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身体は私を守ろうとしていた/病気が教えてくれた大切なメッセージ


    姉家族からチワワのマフちゃんを預かる間

    これまでのいろいろな習慣を年齢に合わせて
    大幅に変更、改善することに

    夫や息子と共に試行錯誤してきましたが

    実は私自身がつい1年ほど前まで
    自分の身体に起きていたことが

    長い間ずっとわからずにいました。

    胸の辺りに感じる不思議な違和感や
    みぞおちのあたりが強く収縮するような痛み

    それは身体が私に何かを伝えようとしていた重要なサインだったのかもしれません…。

    私は長い間、目の前で起きる出来事に対し

    何とかしなければと
    自分を奮い立たせながら生きてきました。

    いつも自分で考えて決めて解決していく

    そうやって積み重ねてきた習慣は
    私を強く支えてくれた一方で

    知らず知らずのうちに
    自分自身を追い込んでいたのかもしれません。

    今回、身体の異変と
    向き合うことになったことで

    私はようやく自分の身体だけではなく

    これまでの生き方そのものを
    見つめ直す機会を得ました。

    それは病気という出来事を通して
    受け取った

    私自身への大切なメッセージでした。

    長い間わからなかった身体の異変

    胸のあたりにシュワシュワと泡立つような
    微弱に収縮するような感覚を覚えたのは

    10年以上前のことでした。

    そのときは病院で心電図をとりましたが
    特に異常は見つかりませんでした。

    その後しばらく症状は出なかったものの

    年月が経つにつれて胸の周辺に
    強く収縮するような痛みを感じることが

    年に一、ニ度起こるようになりました。

    私はもともと
    胃があまり丈夫ではありませんでした。

    そのため体調を崩すと市販薬で
    対処することが多く

    これまでの痛みも
    胃が原因なのだろうと思っていました。

    ただ痛みの現れ方は少し変わっていました。

    鼻のあたりからツーンとした痛みが始まり
    それが喉やみぞおちへと広がり

    最後に胸の中央あたりが
    痛んでくることが多かったのです。

    のちにその症状は
    「放散痛」というものだとわかりましたが

    その時は胃の痛みとして調べてみても

    なかなか自分の症状に当てはまるものが
    見つかりませんでした。

    そのためにどこの診療科を
    受診すればよいのかがわからず

    はっきりした原因もわからないまま
    時が過ぎていきました。

    その後、
    母の終末期にまつわるさまざまなことに
    気を張って何とか対処していき

    母を無事に父の元へ送りだすことができて
    忙殺された時期を経たのちに

    胸の痛みが起こる頻度が増えていきました。

    母が旅立つ一年ほど前から痛みが
    月に一度になったものがニ度、三度と増え

    痛みが続く時間も長くなっていったのです。

    さすがにこれはおかしいと感じて
    きちんと調べてもらわなければならないと

    そう思い、まずは胃の内視鏡検査を
    受けることを考えました。

    女教皇のカードが示してくれた第三の選択肢

    どこの病院で検査を受けようかと考えた時に
    思い浮かんだ病院が複数あったので

    私はトートタロットの
    三枚法でカードを引いてみました。

    候補に挙げたニつの病院と第三の選択肢
    それぞれカードを引いたのです。

    そこで気になったのが

    真ん中に現れた大アルカナの
    「プリーステス(女教皇)」でした。

    左側のカップのナイトは受診したことのある
    家から近い通い慣れた個人病院の選択肢で

    丁寧な診療をしてくれる医師がいて
    安心感が得られるカードが出ました。

    右側のディスクのエースは
    電車で五分ほどの検査に特化したクリニック

    専門的な検査を専門のスタッフが
    なるべく身体に負担をかけずに行い

    苦痛を伴う検査を避けて
    合理的に受けたいと思う私にとっては

    自分の感覚に合った新しい場所でした。

    そして中央に現れた女教皇は
    ニつとは別の「第三の選択肢」でした。


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    トートタロットの三枚引き (左:カップのナイト/中央:プリーステス/右:ディスクのエース)

