
ショートショート『肉球人狼』|カプチーノver. 今日もバレずに
田原にか様のお題に参加します!
3回目ですが、単独でお楽しみいただけます。
419文字
カフェの一角、
お互いのドリンクを挟んで向き合う。
この気持ちに気づかれなければ勝ち
ただの友達だって騙せたら勝ち
どこまでならバレないかなぁ
そういうゲームなのだ。
「手!ぷにぷに!」
「カプチーノ飲めないから、離して」
この程度は大丈夫。
「肉球みたい!」
「何言ってんの。人でしょ」
あなたの手に私のを合わせて
指を絡ませたら、どうなるかなぁ。
「…コラ…」
しまった!
あなたの頬が少し赤い。手も熱い。
まさか…バレちゃった?
急いで話を変えよう!
「ねぇ!肉球同士って握手できるのかな?」
「意味分かんない。無理でしょ」
「じゃあ、人間だからこうやって握れるんだね!」
「人以外、握手しないって」
よしよし、人間だと騙せてる。
でも私は…あなたの苦めな返事が
本心じゃ無いことくらい見抜いちゃう。
「何でわざわざ隣に来るの」
「カプチーノ、美味しそうだもん!」
村人を騙せたなら、そのあとは…
…チュイ
味わわないと!
その口元はやっぱり苦くて
でも、ふわふわの甘さを隠しきれていなかった。
最後までお読みいただきありがとうございます。
こんな人狼ゲームはいかがでしょうか?
フォロワー様のコメントに着想を得まして、前回の投稿を苦めのカプチーノver. にアレンジしました。(勝手にすみませんm(__)m)
前回、カフェオレver.はこちら
ショートショート『肉球人狼』|今日もバレずに|とが戸賀
【過去の作品】
こちらのショートショートを読むと、色々見識が深まるかも知れません!
他にも、百合が咲くことが多いです。