてきた時間まで見えてくる。
これもかなり面白かったです。
kazumaさんの記事では、現在の姿の日常だけでなく、成長記録として作るレイアウトも用意されています。プロンプトが生まれた背景も含めて、とても印象に残る記事でした。
👇 kazumaさんの記事はこちら
こういう作り方、かなり好きかもしれません。
次はこの町の別のお店にも、二人を連れていってみようかな。
……ただしコバンには、商品から少し離れて歩いてもらおうと思います。
