
残業が増えてきた新入社員へ贈る「8.77割の流儀」
夜遅くにオフィスを出て、静まりかえった街を歩いたことはありますか?
「早く帰りたい」を通り越して、変な思考が頭をよぎるあの夜のことです。
あっ、ようこそ☺️
現実解凍キャンパスへ。
文筆遊民のわく輔です。
今回の講義は、「残業が増えてきた新入社員へ贈る『8.77割の流儀』」
宇宙船、落ちてこないかな
「会社に宇宙船でも落ちひんかな」
1年目の僕は、閉まったスーパーを見て本気でそう願っていた。
そんな新人が、2年目にしてようやく「長く走る力」を手に入れるまでの記録だ。
クローズZEROを感じた夜を経て。
もし、あなたが定時以降の夜をオフィスで過ごしているなら、この話は他人事じゃない。
ベンチとマウンドのあいだ
人間は弱い生き物だ。
私は自宅よりオフィスの方が集中できる。
だから、その労働時間を味方につける。
嫌々力を振り絞るのではなく、「仕事モード」に乗ってしまう感覚だ。
経理1年目の始めの頃は、周りはまだ働いているのに、自分だけ定時で帰っていた。
経理野球で例えるなら、ボールボーイ。
ベンチ入りできず、ファールゾーンで待機していた。社内ルールやツールを覚えるだけで精一杯だった。
今は違う。
代走の選手(庶務全般)をしながら、2アウトのあと一人の場面から登場する抑え投手(BS・PL・SS作成)も任されるようになった。
あと気づけば定時を過ぎている。
慣れたのか。いや、たぶん麻痺したんだ。
でも、その状態は実は悪くない。
余計なことを気にしなくなり、必要以上にミスを恐れなくなるから。
まいばすけっとの光
回付の意味も知らない1年目。
それでも、本決算の金曜日は朝8時半に出社し、夜9時半に退社した。
スーパーはとっくに閉まっていて、まいばすけっとの灯りだけが、やけに眩しく見えた。
胃はもう空っぽなのに、なぜか食欲だけが遠い。あの感覚、今でも背中に貼りついている。
だから今でも言いたい。
冷凍食品を常備しておけ。
おかずがないときは、レンジでチンしてご飯と一緒に口に放り込めばいい。
もし私に憧れているなら
夜は納豆、甘酒も必需品だ。
そして、睡眠は6時間以上がマスト。
それ未満ならエンスト。
タフな5連続勤務を終えた土曜の朝は、メイウェザーのパンチ喰らったぐらい体が重い
週5日は8.77割の呼吸で
400m(競技場トラック1周)を走ったことはありますか?
僕は高校時代、陸上部で1回だけマイルリレー(400m×4)の1走をやったことがある。ただただしんどい。
これが、社会人の平日5日間を駆け抜ける感覚に近い気がする。
※残業がドドドと続く平日だと、距離がちょうど400mでゴールとは考えにくいが
100mと同じように走れば後半に爆死する。かといって100mの1/4のスピードだと仕事が間に合わない。
では、どう進めるのか。
8.77割でノビノビ走ろう。これが標準モード。
序盤にひよらず力まずで進むのが、ノビのある走りができるポイントだ。ただこれは麻痺るようになってできた。
つまり、1年目に走るフォームを意識する余裕はなく、大概は気力と「慣れ」という名の根性論で押し切るしかないのだ。
このときのマインドセットとしては、淡々ムードでいい。それを悪く思う必要はない。
逆に、あえて仕事のことを考えて余計な意識を潰すのもありだ。
100mの4倍なら、8.77割って厳しくない?
400m44秒で走る部員は「最後は気力で腕振って前に進め」って言ってたわ
月曜日、また同じ場所に立つ
400m走は、エントリー代を払って
乳酸を溜めながら記録を追い求める。
現代の労働は、会社に通って
給料を貯めながら休息を挟める。
この違いは、思っているよりも大きい。
400mの途中でふくらはぎに乳酸がたまって脚が動かなくなると絶望的だ。
一方、会社員はそんな心配はない。
労働基準法によって、毎回家には帰れるし、休日も待っている。
ぶっ通しの全力疾走を強制されていない。
だから労働の間は8.77割でいける。
休日にちゃんと回復して、また月曜日のスタートラインに立てばいい。
宇宙船は、今夜も落ちてこない。
……でもそれでいいんだ。
落ちてこない日々を、どう走り抜くか。
1年前に知りたかったのは、たぶんそれだけだった。

講義の〆
AIとラジオやったけどミスったわ。
また、キャンパスでお会いしましょう☺️