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21.6回分の煩悩

    いやはや、今日は珍しく䞭途芚醒もせず、倜䞭に䜙蚈なものを貪り食ったりするこずもなく寝たした。
    よく寝た
    よくやったぞ、俺

    垃団に入る前は、
    「あわよくば、癜玉䜜っお食ったろ」
    ず思っおいたのだけどな。

    それにしおも、睡眠ずいうものは倧事なのですね。
    なんずいうかこう、刀断力が普段よりはたしずいうかなんずいうか。

    萜ちる寞前の線銙花火の芯ほどのサむズにたで芏暡を瞮小した雑念  
    吊、煩悩が五分の䞀。

    だから今幎の倧晊日の陀倜の鐘は21.6回聎けば寝およし。

    ずいうわで絶奜調なので、今朝は理想的な氞平寺の朝食を準備した。
    気分はBowS新進気鋭の僧䟶バンドである。
    (週末には立川駅北口で托鉢ラむノやっちゃう。)

    【理想的な氞平寺の朝食のお品曞き】
    1.癜粥
    2.梅干し
    3.焌きししゃも(子持ち)
    4.きゅうりずわかめの酢の物

    「瞬凞寺しゅんでこでらの食卓」

    【珟実の氞平寺の朝食】
    1.玄米粥
    2.沢庵
    3.(倧量の)黒ごた塩

    奥井海生堂「氞平寺の粟進料理ず昆垃  倧庫院でのお料理  取材蚘 H21幎8月」


    はい。
    粟進料理であるべきずころに明らかにいけないものが入っおいたすね。
    䟋えるならば、シュヌゲむザヌ的なバンドの前座が泣く子も黙るヘビメタバンドだったずきくらいのむケナむオコナむ。

    背埳。

    焌きししゃも。
    しかも、莅沢に子持ち。
    ぱんっぱんに卵が詰たっおおりたした
    矎味しかったです

    じゃねんだよ。

    なに魚本䜓に加えおその未来ある呜である卵たで食っおんだよ

    語圙力は喪倱、しっかり寝たくせに殺生貪り食っお、䜕ら冎えおいないじゃないか。

    ──私信──

    十二月䞉十䞀日の私ぞ

    陀倜の鐘はきっかり癟八回聎くように

    十月二十䞀日の私より

    倧晊日なんぞ、䟋幎
    簡易匏栗きんずんのきんずん郚分さ぀たいもマッシュを䜜っおいる途䞭で味芋ずいう名の本気喰いをかたしお䞉回くらい自宅ずスヌパヌを行ったり来たりするずいう重眪を犯すこずで、その幎の眪の滑り蟌みセヌフみたいなこずをするのに忙しいのだ。

    その幎に犯すべき眪のノルマが決たっおいおな、犯しきらないず翌幎のギルスコGS:guilty scoreが足りなくお普通の人間になっちたうんだよ

    自称倧魔王ずしおは、このギルスコGS:guilty score䞍足による人間化は避けたいのである。

    陀倜の鐘がビヌトを刻み出す頃にはもう腹もいっぱい、䞀幎分の  

    っお陀倜の鐘聎いおほが毎幎ギルスコGS:guilty scoreリセットしおるじゃん

    じゃあ私ずっず普通の人間だったんじゃん

    倧魔王どころか無王じゃん

    それこそあれだ。
    初詣は぀もうでない理由ずしお、
    「自分が魔王だから砎魔矢で暗殺されない為」ずいう魔王ずしおは至極真っ圓なこずを蚀っおきた぀もりだったのに人間だったっおこずがバレたらもう  

    っお埅お。
    䞉癟六十グラム入りのデヌツが空っぜだぞ。
    さっきたで満タンに入っおいたのに。

      倜䞭、せっかく癜玉䜜らずに寝たのに。
    なんずいうこず。
    結局「食」ずいう煩悩に支配されおいるじゃないか。

    以前たでの私は「食」にそれ“ほど”興味ないタむプの「食ほど」だったのに、
    今や「食」に骚抜きにされおいる。

    もはや、「食」に支配されるにも“ほど”があるタむプの
    「食ほど」になっちたった。

    今朝、䜓重蚈に乗っお腰を抜かした。
    腰抜かしおんのに増量しおいるのだから恐ろしいよな。
    もっずいえば、぀い最近
    人生呚回䞭のブ※ラッシュアップ少女に肝臓匕っこ抜かれおんのに䜓重マシマシマシマシマシマシなのだから、驚きもマシマシである。

    【ブラッシュアップ少女】
    掚定四歳の少女(の姿をしおいる)。
    「身䜓に悪いものっおどうしお矎味しいの」
    「食べる手が止たらない」
    などの幎霢にふさわしくないこずを、幎霢盞応の音声か぀50歳くらいの口調で蚀う。

    Yomopedia

    ずもすれば我が腰ず肝臓はXキログラムであっお、ずりあえず食べた分が脂肪ずしお蓄えられお  

    いいや、もう蚳がわからない。

    食ったものデヌツが溶解炉サムズアップしおいる。

    が、サムズアップした指だけ残しおずこから溶解しおいかぬのだ
    どういうこずだ
    助けおくれ。

    さすがに胃がパンッパンで苊しい。
    砎魔矢で我が胃を射抜いおくれ
    腹の䞭で膚匵し続ける悪魔を取り陀いおくれ  

    嗚呌  これで私は魔王ではなくなる  

    結局、吟茩は魔王ですか、人間ですか
    それずもたた別枠の䜕かですか

    あたりにも苊しくお、この苊しみを乗り越えたら悟り開そう。

    いや、違うな。
    私は食べ物を救っおいるのだ。

    我が胃に入るこずで、食べ物は涅槃に入る。

    これは぀たり、私に食われた者たちは
    「誕生」「生」「死」の無限ルヌプこず茪廻りんねからの解攟により自由を手に入れるずいうこずだ。

    ずいうわけで、さっきししゃも食っお反省したのも取り消しな。
    たぶん、ししゃも、きっず私に感謝しおるから。

    どんな思考だよ
    うるさいから氞遠に寝おろ、俺



    【参考資料】
    ◜奥井海生堂
    氞平寺の粟進料理ず昆垃  倧庫院でのお料理  取材蚘 H21幎8月

     
     
    ラブラドヌルの匂いで肺を満たしたいアラりンドサヌティ。 9歳児に芪育おされおいる本末転倒人間。 文字に嫌われた人間が、し぀こく文字を掻き集める滑皜な姿を東京の片隅からお送りしおおりたす。 ※連茉小説も基本的には䞀話完結ずしお読める構成を目指しおいるので、おじけづくこずなかれ。

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