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違和感センサー

    先日『【読書記録 -186】Q思考:シンプルな問いで本質をつかむ思考法』という記事を書いた。

    その中で、ボクには「違和感センサーが備わっているらしい」ということを書いたのだ。そしてその違和感を言語化しないと気が済まないとも。

    違和感センサーが発動するのは時と場所を選ばないが、やっぱり人と会話しているときが多い。特に会議などで議論しているときだ。

    ボクは心配性なので、割と未来をネガティブに捉えている。その一方で、不確定要素に関しては「やってみないとわからない」というポジティブとも言える考えも持っている。

    つまり「石橋を叩いて叩いて叩いて渡る・・」タイプだ。


    石橋を叩くと言えば…

    橋梁などのインフラの劣化のチェックをする際に「打音検査」という方法を取ることがあるらしい。

    橋梁のコンクリート部分は、経年劣化によって鉄骨が錆びて膨張することによって、内部に剥離や空隙ができてくる。それが見た目では分からないので、ハンマーで叩いた反響音の違いで判断するのだそうだ。

    中身が詰まっている正常な状態であれば「カンカン」と、内部に空洞がある異常な状態であれば「ポコポコ」と。その違和感は検査員の長年培った勘と経験によって感じ分けることができるようだ。

    しかし最近では、AIにその違和感を検知させることができるようになっているようだ。

    ハンマーで叩いた音をマイクやスマートフォンで録音し、音を周波数(波形)のデータに変換し、グラフ化(見える化)させる仕組みがもうすでに汎用化されている。さらに事前にAIに正常な音と異常な音を大量に覚えさせることによって、瞬時に異常を発見することができるようになっているそうだ。

    そう、人間の勘と経験に頼っていたことを、AIが瞬時に終わらせることができる時代になっている。


    パソコン上のタスクの自動化は、もう多くの人ができるようになってきている。今や資料作成や画像生成をAIに投げない人はいないだろう。

    おそらく、このnote界隈に溢れている文章の大半もなんらかAIによって手が加えられたものだと思う。noteの(だけでなく最近のアプリの多くに)サイドバーに「AI」のボタンが搭載されていることを鑑みても、プラットフォーム側でもAIを使って文章(や動画など)を生成することを推奨しているのだ。

    好むと好まざるにかかわらず… ここ1年くらいで「文章や画像をアウトプットする際にAIを使う」ことがスタンダードな時代に突入してしまった。あっという間にAIは普及し、あっという間に「AIを使うこと」自体は特別なことではなくなってしまったのだ。

    だが、AIを「違和感」の言語化・可視化、比較などに使う方面にはまだ可能性が残されていると思っている。

    ボクが今取り組んでいるアプリ開発も、ボク自身が感じている「違和感」を言語化・可視化、比較させるためのものだ。それは、一般ウケするようなものではなく、その設計思想に共感してくれる人にしか刺さらないニッチなものであるけれど。

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