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Photo byyamcha789

䞖界䞀わかりやすい「ポスト人文䞻矩」入門AIが教逊を厩壊させる日

    前回蚘事宇宙䞀わかりやすい「什和人文䞻矩」入門

    前回は、新時代什和以降に起こるであろう「人文知のムヌノメント」を

    “珟代のパトロンビゞネスパヌ゜ンたちを喜ばせるために、AIを駆䜿しながら膚倧な人文知を再線する第二のルネサンス過剰に现分化された知の埩興”

    ずいう話ずしお描いた。若手の人文むンフル゚ンサヌたちが、AIを歊噚に知を翻蚳し、教逊を゚ンタメずしお䟛絊しおいく──そんな未来の姿である。

    もちろん、これは「いた目の前にいるAさんBさんCさんがたさにそうだ」ずいう話ではない。あくたで、時代の流れからするず、いずれこういうタむプの若手や、こういう颚景が珟れおくるだろう、ずいう予枬である。なので、「あの人は違うだろ」みたいな個人名レベルのツッコミは、ここでは䞀旊脇に眮いおほしい。

    今回は、そのもう䞀歩先。「AIが人文知を䞞ごず抱え蟌み、蚀葉を操る力で人間を䞊回ったずき、既存の人文䞻矩が完党に厩壊する」ずいう「ポスト人文䞻矩」の話をしおみたい。

    ■AIは、線集者・校正者を飲み蟌む

    たず最初に確認しおおきたいのは、「AIを䜿うこず自䜓」は、じ぀はたったく新しくない、ずいうこずだ。

    プロの䜜家は昔から、線集者ず䞀緒にネタ出しをし、目次案を考え、構成を緎っおきた。ファクトチェックは、線集郚のリサヌチ担圓や、専門家ぞの照䌚で行っおきたし、校正は出版瀟お抱えの校正者さんが延々ずチェックしおくれおいた。

    ぀たり、昔から

    • 「ネタ出し係」

    • 「構成を䞀緒に考える係」

    • 「事実関係ファクトを調べる係」

    • 「誀字脱字や蚀い回しを盎す係」

    が、他者人間のチヌムずしお存圚しおいたのである。぀いでにいうず、文章が䞋手な䜜家の堎合、線集がほが曞き盎す──ずいうこずもよくある

    そこに単にAIが入り蟌んできお、「線集ファクトチェック校正」をひずたずめに担圓し始めた──それだけの話ずも蚀える。実際、出版業界でも、こうした䜜業の䞀郚はすでにAIに眮き換わり぀぀ある。

    だから、少し時代が進めば、次のような感芚が「圓たり前」になるだろう。

    「AIずブレストしないで原皿を曞くなんお、ありえない」
    「AIに構成案叩き台を䜜らせないなんお、ありえない」
    「AIにファクトチェック、校正させないなんお、ありえない」

    私たちが、いた珟圚、ネット怜玢での調べ物が圓たり前になっおるように、そうならない理由が、あたりないのだ。

    ずはいえ、いたの段階では、AI利甚を倧っぎらには蚀わない人も倚いだろう。「AIなんか䜿うのは、手抜きだ」「ズルだ」ず芋䞋されたり、炎䞊する可胜性があるからだ。

    だから、本圓は裏でAIをバリバリ回しおいるのに、衚向きは「自分の頭だけで頑匵っおた〜す」ずいう顔をしおいる人も、今埌しばらくは少なくないず思う。

    しかし、それはあくたで「過枡期の空気感」にすぎない。
    ここからさらに進むず、「AIに頌るのが圓たり前」の䞖界に移行しおいく。

    ■蚘号操䜜でAIが人間を超えるずき

    ずはいえ、倚くの人はこう反論したくなるかもしれない。

    「でもAIっお、平気で嘘぀くじゃん」

    もちろん、その通りだ。珟状のAIは、専門家の目から芋れば、それなりの誀情報も吐き出しおしたう。だが、それは基本的に「技術的な課題」であっお、未来氞劫解決䞍胜な難題ではない。

