
「もっと売らなきゃ」が、会社を苦しくすることもある
「もっと売らなきゃ」。経営していると、この言葉が頭から離れない時期があります。
売上を伸ばすことは、もちろん大事です。でも「もっと売らなきゃ」という焦りだけで動くと、逆に会社を苦しくすることがあります。
たとえば、単価を下げて数を稼ごうとする。忙しさは増えますが、MQ(会社に残る利益)はむしろ減ってしまうことがあります。あるいは、手が回らないほど注文を受けてしまい、品質やサービスが落ちて、結果的にお客さんが離れていく。売上を追いかけたはずが、会社の体力を削っていた、ということが起こります。
私自身、忙しくしていることを「頑張っている証」だと思い込んでいた時期がありました。売上の数字だけを見て、「増えた、減った」に振り回されていました。
でも本当に見るべきは、「売上」そのものではなく、「その売上が、ちゃんと利益につながっているか」でした。売上を増やす前に、今の売上の中身(顧客数・購入頻度・平均購入額のどこが弱いか)を見る。単価を下げずに増やせる部分がないかを見る。この順番を間違えると、忙しいのに苦しい、という状態から抜け出せません。
「もっと売らなきゃ」と思ったとき、一度立ち止まって、その売上が本当に会社を助けてくれる売上なのか、確認してみてください。
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