    はじめは胃の内視鏡検査を受けられる、
    ニつ以外の別の病院を探すように

    促されているのかと思っていました。

    けれどもしばらくしてなぜか自分の直感で
    これまで調べてきたやり方とは違う

    別の検索方法で症状を探してみようと
    思ったのです。

    胃の症状として調べていたものを

    実際に痛みを感じるみぞおちのあたりから
    調べてみたらどうなるだろう…

    すると自分の症状にぴったりと当てはまる
    病状が見つかり驚きました。

    異変が起きていたのは
    実は胃ではなく心臓だったのです。

    心臓に原因があっても胸以外の場所に
    痛みが現れることがあります。

    夫も以前心筋梗塞を発症する前に
    胃の具合が悪いのだと思い込み

    心臓からのサインを見逃していた
    ことがありました。

    私も夫と同じように身体からの知らせを
    別のものだと思い込んでいたのです。

    そこからは病院探しが進み

    駅の近くにある新しくできた
    循環器内科のクリニックを見つけて

    早々に受診することができました。

    丁寧な説明を受けながら
    さまざまな検査を重ねた結果

    私は夜間や安静時に起こりやすい型の
    狭心症と診断されました。

    冠動脈が詰まっているわけでは
    ありませんでしたが

    一部にプラークが見られたため

    薬を服用しながら
    経過を観察していくことになりました。

    女教皇のカードが何を示していたのか?

