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【AIゲーム開発】作ったのに売れない理由は、遊ばれる前に原因がある

    ゲームを作ってストアにも出すことができた。
    ところが、いざ作り終えた後に気づく。

    あれ?これどうやって遊んでもらえるんだろうと。

    ゲームを作り始めた人の中には、この流れに必ずぶち当たります。いまはAIのおかげで、作り直すこと自体はとても安く、速くできるようになりましたが、結局AIゲームがたくさん出てきても、売るための努力は簡略化されないことに気づくはずです。

    こんな時、「中身を直す」ことばかりに時間を使っても意味がありません。

    多くの人は、売れない原因が中身にあると思いがちではありますが、実際はそうではありません。

    ゲームが買われるまでには、いくつもの段階があります。そして、その多くは、遊んでもらうよりも前にあります。遊んでもらう前の段階には、遊んだときの品質は入っていません。品質が効いてくるのは、遊んでもらってからです。

    今回は、「なぜ売れない?」「そもそもどうやって知ってもらうの?」を7つの段階に分けて、どこでつまずいているのかを見分け、あなたがいま何をやるべきなのかをお話しします。

    Ⅰ|AIで作り直しが安くなって、直す場所を間違えやすくなった

    作り手というのは、どうしても自分が直せる場所を直したくなるものです。ゲームを作る人にとって、いちばん手を入れやすいのはゲームの中身ですから、売れないと分かると、まず遊びの仕組みや見た目、難しさを直そうとします。これまでは、作り直すのに何週間も何か月もかかったので、ある程度は立ち止まって考えるしかありませんでした。

    ところが、AIを使えば、その作り直しが数時間でできてしまいます。手軽にできるので、つい「とりあえず直してみよう」となりやすいのです。しかも、直している間は何かを前に進めている気持ちになれるので、つまずいている場所が別にあっても、なかなか気づけません。

    あと、お気づきかと思いますが、AIでサクッと作ったゲームはそれなりにいい見た目はしていますが、遊んでみると面白くないです。ほぼ。だから品質自体にも問題があることは確かです。

    でも、実際には、ゲームが売れるまでには、いくつもの段階があります。しかも、その多くは、遊んでもらうよりも前にあります。

    これはもう原理原則で今だに変わってはいません。

    見つけてもらえていないゲームの中身をいくら直しても、そもそも誰にも遊ばれていないのですから、遊ぶ人は増えないし、売れ行きは変わらないということです。

    Ⅱ|遊んでもらう前に、7つの段階がある

    ゲームが買われるまでの流れを、遊んでもらう前の段階で分けると、次の7つになります。

    1つ目は、見つけてもらう段階です。ストアやSNS、配信などで、ゲームが誰かの目に入るかどうかです。

    2つ目は、知ってもらう段階です。目に入ったうえで、ゲームの名前と、それがどんなゲームなのかが伝わるかどうかです。

    3つ目は、興味を持ってもらう段階です。「ちょっと気になる」と思って、ストアのページを開いたり、紹介の映像を見たりしてもらえるかどうかです。

    4つ目は、ブクマしてもらう段階です。ブクマはブックマーク、つまり「あとで見よう」と印を付けてもらうことです。ゲームで言えば、Steamのウィッシュリスト(気になるゲームを登録しておき、発売やセールのときに知らせてもらえる機能)に入れてもらったり、公式のアカウントをフォローしてもらったりすることにあたります。

    5つ目は、追っかけてもらう段階です。ブクマしたあとも、新しい映像やお知らせを見続けて、ゲームのことを忘れずにいてもらえるかどうかです。

    6つ目は、遊びたいと思ってもらう段階です。体験版を遊んでみようと思ったり、配信者が遊んでいる様子を見て「自分もやりたい」と思ってもらえたりするかどうかです。

    7つ目は、買いたいと思ってもらう段階です。発売日やセールのときに、実際に「買おう」と思ってもらえるかどうかです。

    ここで、ぜひ気づいてほしいことがあります。この7つの段階には、遊んだときの品質が、どこにも入っていません。どの段階も、遊んでもらう前の話だからです。この7つで進むかどうかを決めているのは、サムネイルや紹介の映像、一行の説明、そして発売までにどんな情報を出し続けたかといった、見せ方と情報の出し方です。

    ただし、品質のうち「見た目」だけは少し話が別です。3つ目の興味を持ってもらう段階では、ゲーム画面の見た目が良くないと、そもそも興味を持ってもらうところまで持っていきづらくなります。ここで効いているのは、遊んだときの面白さではなく、パッと見たときの見た目の品質です。言い換えると、遊んでもらう前に効く品質は、目で見て分かる部分だけだということです。

    品質が効いてくるのは、遊んでもらってからです。遊んで満足してもらえたか、良いレビューや口コミにつながったか、次の作品も買ってもらえたか。ここで初めて、ゲームの中身の出来が問われます。もちろん、長い目で見れば品質はとても大事です。良いレビューや口コミは、次の誰かに見つけてもらうための力にもなるからです。ただ、遊んでもらう前でつまずいているうちは、品質を磨いても、それを確かめてくれる人がいません。

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    Ⅲ|ただし、プレイを見せて知ってもらうなら、その時点で品質が要る

    1つだけ、大事な例外があります。誰かが遊んでいる様子そのものを使って知ってもらう場合です。

    たとえば、実際のプレイを録画して、紹介の映像やSNSの広告に使う。配信者に遊んでもらって、その配信を通じて知ってもらう。体験版を出して、遊んだ人の感想で広げてもらう。こうしたやり方を選んだ時点で、見せているのは見せ方ではなく、ゲームの中身そのものになります。ですから、プレイを見せて知ってもらうと決めたなら、その時点で品質が必要なのは間違いありません。

    特に配信者に遊んでもらう場合は、見ている人が「面白そう」と感じるかどうかが、その場で決まってしまいます。最初の数分がだらだらしていたり、見ていて何が起きているのか分からなかったりすれば、配信を見た人は興味を持ってくれません。体験版も同じで、最初の数分の出来が、遊びたい、買いたいにそのままつながります。

    つまり、品質がいつから効きはじめるかは、あなたがどうやって知ってもらうかで変わるのです。サムネイルや紹介の映像、説明文といった見せ方で知ってもらうなら、品質が効くのは遊んでもらってから。プレイそのものを見せて知ってもらうなら、品質は最初から効いてきます。

     
     
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