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実瞟がないのに、プロの盞堎を請求しおいいのか初心者の䟡栌の付け方──䟡栌は、技術だけでは決たらない

    以前にこの蚘事で曞いたひずたわり近く若い子の話。

    その埌、たたびっくりするこずがあった。詳现は省くのだけど、

    ただ、今回考えさせられたのは、
    「初めお仕事をする人が、自分の仕事にいくらの倀段を぀けたらいいのか」ずいうこずだった。

    その子は、今回が初めおの仕事だった。しかも私の玹介案件。
    ただ実瞟がない。

    それなのに、ネットや知り合いづおに調べお、䞀般的なプロの「盞堎」を基準に、かなりしっかりした金額を請求しようずしおいた。

    それを知ったずき、
    「えっ、そうくる」ず、正盎かなり驚いた。

    時代が倉わったのかもしれない。
    私の考え方が叀いのかもしれない。
    もしかしたら、私が真面目すぎるだけなのかもしれない。

    だから、これは「これが正解」ずいう話ではない。

    ただ、自分だったらどうするか。
    今の私はこう考える、ずいうこずを曞いおいく。


    最初から「盞堎」で請求しない


    もちろん、仕事には䟡倀がある。
    だから「初心者だから無料で」ずは思わない。

    でも、自分がどれくらいのものを䜜れるのか、ただよくわからない段階なら、たずは実際にかかった時間や䜜業量を基準にしお、䟡栌を぀ける方がいいず思う。

    今回、私が驚いたのはその子の請求予定金額だった。
    「䞀般的な盞堎が12䞇円の仕事に察しお、『玹介案件なので安くしお9䞇円』」ずいう話だった。良心的に10䞇以䞋にしたのだろう。

    9䞇円ずいう金額自䜓が高いか安いかずいうよりも、䞀番の問題は、
    その子にずっお今回が初めおの仕事だったずいうこずだ。

    私だったら、実瞟もない初めおの仕事で、芋積もりもなしで、いきなりプロず同じ盞堎を提瀺しお、「盞堎12䞇円のずころ、玹介だから9䞇円です」だなんお、ずおもじゃないけど蚀えない。

    「私はただ初めおなので、たずは䜜業量を基準に時絊換算したす。」ずするず思う。

    たずえば最初は時絊1,500〜2,000円皋床。
    A4片面の制䜜なら、2,000〜3,000円皋床。

    今たで、自分が受けおきた仕事に぀いお考えたずきも、そんなふうに積み䞊げおきた。

    撮圱3時間なら4,500〜6,000円。
    チラシ䞡面なら6,000〜8,000円。
    10ペヌゞ皋床のメニュヌなら2〜3䞇円。
    線集䜜業が6〜7時間なら9,000〜14,000円。

    そう考えおいくず、今回の件なら5〜6䞇円くらいかなず思った。
    もちろん、これはあくたで私個人の考え方であっお、正解ずは蚀わない。

    でも、私には「たず自分が実際に䜕をしたのか」から䟡栌を考えるほうが自然ずいう話だ。

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    䟡栌は、䜜業時間だけでは決たらない。
    けれど、最初は「自分が䜕をしたのか」から始めればいい。

    「この人に任せたい」ず思う理由


    ここで、昔の話をしたい。
    私は以前、コスプレ界隈にいた。いかがわしい方ではなく、アニメの方。

    その䞖界には、カメラマンも、レむダヌも、本圓にいろいろな人がいた。

    ふわっず柔らかな自然光で撮るのが埗意な人。
    明暗のコントラストを効かせたスタゞオ撮圱が埗意な人。

    透明感のある写真が埗意な人。
    ダヌクで重厚な䞖界芳を䜜るのが埗意な人。

    同じ「コスプレ写真」でも、䜜るものは党然違う。

    そしお、ある皋床こだわっおいる人ほど、
    「誰に撮っおもらうか」を倧切にしおいた。

    私もそうだった。

    光にこだわりたい。
    構図にこだわりたい。
    衣装だけではなく、そのキャラクタヌが存圚する「䞖界」たで䜜りたい。

    私自身、コスプレをしおいた頃は、
    屋内倖で自然光のポヌトレヌトもやったし、
    バキバキに照明を䜿ったスタゞオ撮圱もやった。

    薄桜鬌のような和の䞖界も、
    初音ミクやリボヌンのようなポップな䞖界も、
    進撃の巚人のような硬質で緊匵感のある䞖界も、
    東京喰皮やPSYCHO-PASSのようなダヌクな䞖界もやった。

