
「値引きすれば売れる」は、本当なのか?ま、売れるっちゃ売れるか。。。
「今月ちょっと売上が伸び悩んでるから、思い切って値引きキャンペーンやろうと思って」
一見、理にかなっているように聞こえます。値段を下げれば、お客さんは増えるはず。売上も戻るはず。
でも、ちょっと待ってください。
「売上」と「儲け」は、別の生き物
これ、経営者の"あるある"だと思うんです。売上が落ちると焦って、まず値段をいじる。でも値引きって、実は一番お財布に効くボディブローだったりします。
たとえば、原価60円の商品を100円で売っていたとします。粗利は40円。
これを10円値引きして90円で売ったら、粗利は30円になります。「たった10円」のつもりが、粗利は40円→30円で 25%も減っている んです。
同じ粗利額を確保しようとしたら、今までより数量を33%以上多く売らないといけません。値引きって、思っている以上に「量」で取り返さないといけない施策なんですよね。
なぜこの罠にハマりやすいのか
理由はシンプルで、多くの社長さんが見ているのは「売上」という数字だけだから。
日々の忙しさの中で、レジや通帳に入ってくる金額はパッと見えます。でも「その売上の中に、実際どれだけ会社に残る儲けが含まれているか」は、ちゃんと分解しないと見えてこない。
これは経理の知識がない・ないからダメという話ではなく、単に「見る場所」を知らないだけなんです。売上だけを見ていると、値引きは正義に見える。でも儲けの中身を見ると、まったく別の景色になります。
値引き以外の選択肢を持っておく
大事なのは、「値引きはダメ」ということではありません。値引きが効く場面もちゃんとあります。
大事なのは、値段を動かす前に「この一手が、会社の儲けにどう跳ね返るか」を数字で見えるようにしておくこと。それさえできていれば、値引きという武器も、迷わず正しく使えるようになります。
感覚と勘だけで経営判断をしていると、こういう「一見良さそうだけど実は危ない一手」に何度もぶつかります。数字の見方をひとつ変えるだけで、同じ経験でも見える景色がまったく変わってきますよ。
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