    今振り返るとそれは単に病院選びについての答えではなかったように思います。

    これまでの思い込みから少し離れ

    自分の身体に起きていることを
    もう一度ありのままに見つめてみる

    自分の純粋な直感を信じて受けとること

    直感に従ってもう一度調べ直してみたら…

    それによって私はほんとうに自分に必要な
    診療科を受診することができたのです。

    本来あるべき方向へと
    私を導いてくれたように思われました。

    検査と治療を通して少しずつ安心を取り戻す

    診断を受け治療の方向性が決まったことで
    私はようやく安心することができました。

    薬を飲み始めた初日には

    両足にこわばりが出て重く動かしにくくなりしびれたような感覚もありました。

    副作用が現れた場合は
    連絡するようにと医師から言われていたため

    医療機関に問い合わせたところ

    しばらく服用を続けて
    様子を見てみるようにと説明を受けました。

    すると翌日にはこわばりがなくなり

    しびれを感じる範囲も狭くなっていきました。

    その後は薬を飲んでも
    気になる症状は出なくなりました。

    みぞおち周辺の痛みもほんのたまに

    ストレスを強く感じた時に
    起きることはありますが

    胸痛の強さは以前ほど強く出ていません。

    胸に痛みや重さを感じた時には

    医師から処方された薬を指示どおりに使い
    静かに座っていると

    やがて痛み、重さが消えていきます。

    さらに冠動脈のCT検査に加え
    頸動脈のエコー検査や

    両手両足に器具を装着して行う
    動脈硬化の検査なども受けました。

    頸動脈には左右ともに目立った問題はなく
    血管年齢も平均を下回り

    両手両足の動脈硬化の検査結果も
    正常範囲内でした。

    これらの結果を確認できたことは
    私にとって大きな安心に繋がりました。

    ただ身体の状態がわかったからといって
    それですべてが終わったわけではありません。

    狭心症とともに
    逆流性食道炎の症状もみられました。

    薬によって症状はかなり軽減したものの

    喉が詰まるような感覚や
    飲み込みにくさが時折残っていました。

    そこで食生活や生活習慣を
    見直していくことにしたのです。

    身体が必要としていないものを少しずつ手放す

    もともと暴飲暴食をする方では
    ありませんでしたし

    刺激の強いものや

    特定のものばかりを大量に食べることも
    ほとんどありませんでした。

    それでも成人が食べる量を一度に食べると
    私には胃の負担になることがわかり

    成人が食べる半分の量が適量だと知ったので

    たくさんの食材がコンパクトにまとまった
    栄養バランスが採れた宅配のお弁当を

    お夕食に使うことにしました。

    私はお料理にあまり創造力が働かないので

    無理をしないで
    プロの力を借りることにしたのです。

    家族の分はそこに何かしらを加えて
    バランスをとりました。


    また、胃に負担がかかるかもしれないと
    わかっていても

    好きなものをなかなかやめられないことが
    ありました。

    たとえば大好きなチョコレートなど

    完全にやめてしまうと
    かえって欲求が強くなるように感じたので

    ほんの少しだけを
    ゆっくり味わって食べるようにしました。

    好きなものをすべて禁止するのではなく
    自分の身体と相談しながら

    心地よい付き合い方を探していく…
    それも私にとっては必要な変化でした。

    また逆流性食道炎の症状を軽減するため
    眠る時の枕も見直しました。

    同じ経験をされた方のアドバイスで
    後頭部から首、背中にかけて

    なだらかな傾斜がついている枕を
    購入してみたのです。

    すると喉の詰まりや飲み込みにくさが減り
    症状はかなり楽になってきました。

    もちろん必要な薬ものんでいました。

    食事や睡眠環境を少しずつ整えていくこと

    それはこれまでの習慣を
    すべて否定することではなく

    今の自分の身体にとって何が必要なのかを
    丁寧に確かめていく時間でもありました。


    のちに内視鏡検査をした結果
    その時は逆流性食道炎は改善されていたので

    私の「心の在り方」が影響しているように
    思えました。

    私はいつからひとりで頑張るようになったのだろう

    医師からは現在の食事や生活習慣だけでは

    症状の原因をはっきりと特定することは
    とても難しく

    ストレスが関係する場合もあると
    説明されました。

    その言葉を聞きながら私は自分の
    これまでの生き方を振り返っていました。

    私は些細な出来事であっても

    何か事が起きると反射的に敏感に
    反応してしまうところがありました。

    「これは大切なことだから早く自分で
    何とかしなくては」

    そう感じるとまだ詳細が
    よくわからないうちから危機感を抱き

    自分から重荷を背負ってしまうのです。

    その習慣は私が幼い頃から
    身につけてきたものだと思います。

    私には五歳年上の双子の姉たちがいます。

    幼い頃母は姉たちのことで手いっぱいで

    私にまで気持ちや手を十分に
    向ける余裕がなかったようにみえました。

    私は母を困らせないように

    できるだけ自分のことは自分で
    何とかしようとしていました。

    自分で考え判断し、解決する

    そうすることで周囲に頼らなくても
    いろいろなことが何とかできるようになり

    それが自信に繋がることもありました。

    けれどもその一方で自分の本当の気持ちを
    後回しにしてしまう習慣も

    いつの間にか
    身につけていたのかもしれません。

    何かが起きれば 
    まず自分で何とかしようとして

    誰かに任せるよりも自分で動いていく

    まだ起きていないことまで予測して
    うまくいくようにと考えを巡らせる

    そうするうちに目の前の出来事を
    ありのままに受けとめるよりも

    何とか自分の思い描く方向へ動かそうと

    コントロールすることが
    増えていったように思います。

    未来にはどれほど考えても

