
優しいイノベーション
先日、同じ本を2冊買った話を書いた。
Amazonには申し訳ないけど、こちらを返品させてもらうことにした。ボクはAmazonで年間20~30万円くらい本を買うので、まあここは大目に見てほしいと思う。
今までAmazonに返品するときは最寄りのヤマトの営業所に持ち込んでいたが、スマリボックスってのが増えていることに気が付いた。

スマリボックスはローソンや駅などに置かれている非対面式の専用発送・返品ボックスだ。
調べてみると、スマリは三菱商事が展開しているサービスらしい。だからこの端末がローソン(三菱商事はローソンの株主)に置かれてるんだな。
Amazonの返品をわざわざヤマトの営業所に持って行ってたのは、コンビニのレジで時間を食ってしまうと気まずいからだ。
気にしいの性分のボクとしては、自分が原因で行列を作ってしまうことが嫌で嫌で仕方がない。だから通常の買い物でも必ず電子マネーで決済するし、セルフレジがあるならそっちを使う。
だからレジで荷物を発送するなんて考え自体がないのだ。何か送らなければならないときはレターパックでポスト投函することがほとんどで、常に数枚のレターパックのケースをストックしている。
ポストに入らないサイズの場合はヤマトの営業所まで行くことにしている。ヤマトの営業所は車で15分くらいの距離なので、まあまあ時間がかかってしまうけどね。そしてヤマトの営業所に行った帰りにコンビニに寄るなどという、全く合理的でない行動を取ることもある。
そのくらいコンビニのレジで列を作りたくないのだ。
さて、スマリボックスについて調べていたら、ちょっと面白いことが分かってきた。
このボックスにQRコードをかざすと、荷物に貼付け用のシールラベルが発行される。利用者はそのラベルを梱包された荷物に貼り付けて、ボックスのスライドドアを手動で開けて投入する。

この投函された荷物をローソンの店員が触ることはないんだそうだ。
スマリの基本的な仕組みは、ローソンに商品を納品したトラックの「戻り便」を活用するというものだ。納品を終えたドライバーがスマリボックスから荷物を回収し、物流拠点に持ち帰る。そこで荷物を集約し、提携事業者に引き渡す。ただし、日本郵便のe発送サービスは物流網が分離されているようではあるけど…
なるほどそれは合理的だ。
日本郵便やヤマトだって、全店舗にそれぞれ(決まった時間に)集荷に行くのは手間なのだ。そしてドライバーの中には(ボクのように)レジを占拠することに気を遣ってしまう人もいるかもしれない。
この仕組みなら、利用者だけでなく店舗スタッフも運送会社もストレスがないだろう。
なんだか優しい感じがする。
誰かに負担を強いるわけではなく、誰かがめちゃめちゃ儲かるわけでもなさそうだ。多くの人がちょっとだけストレスに感じていることをテックの力でちょっとだけ緩和する。
ボクはこんなイノベーションが好きなんだよな。