
数を増やすより、Mを10円守る
「送料、今回はサービスしておきますね」
「おまけで、これも付けておきます」
「端数は切り捨てで大丈夫です」
お客さんに喜んでほしくて、ついやってしまう小さなサービス。
1回1回は、数十円、数百円の話です。
でもこれ、積み重なると、けっこう効いてきます。
■ 小さなサービスは、Mを削っている
おさらいです。
・P(売値)− V(変動費)= M(1個あたりの利益)
・M × Q(売れた数)= MQ(会社に残る利益の総額)
送料を負担する、おまけを付ける、端数を切る。
これは全部、Vが増えるか、Pが減るかのどちらかです。
つまり、Mが削れています。
■ 10円の重さを計算してみる
(※あくまで説明用の仮の数字です)
売値1,000円、変動費600円、M=400円の商品が、月に1,000個売れているとします。
MQは、400円 × 1,000個 = 40万円。
ここで、小さなサービスで1個あたり10円ずつMが削れていたとします。
Mは390円。MQは、390円 × 1,000個 = 39万円。
月に1万円、1年で12万円です。
では逆に、この1万円を「数を増やす」ことで取り戻そうとすると?
1万円 ÷ 390円 = 約26個。
毎月26個、新しく売る必要があります。
新しいお客さんを毎月26個分増やすのと、
今までのMを10円守るのと。
どちらが簡単かは、たぶん明らかですよね。
■ サービスをやめよう、という話ではない
大事なのは、サービスをやめることではありません。
「なんとなく」でやっているサービスを、一度数字で見てみることです。
・そのサービスは、1個あたりいくらかかっている?
・それがなくなったら、お客さんは本当に困る?
・続けるなら、その分を値段に含めて伝えられないか?
意識して続けているサービスは、立派な強みです。
でも、気づかないうちに増えていったサービスは、Mを静かに削っていきます。
数を増やすのは大変です。
でも、Mを10円守るのは、今日からでもできます^^
あなたの会社で、「なんとなく」続けているサービス、ありませんか。
値引きがMQに与える影響は、こちらでも書いています。
「値引きすれば売れる」は、本当なのか?ま、売れるっちゃ売れるか。。。
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