    たずえば、゜ヌスを「査読付き論文」や「信頌床の高い孊術曞」に限定したモデルを䜜り、さらに別モデルのAIたちに、䜕床も䜕床も別角床からファクトチェックさせる。しかも1回ではなく、100回、1000回ず怜蚌を重ねるむメヌゞだ

    人間だっお勘違いをするし、読んだ本の内容をうろ芚えで語っお間違えるこずもある。そもそも専門家が曞いた数孊の本ですら、初版にたったくミスがない方が珍しく、正誀衚が挟たっおるこずもよくあるこずだ。

    そうである以䞊、「人間の勘違い率」よりも、AIの゚ラヌ率が䞋がる地点ずいうものは、どこかに必ず存圚する。

    その地点を越えたずき、「このテヌマに぀いおのファクトチェックは、人間の専門家より専甚AIのほうが信甚できる」ずいう䞖界が、確実に出珟するこずになる。

    そこで登堎するのが、たずえばこんな颚景だ。

    • ファクトチェック専甚AIず契玄するメディアや出版瀟

    • 蚘事や本の末尟に、「モデルXにより怜蚌枈み」ず曞かれたお墚付きマヌク

    • 巻末にずらっず䞊んだ参考文献より、このマヌクの方が読者にずっおは安心感がある

    「本圓に読んだかどうかもわからない参考文献リスト」より、「このテキストは䜕床も機械的に怜蚌枈み」ずいうラベルのほうが信甚される。
    そういう時代が来おも、べ぀に䞍思議ではない。

    ■「読曞量」でマりントを取る時代の終わり

    ここで、埓来の人文孊者のむメヌゞを思い浮かべおみよう。

    • 分厚い本を䜕癟冊も読んでいる

    • 原兞を原語で読むこずができる

    • 普通の人が知らない論争や論点をたくさん知っおいる

    こうした「読曞量」を背景に、「○○に぀いお詳しい人」ずしお暩嚁を持っおいたわけだ。

    だが、AIはこの「読曞量」の郚分で、人間を完党にぶっちぎっおしたう。
    英語・フランス語・ドむツ語どころか、ラテン語・ギリシア語・䞭囜語・アラビア語  ず、䞖界䞭の文献を同時に参照できる。

    そうなるず、こんな光景が生たれる。

    分厚い本を100冊読んだ先生がいるずする。
    圌ず議論するず、こちらの発蚀に察しお、たくさんのツッコミが入る。

    「君の蚀っおいるのは300幎前のXの立堎だね。でも正確には、その萌芜は350幎前にはすでに珟れおいたし、厳密に蚀えば、その立堎も䞀枚岩じゃないんだよ」
    「Yの本を読んでいないのかい あれを読たずにこの話をするのはちょっず  」

    たしかに、100冊読んでいれば、その範囲内では「ものを知っおいる人」ずしお振る舞える。
    しかし、䞖界党䜓には1000冊、1䞇冊ずテキストがあり、他蚀語も含めればその䜕倍も存圚する。

    AIに蚊いおみれば、さっきの先生が読んでいなかった本、知らなかった論争が、次から次ぞず出おくるだろう。

    ぀たり、AIの前に立った瞬間、その先生はこう蚀われる偎に回るのだ。

    「え、その本は読んでないのあの蚀語は読めないの その分野の基瀎論争も抌さえおないの それで偉そうに“知の番人”を名乗っおたの」

    これは、たさに小説『アルゞャヌノンに花束を』で、手術によっお倩才になった䞻人公が、「か぀お自分を芋䞋しおいた教逊あふれる偉い教授」がじ぀は無知な玠人同然だず知っお愕然ずするシヌンそのものである。

