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【専門家監修】天井から音がする正体は?ネズミ・ハクビシン・イタチ・コウモリの見分け方

    監修|地方で害獣駆除の会社を営む代表

    天井から音がするとき、正体はネズミ、ハクビシン、アライグマ、イタチ、コウモリのどれかであることが多く、音の大きさ・時間帯・フンの形で候補を絞れます。業者に頼む費用は、侵入口をふさぐだけなら3万円台から、清掃・消毒まで含めると15〜30万円前後が目安です。

    夜中の2時。静まり返った寝室で、天井の上から「ドタドタッ」と何かが走る音がする。

    「今の、何?」

    一度気になると、もう眠れません。息をひそめて聞いていると、今度は「カリカリ……」と何かをかじるような音。朝になれば静かになるのに、夜になるとまた始まる。そんな毎日に、じわじわと疲れている方もいるのではないでしょうか。

    私の祖母は、困り果ててから業者さんを呼び、約50万円を払いました。それでも、天井からはまた足音が聞こえてきたんです(くわしくは「害獣駆除でぼったくられた祖母の話」)。

    ただ、音だけで正体を言い当てるのは、プロでも難しいもの。それでも、音の大きさ・時間帯・フンの形を組み合わせれば、候補はかなり絞り込めます。

    正体が分かれば、業者さんの説明が正しいかどうかも判断しやすくなります。この記事では、天井から聞こえる音の正体を、動物ごとに見分けるポイントをまとめました。

    天井の音を見分ける3つの手がかり

    天井の音は 3つで見分ける

    手がかりは、音の大きさ、時間帯、痕跡の3つです。

    このうち、いちばん確かなのはフンです。音はあくまで目安なので、フンの形や落ちている場所と合わせて判断してください。

    ネズミの音の特徴

    「カサカサ」「トトトッ」と小刻みで軽い足音に、「カリカリ」「ガリガリ」とかじる音。夜から明け方にかけて活発になり、「チューチュー」と高い声が聞こえることもあります。フンは米粒から小豆くらいの大きさで、あちこちに散らばります。

    天井裏で「カリカリ」とかじる音がするなら、まずネズミを疑ってください。ネズミは歯が伸び続けるため、柱や配線、断熱材をかじります。電気配線をかじられると火災につながるおそれもあるので、放っておけません。

    家に出るネズミのうち、天井裏に住みつきやすいのは、高い所が得意なクマネズミです。家の中でネズミを見かけたときの動き方は「家にネズミが出たらどうする?今すぐ自分でできる5つの対策と駆除業者を呼ぶ目安」に、寒くなってから家に入ってくる理由は「ネズミは冬眠しない!冬に家へ入ってくる理由・対策と駆除費用の目安」にまとめています。カリカリという音や足音から分かることは、「天井からカリカリ音がするのはネズミ?」で解説しています。

    ハクビシン・アライグマの音の特徴

    「ドタドタ」「ドスドス」と、猫が歩くような重い足音。どちらも夜行性で、日没後から夜中に動きます。

    音が明らかに大きく、「何か大きな生き物がいる」と感じるなら、ハクビシンやアライグマかもしれません。ハクビシンは同じ場所にフンをためる「ため糞」をするので、放っておくと天井のシミや悪臭、断熱材の汚れにつながりやすいんです。

    ため糞の見分け方と片付け方は、「ハクビシンの糞の特徴・見分け方は?ため糞と他の動物との違い、掃除・消毒の手順」にまとめています。

    イタチの音の特徴

    「トトトッ」と素早く走り回る足音で、ネズミより少し重め。夜が中心ですが、昼間に動くこともあります。フンは細長く、動物の毛や骨が混じることがあります。

    イタチは体が細長く、わずか3cmほどのすき間からでも入り込むと言われます。においが強いのも特徴で、「天井裏から獣のようなにおいがする」なら候補に入れておいてください。

    コウモリの音の特徴

    「キーキー」「チチチ」という鳴き声や、羽ばたくような「カサカサ」という音。夕方の暗くなりはじめに出入りし、夜に活動します。フンは5〜10mmほどの黒い粒で、乾くと崩れやすく、換気口の下や軒下、シャッターのまわりに落ちています。

    住宅に入り込むコウモリの多くは、アブラコウモリという小型の種類です。天井裏の音より、夕方に換気口や軒下から出入りする姿や、落ちているフンで気づくことが多いはずです。フンの見分け方と安全な掃除の仕方は、「コウモリのフンの特徴・見分け方|ネズミとの違いと安全な掃除・消毒、駆除が必要なケース」にまとめています。

