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【専門家監修】ネズミは冬眠しない!冬に家へ入ってくる理由・対策と駆除費用の目安

    監修|地方で害獣駆除の会社を営む代表

    ネズミは冬眠しません。寒くなると、寒さに弱いクマネズミなどが家の中に入ってくることがあり、業者に頼む費用は天井裏だけの対策で10万円前後が目安です。

    朝晩がぐっと冷え込むようになった、ある夜。

    布団に入ってウトウトしかけたとき、天井の上から「カサカサ……カリカリ……」と小さな音。

    「夏は静かだったのに、なんで今ごろ?」

    寒くなれば、動物はみんな冬眠する。ネズミもそうだろう——そう思っていた方にとっては、意外ですよね。

    実は、ネズミは冬眠しません。 それどころか、寒くなると、特に寒さに弱いクマネズミなどが、暖かくてエサを確保しやすい家の中に入り込んでくることがあるんです。

    実際、冬から春にかけてネズミの相談が増える地域もあります。そして対策が遅れるほど、天井裏だけで済んでいた被害が部屋の中まで広がり、塞ぐ侵入口や清掃の範囲が増えて、費用も高くなりがちです。天井裏だけの対策なら10万円前後が目安ですが、部屋にまで出て侵入口が多いと15万〜20万円前後、清掃・消毒まで含むと20万〜30万円前後になることもあります。

    私の祖母は、業者さんの説明がよく分からないまま、害獣駆除で高いお金を払わされました。同じ思いをする人を、ひとりでも減らしたい。そんな気持ちで、この記事では、ネズミが冬眠しない理由と、冬に家へ入ってくる理由、今すぐできる対策、そして業者に頼んだときの費用の目安を解説します。

    ネズミは冬眠する?

    ネズミは冬眠しません。

    家に出るネズミは、主にクマネズミ・ドブネズミ・ハツカネズミの3種類です。どれも冬眠はせず、冬のあいだも活動を続けます。

    ただし、寒さへの強さは種類によって違います。クマネズミは寒さに弱く、冬は暖かい建物の中に入り込みやすいネズミです。一方、ドブネズミは比較的寒さに強いネズミですが、冬でもエサや隠れ場所を求めて、家の中や家のまわりで活動します。

    冬眠するのではなく、暖かくてエサのある場所で冬を乗り切ろうとする。その「暖かくてエサのある場所」として選ばれやすいのが、私たちの家なんです。

    冬にネズミが 家に入ってくる3つの理由

    冬にネズミが家に入ってくる3つの理由

    理由1:家の中は暖かい

    屋根裏や壁の中、床下は、外より気温が安定しています。暖房の熱が伝わる天井裏や、給湯器・冷蔵庫の裏などは、ネズミにとって絶好の越冬場所です。

    理由2:外のエサが減る

    秋が終わると、畑や庭の木の実、虫などのエサが減っていきます。一方、家の中には食べ物のにおいがあふれています。お米やペットフードを保管している家は、特に狙われやすくなります。

    理由3:家の中なら冬でも繁殖できる

    ネズミは一年を通して繁殖できる動物です。暖かくエサのある屋内では、冬でも繁殖する可能性があります。

    「冬のあいだに1〜2匹入っただけだから」と思っていても、少数に見えるうちに、気づかないところで数が増えていることがあります。「冬だから増えないだろう」と放置せず、早めに手を打ってほしいんです。

    冬のネズミはどこに住みつく?

    冬のネズミが好む場所は、次のようなところです。

    冬のネズミが住みつきやすい5か所

    特に注意したいのが、配管や配線が壁を貫通している部分です。エアコンの配管まわりのパテが劣化して、わずかな隙間ができていることがあります。ハツカネズミなら、約1cmの隙間があれば入り込めると言われています。

    冬にネズミがいるサイン

    次のサインが1つでもあれば、ネズミが住みついている可能性があります。

    ネズミがいる5つのサイン

    これだけは、本っっっっっ当に気をつけてほしいんです。フンを見つけても、素手で触ったり、つぶして確かめたりはしないでください。

    冬のネズミに今すぐできる対策

    対策1:食べ物をしまう

    お米、パン、お菓子、ペットフードは、ふた付きの容器に入れて保管しましょう。生ゴミは夜のうちに片付け、エサになるものを減らします。

    対策2:小さな隙間をふさぐ

    配管まわりや換気口、床下の通気口など、外につながる隙間を確認しましょう。小さな隙間なら、金網や金属たわし、補修材など、ネズミにかじられにくい丈夫な材料でふさげます。