    「ちょっず埅っおください、ニヌマヌ教授。ラハゞャマティの研究に぀いおはどうですか」
    圌はぜかんずした顔で私を芋぀めた。
    「だれ」

    そしお、圌は暪を向き、倧孊時代の旧友の噂話をはじめ、私の口を完党に封じたので、私は唖然ずした。
    「ヒンズヌ語も日本語も読めない そんな、たさか」

    話を切りあげたい様子がありありず芋えたが、圌がどこたで知っおいるか突き止めねばならない。

    私は突き止めた。

    地質孊──地圢孊も局䜍孊も岩石孊さえも知らない。倉分法の初歩以䞊の数孊に぀いおはほずんどだめ、バナッハの代数もリヌマン倚様䜓に぀いおもたったく無知。

    詐欺垫だ──二人ずも。圌らは倩才のふりをしおいたのだ。手さぐりで仕事をしおいる凡人にすぎないくせに、闇に光りをもたらすこずができるようなふりをしおいたのだ。なぜみんな、嘘を぀くのだ
    私が知っおいる人間はすべお、芋かけだおしだった。

    AIずいう「倩才化した知性」が珟れるこずで、「知識量どれだけ読んだか」ずいうゲヌム自䜓が、根本から厩れおしたうのである。

    ■「読んだこずがある」教逊 vs AIで知った教逊──どちらがマシか

    さらに、珟実の人間には、どうしおも「蚘憶の限界」ずいうものがある。人間の脳は、そもそも䞀床読んだ本の现郚を、䜕十幎も完党に保持できるようにはできおいない。

    実際のずころ、「本を読んだマりント」をしおいる人たちは、若いころに䞀床読んだ本の䞭身をほずんど芚えおいないたた語っおいるだけなのではないだろうか
    たたたた知っおいる抂略だけを取り出し、その郚分だけを流暢に話すこずで、あたかも本党䜓を理解しおいるかのように振る舞っおいるだけなのではないだろうか

    そうした曖昧な蚘憶を土台にしお、「あの本も読んでないなんお、教逊がない」ずマりントを取る老害知識人たち。しかし、若手から「では、その本では具䜓的にどんな議論が展開されおいるんですか」ず突っ蟌たれるず、目を癜黒させおしたう──そんな光景は、じっさいに䜕床も目にしおきた。知識人のトヌクむベントなどで

    ようするに、「昔、読んだこずがある」ずいう事実ず、「いた、その内容をきちんず説明できる」ずいう胜力は、たったく別物なのに、前者だけを盟に偉そうにしおきた、ずいう構図が露呈しおしたうのだ。

    だずすれば、「たったく読んでいないけれど、AIに抂略を教えおもらった人」ず、いったいどこたで違うのか。

    堎合によっおは、AIからさくっず情報を埗お、そのぶんの時間で友人ず語り合い、恋人ず察話し、瀟䌚ず関わっおきた人のほうが、人間ずしおの総合力では優れおいる可胜性さえある。

    なぜなら、そうした時間の䜿い方をしおきた人は、こじらせおいないため自分の知識ず違うこずをネットで蚀われおも、SNSで芋䞋したり、眵倒したり、みっずもない「マりント」で䞖界に醜態をさらすような真䌌はしないからである。

    そしお、じっさい新時代の人文むンフル゚ンサヌたちは、そういうマりントを取るこずはあたりしないだろう。

    自分の手柄などではないこずも、同じテヌマに無数の解釈が成り立ちうるこずも、AIずのやり取りを通じおよく知っおいるからだ。知は膚倧で、底なしで、どこたで行っおも「もっず深いずころ」がある──そのこずを身にしみお理解しおいる。そういう意味では、圌らのほうが10幎以䞊前に読んだ本の、もはやはっきり芚えおいない知識で偉そうに語る人よりも、よほど教逊があるず蚀っおもいいのかもしれない。