    音とフンで見る早見リスト

    その音は 何の動物?
    フンを見れば かなり絞れる

    ここまでの特徴を、音とフンでまとめると次のとおりです。

    音とフンで見る動物の早見表

    ただし、これはあくまで目安です。複数の動物が同時に入り込んでいることもあります。

    正体ごとの費用の目安

    同じ「天井の音」でも、費用は3万円台から30万円を超えるケースまで開きがあります。差を生んでいるのは、動物の種類そのものより、ふさぐ侵入口の数と、フンや尿の清掃・消毒をどこまでやるかです。

    天井裏の音の正体別の費用の目安

    金額は家の構造や被害の広がりで変わるので、目安として見てください。動物ごとの費用の目安は、次の記事にまとめています。

    ネズミなら「ネズミ駆除の費用相場は?作業内容別の料金の目安と見積もりの見方」、コウモリなら「コウモリ駆除の費用相場は?換気口・シャッター・軒下の料金と高くなるケースを解説」で、作業の範囲ごとにくわしく見られます。

    自分で天井裏をのぞく前に知っておきたいこと

    「正体を確かめたいから、天井裏をのぞいてみよう」

    そう考える方もいると思います。ただ、次の3つは守ってください。

    この3つは やらない

    フンや尿には、病原菌やダニが含まれていることがあります。マスクと手袋を着け、素手では触らないでください。ハクビシンやアライグマは、追い詰められると攻撃してくることがあります。そして、ハクビシン・アライグマ・イタチ・コウモリなどの野生動物は、鳥獣保護管理法で、許可なく捕獲することが原則として禁じられています。

    のぞくのは点検口から見える範囲にとどめ、フンの写真を撮っておくと、業者さんや自治体に相談するときに役立ちます。

    業者に相談する目安

    業者に相談したい4つのサイン

    毎晩のように音がする、天井にシミが出てきた、フンがたまっている場所がある、自分でふさいでもまた音がする。どれかに当てはまるなら、早めに専門の業者さんへ相談してください。

    見積もりを受け取ったら、「どの動物か」「どこから入っているか」が書かれているかを確かめてください。音だけで種類を言い切ったり、見える穴を1つふさぐだけで「これで解決です」と言い切ったりする説明なら、その1社だけで決めずに、もう1社の見積もりと比べてください。祖母の家も、最初の業者さんの施工が甘く、また足音が戻ってきました。

    「業者さんに頼むなら、どこがいいの?」

    そう迷った方のために、ネットから無料見積もりを頼める7社を同じ基準で採点して、おすすめの5社をまとめました。お住まいの地域と動物から、頼む先が決まる早見表もあります。

    よくある質問

    天井から音がするのは、何の動物が多いですか?

    小刻みな足音やかじる音ならネズミ、重い足音ならハクビシンやアライグマ、素早い足音と強いにおいならイタチ、夕方の出入りと鳴き声ならコウモリが候補です。音だけで決めず、フンの形と落ちている場所を合わせて見てください。

    昼間に天井から音がするのは、なぜですか?

    ネズミ、ハクビシン、アライグマ、コウモリは主に夜に動きますが、イタチは昼間に動くこともあります。昼間も音が続くなら、早めに業者さんに見てもらうと安心です。

    天井の音は、放っておいても大丈夫ですか?

    おすすめしません。ネズミは配線をかじることがあり、ハクビシンのため糞は天井のシミや悪臭につながります。被害が広がるほど清掃や消毒の範囲が増え、費用も上がりやすくなります。

    まとめ

    天井から聞こえる音は、小刻みならネズミ、重ければハクビシンやアライグマ、素早くてにおいが強ければイタチ、夕方の出入りと鳴き声ならコウモリが候補になります。

    とはいえ、音だけで決めつけるのは禁物です。音がする時間帯、フンの写真、においやシミをメモしておくだけで、業者さんの説明が正しいかどうかを判断しやすくなります。

    正体の見当がつくだけで、気持ちは少し落ち着くはずです。ひとりで抱え込まずに、困ったら相談してくださいね。

    業者さん選びで迷ったら、こちらも読んでみてください。

    害獣駆除業者の選び方とおすすめ5選|信頼度で比べた無料見積もり先

     
     
    ネットで害獣駆除を調べても、出てくるのは業者のまとめ記事ばかり。素人と業者の知識の差は大きく、高額請求の相談も後を絶ちません。だから、見積もりの基準と実例の費用を客観的に発信しています。記事は地方で害獣駆除業を営む代表が監修。

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