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東京から四国へ|片道700キロのポケモン旅行①

       淡路島を休憩地点にしよう──念入りに計画して決まった、四泊五日の四国旅行。今回の旅の主な目的はポケモンだった。とはいえ、もちろんポケモンだけではない。

       淡路島にも行きたいし、香川でうどんも食べたい。高知にも行きたい。四国を車でぐるっと回ってみたい。

       そしてなにより、四泊五日もある。移動も含めると、そんなに詰め込めないけれど、でも、これはもう、行きたいところを全部ぎゅっと詰め込むしかない。

       シルバーウィークの一日前に休みをとり、朝三時に出発。東京から淡路島まで、休憩を取りながら走ること約十時間。途中で、サービスエリアに寄って、その土地の名物を食べる。朝から、ガッツリとラーメンを食べる。

       岡崎名物、八丁味噌ラーメン。名物という言葉に私は弱い。不可抗力で買ってしまったけれど、見た目はかなり濃くて、朝から食べられるか不安になる。でも、いざスープを一口啜ってみるとこれが本当に美味しいのだ。味噌の味はしっかりしているのに、思っていたほどくどくなくて、甘さもあって、気づけば朝からぺろりと完食していた。

       そして、もうひとつ気になった、たぬやき。たぬきの形をした可愛らしいたい焼きのようなお菓子で、中には番茶餡が入っている。これがまた、餡子ほど甘すぎなくて美味しい。ラーメンを食べたあとでも、ちょうどいい甘さだった。

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       旅の途中で、その土地のものを見つけて食べる。こういう時間も、車旅の楽しみのひとつなのかもしれない。ゆっくりと、のんびりと。好きな音楽を聞いたり、気ままに喋ったり、車だからこそ出来る楽しみ方をしながら、渋滞に巻き込まれることもなく、スムーズに淡路島に着くことができた。

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    淡路島到着!
    台風が心配だったけど、晴れてました。

       まず向かったのは、ニジゲンノモリだった。NARUTOだったり、ドラクエだったり、色んなアトラクションに目を輝かせている夫。一方、進撃の巨人しかわからない私に合わせてくれて、進撃の巨人のアトラクションに挑戦することに。

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    失踪したハンジの捜索

       いざ、謎解きに出発!と思ったのだけれども、これが意外と難しい。ネタバレはできないので詳しく書けないのだけれども、最初から躓いてしまう。それでも、二人でああでもない、こうでもないと言いながら、なんとか謎を解いていく。負けず嫌いなのである。

       そして、思っていた以上に歩かされる。途中でヘトヘトになった私たちは、食事を取ることにした。向かったのは、ルイーダの酒場。ドラクエのことは、正直ほとんどわからない。夫は楽しそうにしているけれど、私は、へえ……これがドラクエ……くらいの気持ちである。それでも、知らない土地で、こういう世界観の中で食事をするのはものすごく楽しかった。

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       ドラクエを知らない私でも、夫が楽しそうにしているのを見ているだけで楽しい。スライムにナイフを入れる時に悲鳴を上げてみたり、わざと食べにくくしてみたり。こういうのも、夫婦旅行の醍醐味なのかもしれないなあ……と、そんなことを思いながら。

       お腹が満たされたところで、また謎解きを始める。罠にまんまとハマってしまう。隣から舌打ちが聞こえた気がする。うん。わかるよ。わかる。あと少しなのに、なんで解けないんだろうね。

       苦労して、頭を抱えながら歩き回って、時々クレヨンしんちゃんの写真を撮ったりしながらどうにか謎解きに成功。二時間以上かかったよ。もう、くったくた……。

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       次に向かったのは道の駅。……といっても、ただ道の駅に行きたかったわけではない。いや、道の駅を巡るのもとても好きなのだけれども、ここには、ポケモンのマンホールがあるのだ。しかも、ルギア。これは見に行くしかないでしょ!ということで、早速行くことに。初日から行き当たりばったりの旅になっている。もちろん、写真を撮りました。

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    こういうパネル見るとすぐに顔出しちゃう夫

       そして、ほくほくとした気持ちでホテルへ。海が近くて、とっても美しかったのだけれども、天気があまり良くなかったので、写真で伝わらないのが残念である。

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       せっかく淡路島まで来たのだから、夜はお寿司を食べることにした。一日中車に乗って、歩いて、謎を解いて。気づけば、朝三時に家を出てから、ずいぶんと長い一日だった。

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       席について、ようやくひと息つく。ふぅーっ……。目の前に並んだお寿司を見て、ああ、淡路島まで来たんだなあ……と、ここで初めて実感した気がする。

       コハダが口の中できゅーっとなる。エビはとろりと甘くて、イカはねっとりとしていて、噛めば噛むほど甘さが広がる。赤味噌のお味噌汁も、もう……。一日歩き回った身体に、じんわり染みていく。

       なにを食べたかは、もう全部は覚えていない。でも、旅先で食べるお寿司って、どうしてこんなに美味しいんだろう……と、感動したことだけは覚えている。いつもなら何気なく食べているものでも、その土地で食べるだけで特別になる。

       お腹も空いていたし、一日たっぷり遊んだあとのご飯だったから、なおさら感動したのだと思う。夫とゆっくりとお寿司のネタを選んで、ひとつひとつ味わいながら、今日あったことを話す。じーん……。とても贅沢な時間だなあ……。

       まだ旅は始まったばかり。ホテルに戻って、今日はもう寝よう……と思ったのだけれど。なぜか私たちは、ホテルの部屋で二人、ねるねるねるねを作っていた。

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    とっても甘かったよ
    #なんのはなしですか

       こんなにもたくさん遊んだのにまだ初日。明日は、いよいよ四国へ入る。

     
     
    2025年・2026年レビュアー賞受賞🏅|第63回宣伝会議賞一次通過|批評ではなく感想を。点数ではなく温度を。言葉の温度を大切にしたいです。言葉に優しさを持たせる人でありたいです。Amazonアソシエイトに参加しています。

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