    ■AI時代の“教逊マりント”の終焉

    たずえば前回、

    ①叀い教逊䞻矩
     → ②叀い倫理䞻矩
      → ③新しい教逊䞻矩

    ずいう歎史の流れをざっくり説明した。このずき、「①教逊䞻矩」の䞭にポストモダンたで含めおいたこずに、違和感を芚えた人も倚いかもしれない。

    ずいうのも、「教逊䞻矩」ずいう蚀葉から普通むメヌゞされるのは、「教逊知を孊ぶこずによっお人栌を逊う」ずいうスタむルだからだ。そしおポストモダンは、そうした叀い知の暩嚁を解䜓する、教逊䞻矩ず察立するムヌブメントずしお語られるこずが倚い。その意味では、「ポストモダンはむしろ反教逊䞻矩ずしお䜍眮づけるべきだ」ずいう批刀は、きわめおたっずうな指摘である。

    だからこそ、前回の説明に察しお、「䜕もわかっおない」「勉匷しおいない人間が曞いた文章だ」ず、SNSなどで芋䞋すような発蚀をしたくなった人もいたかもしれない。だが、そのレベルの話は、ぶっちゃけAIのファクトチェックにかければ䞀瞬で出おくる。むしろAIのもっずも埗意ずする分野だず蚀っおいい。

    ずころで、ポストモダンの論者たちは「反教逊䞻矩」を名乗り぀぀も、実際には難解な専門甚語を振り回しお煙に巻き、自分を賢そうに芋せる振る舞いを䌎うこずが倚かった。そのため、「実はポストモダンこそ教逊䞻矩の延長線䞊にあるのではないか」「教逊䞻矩の末期的症状ずしおのポストモダン」ずいう䜍眮づけを行う論考も、じ぀は倚数存圚しおいる。もちろん、そう䞻匵しおいるのは、孊術的にそれなりのポゞションにいる人たちだ。したがっお、本圓に思慮深い人であれば、軜々に芋䞋すような発蚀などできないはずなのである

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    AIから芋れば「たたたた自分の“知っおる範囲”で怒っおるだけの無知な玠人」

    このあたりの状況を螏たえるず、新時代の人文むンフル゚ンサヌは、おそらく次のようなスタむルを取るだろう。

    • 忙しい䞀般人向けに、ある皋床説明を端折った「わかりやすい知的コンテンツ」を䜜る。

    • その䞀方で、「どこをどう端折ったのか」「雑に芋える郚分の裏偎」を、10䞇字クラスのAI生成による詳现な解説ずしお、泚釈・別冊ずしお同時に眮いおおく。

    そしお、「オレは知識を持っおいるけど、最近調子に乗っおいる人文むンフル゚ンサヌは䜕も知らないで語っおいるだけだ」ずいうタむプのSNS批刀は、おそらくすべお先回りされおしたう。誰も、決定的な「おたえ勉匷䞍足だぞツッコミ」を入れられない時代が来るのではないだろうか。

    「おたえ、ここ間違っおるんじゃないか」
    「ありがずうございたす。そこは専甚AIでチェック枈みで、怜蚌結果をここに公開しおありたす。よかったら読んでみおください」
    「    うわ、俺の知らんこず、読んでない本の内容、いっぱい曞いおる」

    こういうやり取りが圓たり前になり、SNSで倧隒ぎする「知のマりンティング合戊」は、じょじょに意味を倱っおいく。たずえ続ける人がいたずしおも、誰からも盞手にされない──そんな時代がやっお来るのである。

    ■「孊問ずしおの人文孊」ず「コンテンツずしおの人文孊」の分裂

    こうしお芋おくるず、「AIが人文知を飲み蟌み、蚀語操䜜の面で人間を超えた䞖界」では、次のような「人文孊の分裂」が起こるず考えられる。

    たず䞀方に残るのは、倧孊や研究機関に属する「孊問ずしおの人文孊」である。

    そこには、AIではなかなか代替しづらい仕事が集玄されおいくだろう。たずえば、

    • 叀い手曞き文曞の刀読や保存

    • 未刊行の草皿やノヌトの敎理

    • 「どのテキストが本物か」を芋極めるための现かい比范䜜業

    ずいったものだ。哲孊者の新しい手曞きノヌトが偶然芋぀かった──などずいうニュヌスが時おり話題になるが、ああした䞀次資料を読み解き、敎理し、埌䞖に残しおいく仕事は、やはり人間が珟堎で手を動かす必芁がある。

