
【実食レポ】 「梅園」(福岡県太宰府市) うその餅・ミニ梅守・宝満山(グリーンレモン)・おぼこ張子縁起袋(和三盆 うその鳥)
今回は、タイトルを見てお気づきの通り、1店舗でこれまでで一番多くを購入したであろう回です。
「梅園」という名前の和菓子屋さんは全国にありますが、こちらの「梅園」さんは「ばいえん」読みの、太宰府にあるお店です。
太宰府で有名な人気のお菓子といえば「梅ヶ枝餅」があります。
過去には、「かさの家」さんの梅ヶ枝餅をレポートしました。
今回の梅園さんも太宰府駅から太宰府天満宮への参道の途中にありますが、梅ヶ枝餅とは異なる太宰府天満宮にまつわるお菓子を作られています。

宝満山(グリーンレモン)1322円、ミニ梅守243円
(2026年9月)
以前から「うその餅」が気になっていました。
うその餅とは、「太宰府天満宮の神事『鷽(うそ)替え』にちなんだ縁起物のお菓子」。
最初は「嘘の餅」なの?と思っていましたが、「鷽の餅」です。
鷽は、「実在する鳥で、天神様の御神鳥として知られています。太宰府天満宮楼門を造営の折、蜂の群れを退治したことから『天神様のお使いの鳥』となったという説があります」。
太宰府天満宮神事「鷽(うそ)替え」
毎年1月7日、楼門横の天神広場で、「替えましょ、替えましょ」の掛け声のもと、暗闇の中で手にした「木うそ」をお互いに交換し取り替えます。一年の間に知らず知らずのうちについてしまった嘘を天神さまの誠心に替え、これまでの悪いことを嘘にして今年の吉に取り替えるという意味を込めた御神事です。御神事の後に手にした「木うそ」はご自宅の神棚にお祀りし、一年間の幸福をお祈りします。
太宰府天満宮さん以外でも亀戸天神さん(東京)、湯島天神さん(東京)、高畑天満宮さん(福島市)、榴ヶ岡天満宮さん(仙台市)など全国各地の天満宮でこのうそ替えの御神事が行われています。ぜひお近くの天神様でうそ替えに参加なさってみてください。
「うその餅」には、そんな「鷽」の人形が入っています。
基本は博多人形の「土うそ」で、元旦からなくなるまではカールが独特な木彫の「木うそ」になります。

そして催事などに合わせて、「ご当地うそ」が用意されます。
それが今回の大丸芦屋店では、「太陽の塔」が描かれたうそちゃんになるというので、「それは欲しいです」となりました。

販売には、明るくて気さくな女将さんが自ら来られていました。
大丸芦屋店には、年に2回出店されているそう。
昔からご当地うそってあったのですか?と聞くと、「最近なんですよ。もっと自由にしていいかなと思って」とのこと。
限定うそのインスタを見ると2025年7月くらいからスタートしているようです。
売り切れたりしないように、催事2日目の開店10時に入ったのですが、同じ時間に来ていた女性は、太陽の塔が大好きで、ご当地うそのために初めてJR芦屋駅でおりたと話されていました。
土うそは、分業手作り品です。
お土産などでもらって知らずに食べてしまわないように、開けたらすぐに人形がわかるように入れているそうです。


それで肝心なお菓子ですが、
爽やかな青じそ風味のやわらかい求肥に、たっぷりグリーンのそぼろがかかっています(のっています)。
ちょっと駄菓子のような懐かしい味がして、ほっこりする美味しさ。
原材料は、もち粉 砂糖 卵白 水あめ 上々南 白玉粉 香料 ソルビット 着色料(青1、黄4)です。
ちなみに天神様の日の毎月25日には、そぼろが紅梅色のうその餅が売られます。

宝満山(ほうまんざん)は、1948年(昭和23年)創業時からある梅園さんの代表的なお菓子です。
原材料は、砂糖(国内製造)・卵・水飴・寒天・グリーンレモンとシンプル。
常温で10日(夏場は7日)、冷蔵なら1ヶ月ほど持つということだったので、帰ってすぐに冷凍しました。

見た目は羊羹みたいですが、全く異なります。
甘いやわらかいプリンか卵焼きのような感じの食感と味で、ところどころシャリシャリ。
レモンが爽やかさをプラスして、初めて食べるお菓子という感じで、新鮮です。
定番でもプレーンのほか3種類があり、そのうちラムレーズンが人気なんですって。それも美味しそうなので次回にいただいてみたいですね。


「梅守」のミニサイズの「ミニ梅守」は、こしあんを京麩焼きで挟んだお菓子です。
「梅守」は、麩焼きの表面に和三盆の糖蜜を塗布してグラニュー糖がまぶしてありますが、ミニにはついていないので麩焼きの香ばしさがより感じられます。
そしてあんこが美味しいです。
もち粉は滋賀県産羽二重餅で、北海道産の小豆が使われています。
こちらも他は、水飴と寒天、イラストの着色料のみと材料はシンプルです。

そして、張子のお人形が入った「和三盆 うその鳥」も買ってしまいました。
張子職人・松崎大祐さんが作られた、脱力系の張子のおぼこ人形がかわいらしくて。太陽の塔を持っているし…
和三盆の干菓子は、ご想像の通りの味です。
真面目にお菓子を作りながら、いろいろなアプローチを模索するのもありですよね。
お菓子をいただいたあとも、人形を飾ってずっと楽しい&思い出す。
そしてコレクターになっちゃう、そんなお菓子でした。