
【専門家監修】ハクビシンの糞の特徴・見分け方は?ため糞と他の動物との違い、掃除・消毒の手順
監修|地方で害獣駆除の会社を営む代表
ハクビシンの糞は、長さ5〜15cmほどの棒状で果物の種が混じり、同じ場所にためる「ため糞」が特徴です。
庭の隅に、動物のフンがこんもりと山になっている。しかも、昨日よりも増えている気がする。
「犬?猫?……いや、なんか違う」
よく見ると、中に果物の種のようなものが混じっている。同じ場所に何度もしているようで、近づくとツンとした臭いもする。
「これ、何の動物?もしかして屋根裏にもいるんじゃ……」
気持ち悪いし、正直こわいですよね。不安になって、この記事にたどり着いた方も多いと思います。
同じ場所にまとまっていて、果物の種が混じった棒状のフンなら、ハクビシンが疑われます。ただし、タヌキなどほかの動物でも似たフンをするため、フンだけで断定はできません。そしてハクビシンは、庭だけでなく屋根裏に住みつくこともある動物なんです。
業者に頼んだ場合の費用は、侵入防止が中心なら3〜10万円前後、屋根裏のため糞の清掃・消毒まで含むと15〜30万円前後が目安です。フンに気づいた段階で正しく対処するかどうかで、その後の費用は大きく変わります。
私の祖母は、家に住みついた害獣のことがよく分からないまま業者に頼み、高いお金を払わされました(詳しくは自己紹介の記事に書いています)。知っていれば防げることは、先に知っておいてほしいんです。
この記事では、ハクビシンの糞の特徴と、ほかの動物との見分け方、掃除・消毒の手順、そしてフンを見つけたときに確認すべきことをお伝えします。
ハクビシンの糞の特徴とは?
ハクビシンの糞には、次のような特徴があります。

いちばん大きな特徴は「ため糞」です。ハクビシンは、決まった場所にくり返しフンをする習性があります。だから同じ場所に次々とフンがたまって、山のようになっていくんです。
ハクビシンは雑食性ですが、とくに果実が好きです。柿やぶどうなどが実る時期には、庭や畑の果実を食べに来ることがあります。フンに種が混じっているのは、そのためなんですね。
ハクビシンの糞の見分け方|タヌキ・アライグマ・イタチ・猫・ネズミとの違い
「うちのは、どれなんだろう?」と思ったら、次の違いを見てみてください。

「ため糞かどうか」「フンの形や大きさ」「中身」「見つかった場所」を組み合わせて判断するのがポイントです。屋根裏や天井裏で見つかったため糞なら、ハクビシンの可能性があります。ただ、フンだけで断定するのは難しい場合もあるんです。
ハクビシンの糞は危険?素手で触らないほうがよい理由
野生動物のフンには、細菌や寄生虫などが含まれている可能性があります。見た目ではわかりません。
「何の動物か確かめたいし、ちょっとだけなら……」
その気持ち、すごくよく分かります。でも、これだけは本っっっっっ当に気をつけてほしいんです。素手で触ったり、つぶして中身を確かめたりするのは、やめてくださいね。
片づけるときは使い捨て手袋とマスクを着け、作業のあとは石けんと流水で手を洗えば、過度に心配する必要はありません。
ハクビシンのため糞を放置するとどうなる?
「見なかったことにしたい」と思ってしまいますよね。でも、庭や屋根裏のため糞を放置すると、次のような問題が起こります。

特に屋根裏のため糞は、気づかないうちに量が増えていきます。天井にシミが出てきたら、被害が進んでいる可能性があります。
ハクビシンの糞の掃除・消毒の手順
庭など屋外の手が届く場所にある少量のフンで、安全に作業できる場合は、自分で処理することもできます。大量にたまっている場合や、粉状に乾燥している場合は、無理をせず専門業者に相談してください。

ただ、掃除や消臭をしただけでは、また来なくなるとは限らないんです。落ちた果実やペットフードなど、餌になるものも片づけておきましょう。家屋への侵入が疑われる場合は、侵入口がないかも確認してください。
屋根裏のため糞は、足場が悪く、大量の糞尿で汚れていることが多いです。お願いですから、無理に自分で掃除しないでください。
ハクビシンのため糞を見つけたら確認すべきこと
庭でため糞を見つけたら、次のことも確認してみてください。

天井裏の音やシミがあれば、屋根裏に住みついている可能性があります。
それから、ハクビシンは鳥獣保護管理法の対象で、許可なく捕獲・殺傷することは原則として禁止されています。家屋では、まず屋外へ追い出し、すべての個体が出たことを確認したうえで侵入口を封鎖するのが基本です。中にいる状態で穴を塞がないようにしましょう。
ハクビシン駆除の費用の目安
「業者さんに頼んだら、いくらかかるの?」というのも、気になるところですよね。被害の規模と作業範囲ごとの目安を見てみましょう。

金額は固定料金ではありません。追い出しだけか、封鎖や清掃まで含むか、侵入口の数、高さや足場、フンの量で変わるので、目安として見てください。
ネズミやコウモリと比べた費用の目安は、次の記事にまとめています。
見積もりを受け取ったら、次の6つが書かれているかを確かめてください。

見積もりを取ったからといって、その場で契約する必要はありません。いったん持ち帰って、落ち着いて比べてくださいね。
「業者さんに頼むなら、どこがいいの?」
そう迷った方のために、ネットから無料見積もりを頼める7社を同じ基準で採点して、おすすめの5社をまとめました。お住まいの地域と動物から、頼む先が決まる早見表もあります。
よくある質問
ハクビシンの糞を素手で触ってしまいました。
あわてなくて大丈夫です。すぐに石けんと流水で十分に手を洗ってください。洗う前に目や口を触るのは避けましょう。発熱や下痢など体調に異変が出たら、医療機関に相談してください。
ハクビシンのため糞は、掃除すれば来なくなりますか?
掃除や消臭だけでは、また来ることがあります。落ちた果実やペットフードなど餌になるものを片づけ、庭の果物を早めに収穫するなど、寄せつけない工夫もしておきましょう。家屋への侵入が疑われる場合は、侵入口も確認してください。
屋根裏のハクビシンの糞は自分で掃除できますか?
おすすめしません。足場が悪く、大量の糞尿で粉じんを吸い込んだり、天井を踏み抜いたりする危険があります。業者さんに相談しましょう。
まとめ
ハクビシンの糞は、長さ5〜15cmほどの棒状で、果物の種が混じり、同じ場所にためる「ため糞」が特徴です。ただし、タヌキも似たため糞をするため、形や中身、見つかった場所をあわせて判断しましょう。
屋外の少量のフンなら、使い捨て手袋とマスクを着け、湿らせてから静かに取り除きましょう。あわせて、餌になるものも片づけておいてください。そして、天井の足音やシミがあれば、屋根裏にも住みついているサインかもしれません。被害が広がる前に、専門業者に見てもらうことをおすすめします。
フンを見つけたときの、あのいやな気持ち。ひとりで抱え込まずに、困ったらこのnoteを思い出してもらえたらうれしいです。
天井から聞こえる音の正体を見分けたい方は、「天井から音がする正体は?ネズミ・ハクビシン・イタチ・コウモリの見分け方」もあわせて読んでみてください。
業者さん選びで迷ったら、こちらも読んでみてください。