    しかし、いずれも、「人間がやる意味はたしかに存圚するけれど、瀟䌚的には非垞に芋えづらい仕事」である。

    他方で、瀟䌚䞀般から芋えるのは、「コンテンツずしおの人文孊」だ。

    • AIが芁玄・敎理した知識

    • それをもずにむンフル゚ンサヌが語る動画や蚘事・新曞

    • SNSでバズる、人文ネタのショヌトクリップ

    䞀般の人にずっお「人文孊」ず蚀えば、こちらの顔が圧倒的に目立぀ようになるだろう。

    その結果、「孊問ずしおの人文孊」はたすたす䞍可芖化され、「コンテンツずしおの人文孊」だけがどんどん肥倧化しおいく、ずいういび぀な構図が生たれる。

    そしお、いよいよAIネむティブ䞖代が、本栌的にアカデミックの珟堎に入っおくるず、ここからさらに臎呜的な出来事が起きるこずになる。

    これたでアカデミックな人文孊は、「AIの入力゜ヌス」ずしお扱われおきた。人間の研究者が論文を曞き、それがデヌタベヌスに収められ、AIに孊習される──ずいう䞀方向の流れである。

    しかし、AIネむティブ䞖代の研究者たちは、そもそも最初からAIを前提ずしお研究を進める。

    過去の文献怜玢、先行研究の敎理、仮説の列挙、反䟋の掗い出し、構成案の䜜成、英語での本文執筆  そうしたプロセスのほずんどをAIず協働しながら行うこずになる。぀たり、「人文孊者のアりトプット → AIのむンプット → それを䜿っお人文孊者がさらにアりトプット」ずいうルヌプが、高速回転し始めるのだ。

    その結果、あるテヌマに぀いお、「芖点Aからの論文」「芖点Bからの論文」「芖点Cからの論文」  ず、倚様な立堎からのテキストが、ほが無限に生成されおいく。どれも、時間さえかけお読めばちゃんず筋が通っおいお、匕甚も敎っおおり、論理構成もそれなりに粟密で、クオリティだけ芋れば「普通に査読を通りそう」なレベルである。

    しかし、問題は量だ。

    人間の査読者が捌ける件数をずうの昔に超えおしたい、どこかで誰かが䌌たようなこずを曞いおいるのかどうかすら、完党には远いきれなくなる。

    こうなっおくるず、ずうずう「情報があふれすぎお専門家でも把握できない䞖界」に突入する。

    あるテヌマに぀いお、本圓に䜕がどこたで議論されおいるのかを総䜓ずしお把握しおいるのは、もはや人間ではなくAIだけ──ずいう状態が、じわじわず珟実味を垯びおくる。

    人間は、そのごく䞀郚を「味芋」するこずしかできない。

    もはや、「○○に぀いおはオレが䞀番詳しい」「その本も読んでないのか」などずSNS䞊でマりントを取るこず自䜓が、時代遅れでダサいふるたいずしお扱われるようになるだろう。「いや、それ党郚含めおAIに蚊いた方が早くない」で、話が終わっおしたうからだ。

    こうしお、人間の手から完党に離れ、「AIだけが党䜓像を把握しおいる人文知の䞖界」が立ち䞊がる。

    これこそが、ここで蚀う「ポスト人文䞻矩」の時代である。

    そこでは、「どれだけ知っおいるか」「どんな難しい本を読んできたか」ずいった次元で勝負するこずは、ほが意味を倱う。知は巚倧なシステムの䞭で埪環し、ずきに人間を通過しながら、しかし最終的にはAIの偎に集玄されおいく。

    そしお、ようやくだ。

    ようやく、ここたで来お、やっず人類は次の段階──「真の人文䞻矩」を始めるこずができる。

    それこそが、「④新しい倫理䞻矩」の時代である。

    続く

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