
今月の数字には、ちゃんと「理由」がある
月末に数字を見て、「あれ、思ったより残ってない…」。
そんなとき、どうしていますか。
私は昔、ただ落ち込んでいました。
「今月は運が悪かった」で片づけて、翌月も同じことを繰り返す。
振り返ると、けっこう長いあいだそうしていた気がします。
■ 結果には、因と縁がある
仏教には「因縁(いんねん)」という言葉があります。
物事には、直接の原因である「因」と、それを後押しする条件である「縁」があって、その2つが重なって結果が生まれる、という考え方です。
「因縁をつける」のように、日常ではちょっと怖い意味で使われますよね。笑
でも本来は、「結果には、必ずそこに至った理由がある」という、とても落ち着いた見方なんだと私は理解しています。
数字も同じです。
今月の利益が減ったのは、運ではなく、どこかに「因」と「縁」があります。
■ MQを、P・V・Qに分けてみる
おさらいです。
・P(売値)− V(仕入れなどの変動費)= M(1個あたりの利益)
・M × Q(売れた数)= MQ(会社に残る利益の総額)
仮の数字で見てみます(※あくまで説明用の仮の数字です)。
先月:
売値1,000円、変動費600円の商品が100個。
売上10万円、MQは400円×100個=4万円。
今月:
同じ商品が60個(MQ 2万4,000円)。
それとは別に、セールで800円にした商品が50個売れました。変動費は600円のままなので、Mは200円。MQは200円×50個=1万円。
売上を合計すると、6万円+4万円=10万円。先月と同じです。
でもMQは、2万4,000円+1万円=3万4,000円。先月より6,000円少ない。
売上だけ見ていたら、「今月も同じくらい売れた」で終わっていました。
MQに分けてみると、「セール品の割合が増えて、Mが薄くなった」という理由が見えます。
■ 理由が見えれば、打ち手が決まる
MQが減ったときに見るのは、この4つだけです。
・Pは変わった?(値引き、セール、割引の割合)
・Vは変わった?(仕入れ値、送料、包材)
・Qは変わった?(お客さんの数、買う回数)
・固定費は変わった?(家賃、人件費、サブスク)
どこが動いたかが分かれば、やることもはっきりします。
Pなら値引きの見直し。Vなら仕入れの見直し。Qなら集客。
「なんとなく苦しい」は、理由が見えないから苦しいんだと思います。
理由が見えたら、あとは淡々と直すだけです^^
あなたの会社の先月の数字、P・V・Qのどれが動いていましたか。
売上は変わらないのにお金が残らない話は、こちらにも書いています。
「売上はあるのに、お金が残らない話」
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