    ただし、すでにネズミが住みついている場合は注意が必要です。 中にネズミがいるまま侵入口を塞ぐと、逃げ場を失ったネズミが室内側へ逃げ込んだり、壁や天井裏で死んで悪臭や虫の発生につながったりすることがあります。塞ぐのは、ネズミがいるかどうか、生息状況を確認しながら進めてください。

    対策3:超音波グッズに頼りすぎない

    「コンセントに差すだけでいいなら」と、つい期待してしまいますよね。たしかに超音波ネズミよけは手軽ですが、効果は限定的です。音は壁や家具にさえぎられて届きにくく、一時的に避けても、ネズミが慣れてしまうことがあります。超音波だけで長期的に追い出したり、再侵入を防いだりする効果は期待しにくいので、あくまで補助と考えてください。

    冬のネズミ対策 ここを間違えない

    自分でできる対策は、「家にネズミが出たらどうする?今すぐ自分でできる5つの対策と駆除業者を呼ぶ目安」でも詳しく解説しています。

    ネズミ駆除を業者に頼むと費用はいくら?

    数日対策しても物音が続く、フンや食べ物の食害がある、侵入口が見つからない——そんなときは、無理をせず専門の業者さんに相談してみてください。作業の範囲ごとの費用の目安は、次のとおりです。

    ネズミ駆除の費用の目安

    被害が広がると、封鎖する侵入口や清掃の範囲、施工の回数が増え、費用も高くなる傾向があります。冬のあいだに被害が広がる前に対策するほど、費用を抑えやすいということなんです。

    いずれも固定の料金ではなく、侵入口の数や作業の範囲、フンの量で変わる目安として見てください。

    見積もりを見るときは、金額だけでなく中身も確かめてください。何か所を、何の材料で塞ぐのか。確認のための訪問は何回あるのか。清掃・消毒は含まれるのか。再発したときの保証はあるのか。見積書に書かれていなければ、その1枚だけで決めずに、もう1社の見積もりと比べてください。

    見積もりを取ったからといって、その場で契約する必要はありません。急かされても、一度持ち帰って大丈夫です。

    「業者さんに頼むなら、どこがいいの?」

    そう迷った方のために、ネットから無料見積もりを頼める7社を同じ基準で採点して、おすすめの5社をまとめました。お住まいの地域と動物から、頼む先が決まる早見表もあります。

    よくある質問

    ネズミは冬になるといなくなりますか?

    いなくなりません。ネズミは冬眠せず、冬のあいだも活動を続けます。特に寒さに弱いクマネズミは、寒さをしのぐために家の中に入り込んでくることがあります。

    ネズミは寒さに弱いのですか?

    種類によって異なります。クマネズミは寒さに弱い一方、ドブネズミは比較的寒さに強いネズミです。ただし、どちらも冬眠はせず、冬でもエサや隠れ場所を求めて、家の中や家のまわりで活動します。

    冬になるとネズミは増えますか?

    冬に必ず数が増えるわけではありません。ただ、寒くなると屋外から屋内へ移ってくるため、物音やフンで存在が目立ちやすくなります。また、暖かくエサのある屋内では冬でも繁殖する可能性があるので、気づいた時点で早めに対策しましょう。

    冬にネズミ駆除を頼んでも大丈夫ですか?

    問題ありません。ネズミは一年中活動しているため、冬でも駆除できます。むしろ、被害が広がる前の早い対策がおすすめです。

    まとめ

    ネズミは冬眠しません。寒くなると、特に寒さに弱いクマネズミなどが、暖かくてエサのある家の中に入り込んでくることがあります。

    天井の音や小さなフンに気づいたら、まずは食べ物をしまい、外につながる隙間を確認してください。フンや死骸には素手で触らず、片付けるときは使い捨ての手袋とマスクを着けましょう。

    数日対策しても物音が続く、フンや食害がある、侵入口が見つからない。そんなときは、自分では確認できない天井裏や壁の中に原因があるかもしれません。被害が部屋の中まで広がる前に、現地調査で侵入口の数と施工の範囲を確かめてもらい、見積もりを取ってみましょう。

    ネズミ駆除の費用について詳しく知りたい方は、「ネズミ駆除の費用相場は?作業内容別の料金の目安と見積もりの見方」もあわせて読んでみてください。

    ひとりで抱え込まずに。天井の音で眠れない夜が、少しでも早く終わりますように。

    業者さん選びで迷ったら、こちらも読んでみてください。

    害獣駆除業者の選び方とおすすめ5選|信頼度で比べた無料見積もり先

     
     
    ネットで害獣駆除を調べても、出てくるのは業者のまとめ記事ばかり。素人と業者の知識の差は大きく、高額請求の相談も後を絶ちません。だから、見積もりの基準と実例の費用を客観的に発信しています。記事は地方で害獣駆除業を営む代表が監修。

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