
固定費は「売上の何割」ではなく、「MQの何割」で見る
「固定費が重い」「固定費を下げなきゃ」。そう考えるとき、多くの方は「売上に対して何割か」で見ています。
でも、MQで見ると、景色が変わります。
先に、MQのおさらいです。
・P(単価)− V(変動費)= M(1個あたりの利益)
・M × Q(個数)= MQ(会社に残る利益の総額)
・MQ − F(固定費)= G(利益)
仮の数字で考えてみます(※あくまで説明用の仮の数字です)。
単価5,000円、変動費3,000円なら、Mは2,000円。これを1,000個売ると、MQは200万円。売上は500万円です。ここで固定費が月150万円だとします。
売上で見ると、150万円 ÷ 500万円 = 30%。「まあ、普通かな」と感じる数字です。
でも、MQで見ると、150万円 ÷ 200万円 = 75%。稼いだMQの4分の3が、固定費で消える計算です。会社に残る利益Gは、50万円。
ここで、個数(Q)が10%減ったとします。1,000個が900個。
MQは180万円になります。固定費150万円は、売れても売れなくても変わりません。利益Gは、50万円から30万円へ。
個数が10%減っただけで、利益は40%減りました。
売上ベースで見ていると「10%減った」と感じる出来事が、会社に残る利益では「4割減」になる。固定費がMQの大きな割合を占めているほど、このブレは大きくなります。
だから固定費は、売上の何割かだけでなく、「MQの何割か」で見ておくと、実態に近づきます。MGでも、この見方はよく使います。
あなたの会社の固定費は、MQの何割くらいですか?
MQと固定費の関係は、こちらの記事でも書いています。
「損益分岐点は、ここで決まる」
▼この記事とあわせて読みたい
▼ほかの記事は、テーマ別にまとめています
▼はじめての方へ