
「アイランドホッピング」で南西諸島の島々を空から愉しんできた
昨今の航空旅客輸送は、ハブアンドスポーク方式と呼ばれる、ハブ空港(拠点)から各地の空港を結ぶ路線ネットワークが主流となっている。そんな中、南西諸島においては、島と島を結ぶ路線が複数存在している。今回は、そんな離島路線を乗り継ぎ、南西諸島の島々を空から愉しむ「アイランドホッピング」をしてきた。
NH1737 KIX✈OKA
関空から沖縄・那覇へと行くANA便は、今年の3月28日を以って運休となる。そのため、運休前にこの路線に乗ってみたいと思い、今回は関空から沖縄へと向かった。
関西空港では、ANAとJALで共用の Lounge KANSAI というラウンジを使える。搭乗開始時刻が近づくまでラウンジでひと休みし、那覇行きのフライトに搭乗した。





関空発那覇行きの便は、関空を離陸後、淡路島を横切って徳島上空から四国に入り、室戸岬を左に見ながら四国を抜け、宮崎付近から針路を南に変えて奄美群島の上を通りながら沖縄へ向かう。航路上の天気は概ね晴れの予報だったが、四国上空は曇っていて景色が見られず残念だった。ところが、九州上空は晴れており、宮崎の市街地や種子島をくっきりと見ることができた。




雲があり岬の位置がよくわからない






先島諸島アイランドホッピング
沖縄に到着した翌日は、先島諸島方面で飛行機を乗り継ぐアイランドホッピングをした。那覇-宮古-多良間-宮古-石垣-与那国-石垣-宮古-多良間-宮古-石垣-宮古-那覇と、1日で12本ものフライトに搭乗して離島間をホッピングしていく。これらのフライトは全て同一の機材で運航されるため、遅延しても乗り継げなくなることも無い。
なお、この旅程に含まれている宮古-多良間路線は、2月にはJALのキャンペーンによってポイント稼ぎ目的の搭乗が増え、住民が乗れなくなるという事態が発生し問題となっていたため、繁忙期やキャンペーン期間中にこのような旅程を実施するのはおすすめしない(今回はその問題が起こる前の1月下旬に実施した)。
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1本目は那覇から宮古へ行くフライトである。朝焼けに染まる那覇を離陸し、先島諸島方面へと南下していく。


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宮古からは隣の多良間島へと飛んでいく。
宮古空港で一旦飛行機を降り、次の便への搭乗を待っていると、なんと機材整備のため出発が遅れるとの情報が出た。1日に12フライトなんて乗れる機会はそうそうないので、欠航にならないことを願いつつ待っていると、500円分のクーポン券が配られた。せっかくなのでクーポン券を利用して空港内売店で宮古そばを食べて待っていると、50分遅れで搭乗開始となり、約55分遅れて宮古を出発した。宮古からは15分ほどのフライトで多良間に着く。




NU892 TRA✈MMY
多良間からは宮古に折り返すフライトになる。飛行機趣味の間では「多良間タッチ」とも呼ばれる、多良間に到着後すぐ折り返す行動である。多良間島は今回が初上陸だったが、空港からは出ていないので、また今度観光目的で来たい。




NU831 MMY✈ISG
多良間から戻ってきたら今度は石垣へホッピングである。多良間島を通過し、その先の石垣島へと向かっていく。宮古からは20分ほどで石垣に到着した。



NU743 ISG✈OGN
石垣からはさらに別の島へのホッピングで、日本最西端である与那国へと向かう。与那国島は、3年近く前に観光で訪れて以来の上陸となった。








NU744 OGN✈ISG
日本最西端の与那国島に到着したら、折り返し石垣へと戻る。



NU834 ISG✈MMY
石垣からはさらにホッピングで、宮古へと戻っていく。

NU897 MMY✈TRA
宮古に戻ってきたら再び多良間への往復である。定期便では一日2往復ある宮古-多良間便は2往復ともこのホッピング運用に含まれている。




NU898 TRA✈MMY
本日2度目の多良間に到着後は、再び折り返して宮古へと戻る。



NU839 MMY✈ISG
宮古に戻ってきて次は石垣へホッピングである。石垣からさらに与那国まで行った午前と異なり、今度は石垣への単純往復である。





NU838 ISG✈MMY
折り返しの便で石垣を出る頃には19時半を過ぎ辺りは暗くなっていて、一日の終わりが近づいていることを感じながら宮古へと戻った。
NU804 MMY✈OKA
最初は1時間近くの遅れとなった機材整備での遅延も少しずつ回復していき、この日最後の便となった宮古から那覇へ戻るフライトは30分の遅れで宮古を出発した。20時を過ぎて夜景に染まった宮古を離れ、沖縄本島は那覇へと帰っていった。


