メインコンテンツへスキップ
見出し画像

夏は、遠い愛の温もり。

    皆さん、こんばんは。
    昨日、今日と関東は夏日でしたね。
    こう暑いと、家から出るどころか、部屋から出るのすらしんどくて。
    皆さんも、熱中症など、お気を付けくださいね。

    今日は、納涼の願いを込めて、のぞみんさんの素敵な企画に参加したいと思います。私の夏の思い出。


    小学生の頃の私にとって「夏」は、一年を通して唯一、息ができる季節でした。

    というのも、私は子どもの頃から、従姉たちととても仲が良かったんです。
    私より一つ年上の女の子と、五つ年上のお姉さんの二人姉妹。

    二人ともとっても可愛くて、優しくて、面白くて。本当に大好きでした。

    電車で2時間ほどの、のんびりした街に住んでいた従姉たち。

    夏休みになると、従姉たちの家にまるまる1か月泊まりに行ったり、逆に従姉たちが遊びに来たり。それがもう、毎年楽しみで楽しみでしょうがありませんでした。

    もちろん、従姉たちが大好きだった……というのも理由の一つではあるのですが、それ以上に、従姉の家が好きだったんです。

    私の家は母子家庭で、一人っ子。
    その上、母は仕事で不在なことも多かったんです。
    だから、私は小さい頃から鍵っ子でした。

    母が私を産んだのが40歳の頃でしたから、私が小学生の時は、アラフィフ。

    その年で再就職して私を一人で育てるのは、なかなか大変だったみたいです。帰って来ては虚ろな感じでタバコを吸って、何か愚痴をブツブツ一人で言っている夜も多かった。

    そんなストレスからか、母はいつもイライラしていて、ケンカも多い家庭でした。普段いないのに、帰ってきたらケンカばかり。どこにも逃げ場がないように感じました。

    一方、従姉の家は会社勤めのお父さんと専業主婦のお母さん。かわいい娘が二人。

    朝起きたらみんなで朝ごはんを食べて、夜もわいわいとホットプレートを出して、餃子パーティやお好み焼きパーティなんかしたりして。

    夜は川の字になって、みんなで寝たり起きたりしました。

    小学生の頃、私は一人で寝ていましたから、寝起きを共にするということすら、いちいち新鮮です。

    もちろん、明るく見える従姉の家に、何の悩みも無かったわけではないのでしょう。

    けれど母子家庭で一人っ子の我が家と比べると、従姉の家はあたたかくて、にぎやかで……。「家族」とはこういうものか、というのは、従姉の家から学んだ気がします。

    いるだけで心がホッとするような。安心感と幸せに包まれていて。きっと、明日も明るい、何も心配ないと思えるような。

    そして今思うに、親が幸せで前向きに生きているかどうかと、子どもの生きやすさには結構関連がある気がしていて。

    もちろん、母子家庭に問題があると言っているわけではありません。それはケースバイケースです。

    けれど、親が追い詰められているかどうかって、どうしても子どもに影響すると思うんですよね。家族なんだから、親が不幸で子どもだけ幸せに、というのはどうしても難しいものではないでしょうか。

    だから、従姉の家に遊びに行ける夏は、私にとって1年で唯一「生きている」感じがする日々でした。

    最終日になると、もう帰るのが嫌で。どうしても嫌だったので、残り日数が少なくなると、だんだんセンチメンタルになって、「あと3日しかない……」なんて落ち込んでしまうのも、しばしば。

    従姉の家にあったホワイトボードに「大好きだよ」「また一緒に遊ぼうね」と書いて、私がいなくなったら見てね、なんて伝えたりして。

    そうしたら次に訪れた時、従姉もホワイトボードに「Welcome!」とか「大好きだよ」って書いておいてくれたりして。

    そのたびに泣きながら抱き合って別れを惜しんだり、再会を喜んだりしていました。

    そんな風に、大好きだった分、別れが本当につらくて。今思い出しても悲しくなってしまうぐらいです。

    母と一緒に電車で家に帰る時、私があまりにも大泣きするので、母は「そんなに泣くならもう連れていってあげないよ」なんて言って、私を脅しました。

    そう言われたら頑張って泣き止むしかないのですが、辛い気持ちが消えるわけではなくて。ますます従姉の家に居たい、ここに居たくない、と思ってしまった気がします。

    別れは辛かったけれど、今思えば、そんな風に誰かを想ったり、誰かと「大好きだよ」って言い合って泣きあえるのって、すごく幸せで、嬉しいことでしたね。

    夏になると、そんな風に従姉の家から幸せを貰った日々を思い出すんです。

    こうして大人になった今も、幸せな気持ちやあたたかさを分けてもらえる気がします。

    そんな従姉が、結婚すると連絡を受けた時、私は仕事終わりに、電車を待っていて。

    夕暮れの空を見上げて、泣いてしまいました。

    嬉しいはずなのに、どうしてでしょうね。

    もう彼女と「大好きだよ」って言い合える日は来ないんだな。
    私はもう彼女の「大好き」じゃないんだな、と思うと、すごく寂しかった。







    ……なんて少ししんみりしてしまったので、最近YouTubeで話題のT.M.RevolutionさんのHOT LIMITのFirstTake動画を貼っておきますね。

    私の世代だと、夏といえばこの曲というイメージがあります。

    55歳になった西川さん、若い頃に増して声も体も太くたくましくなって、素敵ですよね。

    従姉は「TMさん」と呼んでいました。
    彼女もどこか遠くで、同じ曲を聞いて懐かしく思っていたらいいな。


    のぞみんさん、いつも素敵な企画をありがとうございます💕

    企画は、2026.7.18(土)までとのこと。
    皆さんも、夏のすてきな思い出はありますか?
    ちょっと切ない思い出も、はしゃいだ思い出も。
    思い至ることがあれば、ぜひ参加されてみてくださいね。


    関連記事

    #YeKu
    #夏の思い出
    #これからの家族のかたち
    #母子家庭
    #いとことの思い出
    #家族の絆

     
     
    「知る」ことは優しさ。不登校/双極症の経験を持つひきこもりのITエンジニアが、生きづらさを抱えるあなたへ「それでもきっと、大丈夫」のヒントを3年間、毎日発信しています。病気でも、不登校でも、ひきこもりでも。きっと、私たちそれぞれの「だいじょうぶ」を見つけられる。(毎日19時更新)

    あなたへのおすすめ