
Whyを書いたのに「結局、何がしたいの?」となった|企画がブレたときに見直したいこと
こんにちは。
みんなの「これ、どうする?」を考える、しろです。
今回の「これ、どうする?」は、
企画の目的は決めたはずなのに、途中で「結局、何がしたいんだっけ?」となる。
そんなときの話です。
以前、新入社員教育を企画したときのことです。
企画の最初に、Whyも決めていました。
新入社員が、ITエンジニアとして技術を、社会人としてコミュニケーション力を身に付けられること
目的を書かずに、いきなり研修内容を考え始めたわけではありません。
ちゃんとWhyから始めていました。
それでも企画を進めていくうちに、
「結局、この教育で何がしたいんだっけ?」
と、関係者を迷わせてしまったことがあります。
Whyを書いていたのに、です。
この経験から、今は
Whyは「書いてあるか」だけでは足りない
と考えるようになりました。

Whyはあった。でも、判断には使いにくかった
当時のWhyをあらためて見ると、
新入社員が、ITエンジニアとして技術を、社会人としてコミュニケーション力を身に付けられること
方向性としては、おかしくありません。
ただ、実際に教育内容を決め始めると、これだけでは判断しにくい場面が出てきます。
たとえば、
「技術はどこまで教える?」
「この内容も研修に入れた方がいい?」
「コミュニケーション力って、どこまでを指す?」
「これは研修で教えるのか、OJTに任せるのか?」
こうした話になったとき、
「技術とコミュニケーション力を身に付けてもらうため」
だけでは、案を採用するかどうかを決めにくいんです。
Whyはある。
でも、途中の判断に使えるほど具体的ではなかった。
問題はそこでした。
「何のために?」のあとに、「どの状態を目指す?」まで考える
今振り返るなら、当時のWhyをもう一段だけ具体的にした方が使いやすかったと思います。
たとえば技術面なら、
配属後の基本的な業務で必要になる技術や作業手順を理解し、指示を受けながら業務を進められる状態
コミュニケーション面なら、
分からないことを質問し、進捗や問題を相手に伝えられる状態
のように、
「何を身につけるか」だけではなく、「どうなれば目的を達成したと言えそうか」
まで考える。
ここまで決まっていれば、
「この教育内容は、その状態になるために必要か?」
と確認できます。
必要なら入れる。
目的とのつながりが弱いなら、外すか、別のタイミングに回す。
Whyが、企画書の冒頭に置いてあるだけの文章ではなく、途中で案を選ぶための基準になります。

Whyを書いたら、この1問で確認する
企画のWhyを書いたら、一度こう聞いてみます。
「このWhyを見て、途中で出てきた案を“やる/やらない”と判断できるか?」
できるなら、そのWhyはかなり使いやすいと思います。
逆に、
成長のため
活性化のため
コミュニケーション向上のため
業務改善のため
のように、方向としては正しくても、何を選ぶべきか判断できないなら、もう少し具体化した方がいいかもしれません。
長い文章にする必要はありません。
企画途中で迷ったときに戻れるか。
そこが大事です。
Whyは、最初に一度決めて終わる項目ではありません。
企画が広がったとき。
関係者の意見が分かれたとき。
「これも入れよう」が増えてきたとき。
そんなときに、
「そもそも、何のためにやるんだっけ?」
と戻るために置いておくものです。
Whyが決まったあとも、企画にはまだ決めることがある
もちろん、Whyを具体的にしただけで企画が完成するわけではありません。
新入社員教育なら、
誰を対象にするのか。
何を教えるのか。
どうやって教えるのか。
どのくらいの量にするのか。
誰が担当するのか。
いつ実施するのか。
どれくらい人員や工数を使うのか。
どこで実施するのか。
ここまで整理する必要があります。
私は新入社員教育を設計したとき、これらを6W3Hで整理していました。
ただ、9項目を上から順番に埋めていたわけではありません。
実際には、
Why → Whom → What → How → How many → Who/When → How much/Where
という流れになることが多く、担当者と日程など、条件によって前後する項目もありました。
教育全体の6W3Hを作ったあと、各教育セクションでもう一度6W3Hを使って詳細化することもありました。
その実際の使い方は、こちらの記事で詳しく整理しています。
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今回覚えておきたいのは、一つです。
Whyを書いたら、「このWhyで途中の判断ができるか?」まで確認する。
企画が途中でブレたときは、Howを考え直す前に、一度Whyへ戻ってみると整理できることがあります。
この記事が企画を考えるときの助けになったら、スキをもらえるとうれしいです。
こんな仕事の「これ、どうする?」をこれからも書いていくので、よければフォローしてもらえるとうれしいです。