    わからない、予測できないことが
    たくさんあります。

    それでも不安になると
    「こうなればいいのに」と願い

    状況を自分の思い通りにしようとする…

    するとそれに反発するかのように
    期待とは反対のことが起こり

    さらに心が振り子のように
    揺さぶられてしまうこともありました。

    もっと落ち着いて自分の置かれている状況を

    少し離れたところから
    眺めることができていたら

    自然な流れに任せることで
    解決したこともあったように思います。

    けれども当時の私は

    起こった出来事に感情を揺さぶられるまま
    ひとりで闘い続けていました。

    そうしてエネルギーを使い果たし

    自分が本当にやりたいことや
    自分自身をいたわるために使う力は

    ほとんど残っていなかったように思います。

    身体はもう闘わなくていいと伝えていた

    振り返ってみるとみぞおちのあたりに
    強い収縮するような痛みが現れるのは

    強いストレスを感じ何とかしようと
    力が入っている時に多いように感じます。

    もちろん身体の症状には
    医学的な原因があり

    私の場合も狭心症という診断を受け
    治療を続けています。

    そのうえで私自身の心と身体の関係を
    見つめてみると

    ひとつの思いが浮かんできました。

    それは、身体が私に

    「もうそんなに闘わなくていい。
    もっと自分を大切にして
    守ってあげてほしい。」

    と伝えてくれているのではないか
    ということでした。

    身体は私がどれだけ頑張っていたかを
    知っていたのかもしれません。

    どれほど気を張っていても
    どれほど自分を奮い立たせても

    身体には限界があります。

    心が何とかしようと力を入れ続けている間も身体はずっと私と共にありました。

    私が自分の気持ちを後回しにしている時も

    不安からまだ起きていないことまで
    何とかしようとしている時も

    自分にできること以上のものを
    背負っている時も

    身体は私が生きていくために
    休むことなく動き続けてくれていたのです。

    そう考えると病気が見つかったことは

    ただ不安な怖い出来事として
    受けとめるだけのものではなくなりました。

    これまでの生き方を見直し

    自分を守るために何が必要なのかを考える
    大切なきっかけになったのです。

    私は病気そのものを望ましいことだと
    言いたいわけではありません。

    身体の異変にはきちんと向き合い
    必要な治療を受けていくことは大切です。

    けれども起きた出来事を通して何を受け取りこれからをどう生きていくかは

    自分で選んでいくことができます。

    私は今回の経験を
    これまでの自分を責めるためではなく

    これからの自分を大切にするために
    活かしていきたいと思っています。

    本来の自分に還っていくために

    私はこれまで大切だと思い守ってきた

    考え方や習慣を少しずつ見直していく
    時期なのだと感じています。

    これまで私を支えてくれたものの中にも

    今の私にはもう必要のないものが
    残っていたのだと思います。

    自分で何とかしなければならない

    きちんと考えて先回りをして
    失敗しないようにしなければいけない

    誰かのために
    自分が頑張らなければならない

    そんな思いが浮かんできた時

    これからは
    少し立ち止まってみたいと思います。

    本当に今すぐ私が
    何とかしなければいけないことなのか

    誰かに任せてもいいことかもしれない

    または何もせず流れを見守っていても
    いいのかもしれない

    そして何よりも自分はどうしたいのだろう

    自分の心と身体がほんとうに心地よいと
    感じるのはどんな状態なのだろう…

    そう問いかけながらこれまで
    当たり前のように繰り返してきた習慣を

    一つずつ手放していきたいです。

    何もかも自分の力で
    動かそうとするのではなく

    必要なことに力を注ぎ
    それ以外は流れに任せてみること

    無理をして頑張ることを
    自分の価値と結びつけずに

    何もできない時間も自分にとって
    必要なものとして受け入れられること

    誰かのために力を尽くすことと
    自分を犠牲にすることは

    同じではないと思いました。

    自分を大切にすることは
    決してわがままではないのだと思います。

    これからはもっと

    自分の身体の声を聴きながら
    心地よいと思える方向へ進んでいきたい

    好きなことを楽しめる身体を取り戻すために

    今は自分をいたわる時間を
    大切にしたいと思っています。

    病気は私にとって

    これまでの生き方を振り返る
    大きな転換点となりました。

    そして私は今この身体を通して

    自分自身を守ることの大切さを
    教えてもらっているように感じています。

    長い間自分の外側にある出来事に目を向け
    何とかしようと頑張ってきた私でしたが

    これからは自分の内側にも目を向けて

    ほんとうの自分が求めているものを
    大切にしていきたいと思います。

    身体が私に伝えてくれたメッセージを
    忘れずに焦らずに無理をしないで

    私らしい歩み方を
    見つけていこうと思っています。

    これまで私を支えてきてくれた身体に
    ほんとうにありがとうという気持ちです。

    そしてこれからもっと大切にしていくことで

    本来の自分に還っていきたいと思います。

    最後までお読みくださり
    どうもありがとうございました。


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    sally

     
     
    葛藤の多い人生で自分を見失いがちだった私に、トートタロットというとても信頼できる導き手との出会いがありました。 心が望む『自分の本当の道』をトートが示してくれることで心の声を聞く大切さを知り、そこから始まった自分自身の変化などもお伝えすることができれば嬉しいです。

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