久米島タッチ
先島諸島方面でアイランドホッピングをした翌日は、奄美群島方面のアイランドホッピングルートを経由して帰路についた。那覇から奄美群島方面へ向かうフライトは昼過ぎの出発となるので、午前中は「久米島タッチ」と呼ばれる那覇と久米島を単純往復するフライトに3往復搭乗した。
NU871 OKA✈UEO
1往復目は朝イチに那覇を出るフライトである。朝焼けに染まる那覇空港を離陸し、眼下に慶良間諸島を見ながら西へ進んで久米島へと向かう。






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久米島ではすぐに折り返して那覇へ向かう。この「久米島タッチ」はメジャーだからか、那覇便しか就航していないのに「お乗り継ぎ」の看板がある。その看板に沿って進んで搭乗待合室へ行き、折り返し便の出発を待った。



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那覇に戻ってきたらすぐ折り返して2往復目の久米島である。



先ほどよりも少し南側を飛んでいる
NU874 UEO✈OKA
久米島に到着したら例により「お乗り継ぎ」の看板に従って搭乗待合室へ行き、2往復目の復路に搭乗した。
NU877 OKA✈UEO
2往復目のあとは給油のためか少し長めの待ち時間の後、3往復目の久米島へと向かった。




NU878 UEO✈OKA
そして3往復目の復路に乗り久米島を離れた。なお、これら3往復とも全て同一機材での運航であり、なんなら前日のアイランドホッピングと同じ機材だった。


奄美群島アイランドホッピング
3回の久米島タッチを終えたら、奄美群島方面のアイランドホッピングルートで那覇を離れた。那覇からは那覇-沖永良部-徳之島-奄美-徳之島-鹿児島の5本のフライトに搭乗して離島間をホッピングしながら鹿児島へと向かう。なお、これらのフライトは前日のアイランドホッピングと同様に全て同一の機材で運航されるため、遅延しても乗り継げなくなることは無い。
JL3715 OKA✈OKE
奄美群島方面の1本目は那覇を離陸し沖永良部へ向かうフライトである。お世話になった沖縄県を離れ、鹿児島県内へと入っていく。



沖縄本島は進行左側にあるようで見えず残念


JL3710 OKE✈TKN
沖永良部からは次は徳之島へと飛んで行く。沖永良部からは10分という短いフライトで徳之島に到着した。






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徳之島からはさらに奄美大島へと飛んで行く。





JL3843 ASJ✈TKN
奄美からは折り返して徳之島へ向かうフライトとなる。






JL3798 TKN✈KOJ
徳之島からは奄美群島を離れて鹿児島県の本土へと向かう。徳之島を出る頃には19時近くになっており、宵闇に染まる中、南西諸島の島々に別れを告げて本土へと戻っていった。

JL654 KOJ✈HND
奄美群島のアイランドホッピングルートは、鹿児島到着後に羽田行きの最終便に乗り継ぎができるので、アイランドホッピングの行程を終えた後はそれに乗って帰路についた。

南西諸島の島と島を結ぶ路線を乗り継ぐ「アイランドホッピング」は、1本ごとの飛行距離が短いこともあって低めの高度を飛ぶため、機窓から島々の景色を存分に愉しむことができた。
JALでは、搭乗回数を重ねることで上位のステータスが取得できる。そのステータスがあると、海外旅行をする際の利便性が格段に上がるのである。一昨年にも日本一短い航空路線に乗るなどして上位ステータスを獲得したが、普段の利用だけでは必要数に足りない分は、やはりこういった珍しい路線に乗りながら稼ぐことで、普段は見られない景色が見られて面白いなと感じる。