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漁師の一日、メシとトイレと寝床を全部ぶっちゃけます

    漁師やってたって言うと、一番聞かれること、何やと思います? 「大変やった?」でも「稼げるん?」でもなくて、実は「トイレどうしてたん?」なんです。ほんまに毎回聞かれるので、今日はまとめて答えます。 こんにちは、海老蔵です。関西生まれで、北海道で漁師を4年やって、いまは転職活動中です。はじめましての人は、こちらの自己紹介もどうぞ → https://note.com/tabi_to_shigoto/n/nb198aa1c23a2?sub_rt=share_pw

    今日は、船の上の「メシ・トイレ・寝床」を、僕が乗ってた船の場合でお話しします。船によってけっこう違うので、あくまで「僕の場合」です。

    1. 起きるところから:心臓止まるかと思ったベルの話

    起床時間は、出航時間と漁場によってバラバラです。ただ、4時から5時の間が多かったです。 起こし方は、船を操縦する親方が、漁場に着く前にベルを鳴らします。「ジリジリジリ」という、耳に残るくらい大きな音が、数十秒間ずっと鳴り続けます。 初日は、ベッドから飛び起きました。ほんまに心臓止まるかと思いました。慣れるまでに、2週間くらいかかりました。

     2. メシ:漁師は何食べてるのか

    朝と昼は船で食べます。夜は家に帰ってから、各自で自炊でした。
    【朝】大盛りのごはんに、スーパーの惣菜。唐揚げ、イカフライ、ちくわの磯辺焼き、生卵、ソーセージ、卵焼き、ハム、サバ缶、納豆、キムチ、ポテトサラダ、焼き鳥、カツなど。すぐ食べられるものがメインです。


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    船の飯

    【昼】大盛りのごはんに、味噌汁。そば、豚汁、三平汁、エビの味噌汁などが出ます。おかずは魚か肉で、生姜焼き、カレー、カツ丼、チャプチェ、レトルトの牛丼や中華丼もありました。朝と同じ惣菜も並びます。 食費は、給料明細で引かれる形です。詳しい金額は、有料記事の方に書いています。

    【船のメシ。ごはんは大盛りが基本です。 一番うまかったのは、採れたてのエビの味噌汁、三平汁、カスベの煮付けです。「これは無理や…」という飯は、特にありませんでした。好き嫌いがないので。強いて言えば、ペヤングの激辛シリーズは覚悟がいりました。

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    採れたての活ボタンエビ

    とれたてのエビ。これを味噌汁にするのが、最高でした。 揺れてる船の上で食べるコツは、茶碗が動かないようにすることです。茶碗の形に合わせた木の型や、ドリンクホルダーみたいなものを用意してました。それでも、お椀は手で持ったまま食べます。 船酔いがひどい時でも、食べられたのは、パンや甘いお菓子でした。

    3. トイレ:みんなが一番知りたいやつ 場所は、船のキッチンの横です。

    扉もあって、水洗式なので、匂いがこもることもなく、わりと衛生的です。家にあるのと同じ様式で、ウォシュレットはありません。ただ、入り口が狭いので、屈んで入らなあかんです。 揺れてる時は、壁に両手をついて、体が動かんようにします。 作業中に急に行きたくなったら、緊急事態です。ポジションを替わってもらって、すぐ済ませます。 初めて使った時の正直な感想は、「落ち着かん」でした。船が揺れてて、リラックスできないので、なかなか出ません。でも、行ける時に行っとかんと、他の人に迷惑がかかります。これが、地味にストレスでした。 笑った話をひとつ。たまに、便座が汚れてたり、きれいに流れてなかったりすることがありました。誰がやったかは、今も謎です(笑)。

    4. 風呂・水まわり

    水は、ポリタンクを2つ持ち込んでいます。ただ、米を研ぐ時や、味噌汁などの炊事にしか使いません。 風呂は、船にはないので、港に戻ってから、自分の家で入ります。洗濯も船ではできないので、家でします。 普段から真水が使えないので、手は海水で洗います。真水が貴重やなと思いました。


    5. 寝床:どこでどう寝てるのか


    寝るのは、船の下です。エンジンルームの前なので、騒音がひどいです。小さいハシゴで下りて、高さがないので、屈んで寝台に入ります。 全員が同じスペースで寝ます。パーテーションみたいなもので仕切ってあって、カプセルホテルの小さい版、という感じです。寝返りは打てません。プライバシーはありません。ただ、仕切りごとに照明とコンセントがあって、エアコンも付いてます。広さは、畳1枚もないくらいです。


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    寝床周りの様子

     

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    自分の寝床

    ごちゃごちゃですが、これが落ち着きます。 揺れの中では、転がりながら寝ます(笑)。ただ、スペースが狭いので、そんなに動けません。 エンジンの音が鳴り響いてるので、いびきは聞こえません。ただ、匂いの強いものを食べたり、おならをしたりすると、換気が悪いので、すぐ充満します。 睡眠時間は、見張りがなければ、だいたい3時間くらいです。帰りも寝られる場合があります。睡眠時間を確保するのが難しいので、出航前に、家でできるだけ寝るようにしてました。眠れなかった日の仕事は、地獄です。

    6. 4年やって思う、「船の暮らし」の良さとしんどさ

    【良かったこと】
    ・水道代・光熱費がほとんどかからない。
    家は、寝るだけの場所になります。
    ・朝と昼が出るので、食費も減らせます。
    【しんどかったこと】
    ・ネットが使えなくなります。
    ・逃げ場がないので、人間関係は良くしておかなあきません。

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    雪の降る夜の作業


    冬は寒さとの勝負です。足元には気をつけます。

    7. これから漁師を考えてる人に、1つだけ 「トイレと寝床と飯が合うかどうかは、給料より大事かもしれません」。

    これまでの常識が通用しない世界なので、柔軟に受け入れる気持ちが必要です。

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    シマエビ

    これが、僕らの仕事の成果です。 最後まで読んでくれて、ありがとうございます。 「こんなこと知りたい!」があれば、コメントで教えてください。次の記事のネタにします。漁師の人間関係、お金の話、世界34か国の旅の話、何でもOKです。

    ▼ 自己紹介はこちら 
    https://note.com/tabi_to_shigoto/n/nb198aa1c23a2?sub_rt=share_pw

    ▼ 給与明細つきのお金の話(有料・300円) https://note.com/tabi_to_shigoto/n/n0dd9f8f58813

    ▼ 初めて船に乗った日(無料) https://note.com/tabi_to_shigoto/n/ncc2ed2756da0

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    目指せフォロバ100!会社員、飲食店長を経て、北海道・道北で漁師に。19トンの船で海老籠漁を約4年。漁師を辞めたあと、9か月間海外で暮らしました。「辞めたいけど怖い」「漁師ってどんな仕事?」という人に向けて、収入・生活費・手続きなどを書いています。質問はコメントへどうぞ。

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