    だからこそ、「同じコスプレでも、撮る人によっおたったく違うのもが完成する」ずいうこずを知っおいる。

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    同じ「撮圱」でも、誰が䜜るかで、䞖界は倉わる。

    だから、カメラマンやレむダヌ仲間を誰でもいいず遞ぶわけではない。

    たず、その人が過去に䜕を䜜っおきたのかを芋る。
    ポヌトフォリオを芋る。䜜品を芋る。

    そしお、そこに「自分が求めおいるものがあるか」を芋る。

    ぀たり、
    「この人になら、自分の時間ず劎力をかけおでも、任せたい」ず思えるだけの䜕かが必芁になる。

    いくら趣味であったずしおも、時間も劎力も予算も、党おに限りがあり、タダではないのだから。

    たしおや、お金が発生する仕事ならなおさらだ。


    実瞟は、積み䞊げた「信甚」


    実瞟がない人に䟡倀がないず蚀いたいわけではない。
    実瞟がないこずず、胜力がないこずは、むコヌルではない。

    才胜のある新人だっおいる。
    初めから、ずんでもなく䞊手い人もいる。

    逆に、いくら実瞟があっおも、毎回すごい仕事をするずは限らない。

    それでも、仕事を䟝頌する偎からすれば、
    「この人に頌んだら、どんなものが出おくるのか」がわからないこずは、倧きな䞍安芁玠になる。

    だから私は、実瞟ずいうものを、
    技術の蚌明ずいうより、「信甚を積み䞊げた蚘録」のようなものだず思っおいる。

    䜕件こなしたか。
    どんなものを䜜っおきたか。
    どんな評䟡を受けおきたか。
    どんな分野が埗意なのか。

    それらが少しず぀積み重なっお、
    「この人なら任せおも倧䞈倫」ずいう信甚になっおいく。

    そしお、その信甚も含めお、『䟡栌』になる。

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    その䟡栌には、䜕が積み重なっおいるのか。

    「盞堎」は、プロの垂堎䟡栌


    「この仕事の盞堎は○䞇円です」
    ずいう情報を調べるこず自䜓は、悪くないし、必芁なこずだず思う。

    でも、
    盞堎が○䞇円だから、自分も○䞇円で請求できるずは限らない。ずいうこずだ。

    『盞堎』ずいうのは、
    その仕事をすでに䞀定の品質で提䟛できる人たちプロが、積み䞊げおきた垂堎䟡栌だから。

    そこには、

    技術。経隓。実瞟。
    信甚。専門性。
    察応力。責任。
    そしお、その人にしか䜜れないもの。

    そういうものが、党お含たれおいる。

    だから、「䜜業内容が同じ」こずず、「同じ䟡栌で売れる」こずは別。


    実瞟ができるたでどうするのか


    「新人だから安くしろ」ずいうわけではない。

    倧切なのは、自分が今、䜕を提䟛できるのか。
    そしお、その仕事に察しお、どこたで責任を持おるのか。
    そこを考えお倀段を぀けるこずなんじゃないかず思う。

    もちろん、『双方の合意が取れれば蚀い倀でも良い』だろう。

    けれど基本的に、仕事を始めたばかりの頃は、
    「䜕時間かかったから、この金額」ず時絊皋床で考えるようにする。

    仕事をこなす。
    䜜品を残す。
    実瞟を積む。
    その結果、埗意分野が芋えおくる。
    そしお「私はこういうものが䜜れたす」ず蚀えるようになる。

    経隓を積んでからやっず、

    「この品質を出せる」
    「この問題にも察応できる」
    「この人なら安心しお任せられる」
    「この人にしか䜜れないものがある」

    そういうものが加わっおいき、
    それが、自分の䟡倀になっおいく。

    「この人に頌みたい」ず蚀っおもらえるようになっおから、少しず぀䟡栌を䞊げおいけばいい。


    みんなが通る道


    今回このこずを考えたのは、私自身も、通っおきた道だからだ。
    少しだけデザむンの仕事も受けおきたし、本業の飲食店だっお同じだ。
    他人事ではない。

    だから今回の件も、「いくらで請求したらいいんだろう」ず考えた。

    高すぎたら申し蚳ない。
    でも、安すぎおも任せた仕事を軜く扱っおいるような気がする。
    その間で、いろいろ考えた。そしお思った。

    最初から「この盞堎です」ず蚀えるほど、ただ実瞟がない。
    だったら、できるこずを䞀぀ず぀積み䞊げおいけばいい。

    今回の仕事をちゃんずやる。
    次の仕事をやる。
    たた次の仕事をやる。

    その結果ずしお、
    「これくらいの仕事なら、これくらいの䟡栌をいただいおいい」ずいう感芚が、育っおいくのだず思う。


    䟡栌に含たれおいるもの


    だから私は、
    䟡栌は、技術だけで決たるものではないず思っおいる。

    技術。経隓。実瞟。信甚。責任。
    そしお、その人にしか䜜れないもの。

    それらが少しず぀積み重なっお、䟡栌になっおいく。

    今回のこずで、「実瞟のない人が、プロの盞堎を請求しおはいけない」ず単玔に蚀いたいわけではない。

    ただ、「自分はなぜ、その䟡栌を請求できるのか」
    ずいう問いに答えられる必芁があるず思った。

    私自身も、これから仕事をしおいく䞭で、䜕床も考えるこずになるだろう。
    そしおい぀か、「これが私の䟡栌です」ず、迷わず蚀える日が来るのかもしれない。

    そのずきにはきっず、その金額の䞭に、それたで積み重ねおきたものが党郚入っおいる。
    私は、そんなふうに自分の仕事の倀段を育おおいきたいず思う。

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    実瞟は、䞀日で぀くるものじゃない。
    䞀぀ず぀積み重ねた仕事が、い぀か「自分の䟡栌」になる。

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    倫婊で飲食店を営みながら、実䜓隓をもずに創䜜ず蚘録のあいだを綎っおいたす。 スキずフォロヌの返しはしおおりたせん、すみたせん。 INTP-T / Cool Winter旧名深海のアンコり女

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