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教えてジミニー・クリケット🦗


    残暑お見舞い申し上げます🎐
    今月もextra edition書いてみました。 
    (番外編の公開記事です)


    『ウェイクアップ!ネッド』(1998英:Waking Ned / Waking Ned Devine)
    監督:カーク・ジョーンズ
    出演:イアン・バネン、デイビット・ケリー、フィオヌラ・フラナガン


    (三行あらすじ)
    アイルランドの小さな海沿いの村。ある日新聞に「タリーモア村に12億円の宝くじ当選者現る!」の記事が出る。幼なじみのジャッキーとマイケルは住民の誰がその持ち主かを探し当て、分け前にあずかろうとするが…。


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    スペイン版ポスターがよい。タイトルは「帰ってこないネッド」
    キャッチコピーは「幸運を分け合おう!」かな?
    (スペイン語に堪能な方、教えてください。)
    日本版ポスターのキャッチコピーは「ネコばばる?」だった。
    センスなさ過ぎ。。
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    ビールのCMみたいなポスターもある。
    「アメイジング・グレイス」とか流れてそう。
    まったくそんなしんみりした映画ではない。


    もしもあの時


    昨年3月
    宝塚の市民病院の建て替え工事に
    254億円を寄付されたご夫妻がいた。
    これまで幾度も
    同市に私財を投じてこられた方だが
    その金額にともあれ圧倒された。

    どうやってその巨万の富を、と
    早速記事を読んだところ
    自社株を保有されていただけだった。

    その社名に見覚えがあった。

    「ウチの株は持っといたらいいよ」と
    中央アジアからモスクワに向かう機内で
    わたしにこっそり薦めた人がいた。
    ブハラのホテルでパスポートを失くされ、
    フロントでブチ切れていたわたしを
    窮地から救ってくれた人だった。

    その時のお礼も兼ねて帰国後に会った。
    「日本一給料が高い」を謳った会社の
    エリート営業マンだった彼は
    旅先で会った印象とはかけ離れて
    「鼻持ちならない」感じになっていた。

    (株、少しなら買ってもいいかな)と
    思っていたけど、一気に冷めた。
    次の約束をしないで別れ、そのままに。

    娘にその時の話をすると
    「せめて株は買えば良かったのに」と笑う。
    でも、それを選ばなかったから
    ああして、こうして、こうなって、娘と会えた。
    何も間違えていない。


    みんなで渡れば怖くない


    小さな村に起きた大事件、
    高額の宝くじ当選者は誰か!?
    ジャッキー(イアン・バネン)と
    マイケル(デイビッド・ケリー)は、
    有り金はたいてチキンパーティを開き、
    くじを買った全員を招待する。
    皆に探りを入れるがどうも違うらしい。


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    ジャッキーの楽しみはテレビで宝くじ番組を見ること。
    妻には「当たりっこないのに」と愛想をつかされている。


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    フランドル絵画に出てきそうな「悪だくみ」顔の二人。
    ただこの時は「当選者をおだてて、ちょっと奢ってもらおう」ぐらいの気持ちだった。


    ただ一人来なかった人物、ネッド。

    ジャッキーは嵐の中、
    いそいそとチキンを持って訪ねる。
    そこには当選くじを持ったまま
    笑顔で息絶えているネッドがいた。

    翌日ジャッキーはマイケルにだけ
    ネッドの死を告げ、
    賞金を山分けしようと持ち掛ける。
    本人確認に必要な書類を用意し、
    宝くじ協会に電話をする二人。
    (公衆電話が断崖絶壁の上にある)

    予定より早く村に到着した調査員、
    段取りが狂ってあまり乗り気でなかった
    マイケルがネッドになりすます羽目に。


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    街中だと絶対に捕まる案件です(笑)
    なぜ全裸かと言うと、ジャッキーとマイケルがのんきに水浴び(海・水着なし)している所に
    調査員が来る→ジャッキーが道案内を買って出る→ウソの道を教えて時間稼ぎをする→
    マイケルはとるものもとりあえずネッドの家へ急ぐ、だからです。
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    マイケル役のデイビット・ケリーさん。『チャーリーとチョコレート工場』(2005)の時も
    クセの強い俳優さんだと思ったけど、まさか全裸になられるとは。
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    ネッドの服のサイズが合わず、仕方なくジャッキーの服に着替えるマイケル。
    (今度はジャッキーが全裸でバイクを走らせることに)
    調査員から賞金額が700万ポンド(約15億円)に増額されたと聞かされ、気を失いそうに…。


    賞金受け取りの条件として
    「第三者による本人確認」があるという。

    もう二人だけの秘密にはできない。
    次の調査員が来るまでに
    何とかみんなの口裏を合わさねば!
    ジャッキーは村人を集め計画を話す。
    「賞金は52人全員に平等に分ける。
    その代わり、今日からネッドは彼だ!」
    誓約書にサインし、
    「彼はネッド」を練習する村人たち。

    ただ一人、
    「意地悪ばあさん」リジーだけは
    サインを拒む。
    「これは犯罪だよ、密告したら賞金が入る。
    宝くじ協会に通報しても礼金がもらえるかも」
    誓約書にサインする条件として
    自分の分け前を増やせと迫る。

    ジャッキーは「全員平等だ」と
    その提案をはねつけ、
    怒ったリジーは公衆電話に駆け込む…。


    ここまで(いつもそうですね、反省💦)
    盛大にネタバレしておいて何ですが
    あとは言えません(笑)
    (イギリス映画やなあ)というラストです。
    いつかどこかでご覧になる機会がありましたら
    (あぁ、なるほどね)と思っていただければ。


    ※今回は「TSUTAYA DISCAS」で借りて
     ようやく見ることができました。



    良心のかけら


    みんながしあわせそうだから
    ハッピーエンドでいいのか?
    喜びの絶頂で天国に召されたネッドは
    それでよしとするのか?

    冒頭のご夫妻のように
    奉仕の精神での使い道はなかったのか?

    昔観た時はただ面白いだけでしたが
    時を経て、ちょっと考えてしまいました。
    自分だったらどうするか、と。

    こんな時
    わたしはChatGPTではなく彼を召喚します。
    小日向文世さんに似たシルクハットの紳士
    ジミニー・クリケット。

    ※ちなみに、ディズニー映画『白雪姫』(1937公開)
    の中で小人たちが言う「Jiminy Crickets!)」は、
    「なんてこった!」といった意味の感嘆詞だそうです。

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    「ジミニー・クリケット」は、ディズニー映画『ピノキオ』(1940)に登場するコオロギ。
    ピノキオの「良心」として彼に善悪を教えます。


    「それはまぁ、何だよ、つまり…」
    多分、はっきり答えてくれなさそう。


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