
問題集は買わない!?IT未経験の文系公務員がスマホで基本情報「科目A」を攻略した超効率学習法【基本情報技術者試験・勉強編(科目A)】
前回の記事では、基本情報技術者試験(FE)の概要とお話ししました。
そしてこの試験には文系でも、IT未経験でも、公務員でも、誰でも合格できる必勝パターンがあります‼️
今回からはいよいよ、その具体的な攻略法をご紹介します💡
まず大前提として、基本情報技術者試験の
・四択の知識問題「科目A」と、
・プログラミング(擬似言語)「科目B」は、
勉強法も解き方も完全に違う**別物の試験**だと思ってください。
勉強内容も方法も全く異なるため、記事を分けて解説します。今回はまず、ITとビジネスの幅広い知識が問われる【科目A(旧・午前試験)】の必勝パターンです。
私が実践したスケジュールは「インプット1週間、アウトプット2週間集中」。
これで最終的に過去問の正答率を90%以上まで持っていった攻略法をご紹介します。
1. インプット(1週間):キタミ式で「覚えるのを諦める」割り切り読書
「よし、勉強するぞ!」と意気込んで本屋に向かった私が、最初の相棒に選んだのがこちらです。
使用教材:『キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者』
ページ数はかなり分厚いのですが、その理由は中身はマンガと豊富なイラストで解説されているからです。
未経験者や初心者に対して、これでもかと言うくらい優しく丁寧に書かれているので、文字だらけの参考書なら3ページで寝てしまう私でも、視覚的にイメージしながら楽しく読み進めることができました。
ページをめくると最初は「2進数」からです。
私は私立大学の文系学部出身なので、数学なんて高校以来触っていません。
中学・高校の数学の記憶なんて、断片的にあるかないかというレベル。一瞬身構えましたが、キタミ式の解説が丁寧すぎるので、ノートにペンを持って手を動かしさえすれば、文系脳でもちゃんと理解して覚えられます。
ここで、これから挑む方に向けた最大のメッセージがあります。
最初の1週間は、テキストを読んで「覚えよう」とするのを一切諦めてください。
分厚い本をじっくり暗記しようとすると、確実に途中で挫折します。ここは「へぇ〜、そうなんだ」と楽しみながら、ざっと1周読んで全体の雰囲気を掴むだけで100点満点です。
この時点で、テキストの途中に出てくる参考問題は解けなくても気にしなくて良いです。
私はこのキタミ式を1週間で1周ざっと読みしました。

2. 公務員の日常を変えた、ITの仕組みと「DAIGO語」
この最初の1週間、テキストをただの「お勉強」として読むのではなく、雑学本をめくるように楽しめたのは、普段の生活や仕事に直結する面白い気づきがたくさんあったからです。
例えば、インターネットの仕組み。
私たちが普段何気なく使っているネットのデータは、宛先のサーバーに届くまでに、「実は世界中の見知らぬ他人のルーターをたらい回しにされて届いている」という衝撃の事実を知りました。これを知ってから、プライベートでも仕事でも「ネットの安全性」を見直すきっかけになりました。
他にも、ガラケー全盛期に私たちが怯えていた「パケット代」の「パケット」って、こういう意味だったのか!という長年の謎が解けたりもしました(笑)。
さらに、勉強して良かったのが「ビジネス知識」です。
試験範囲には「RFP(提案依頼書)」など、お役所の人間はあまり馴染みのない用語が大量に出てきます。まるでDAIGO語のようなアルファベット3文字の専門用語をたくさん知ることができました(笑)
他には「簿記・財務」や「法務」の知識まで含まれていました。
当時、私は民間企業とのやり取りが多い部署にいたのですが、この勉強をしてから、民間企業の担当者さんとのビジネス会話がめちゃくちゃ弾むようになりました。
公務員でありながら、
民間基準の「ビジネスの共通言語」が身についたのは、嬉しい副産物でした。

3. アウトプット(2週間):有料問題集は不要!神サイト「過去問道場」をスマホのホーム画面に入れよう!
ざっくり1週間でテキストを読み終えたら、ここからが本番。2週間のアウトプット集中期間です。
タイトルにも書いた通り、紙の過去問題集は買いませんでした。
アウトプットは情報処理技術者試験でお馴染みの無料神サイトの一本だけです。
利用サイト:基本情報技術者 過去問道場
📌 スマホ学習が劇的に快適になるおすすめの設定を2つご紹介。
1. PWA(プログレッシブ・ウェブ・アプリ)化する:
スマホのブラウザ(SafariやChrome)のメニューから「ホーム画面に追加」を押してください。本物のアプリのように全画面で、サクサク動くようになります。そしてホーム画面にあるので目につきやすく細切れの時間もやりたくなります(笑)
2. アカウントは必ず作る:
無料でアカウントを作ると、過去の回答記録が残り、自分の苦手分野や正答率の推移がグラフで可視化されます。モチベーション維持にもなりますし、過去の間違えた問題だけ解ける機能はかなり優秀です💡
📌 解くべき範囲は「過去8年分」です。これだけで十分。
⚠️ 9年以上古い問題はやらなくていい理由:
使い回される問題はある程度最近のものに偏っています。何より、変化の激しいITの世界において、10年以上前はもはや古い技術や仕様なので追いかけるのは効率が悪いです。

4. 答えを覚えてもいい!「3周+誤答ノック」の必勝パターン
過去問道場を始めた最初の正答率は、およそ40%前後でした。四択問題なので、運で当たったものも含めてこのレベルです。
ここからどうやって90%まで引き上げるか。
必勝のステップはこれです💡
ステップ1:とりあえず全範囲を「3周」まわすステップ2:以降は「過去に間違えた問題だけ」をやりまくる
最初は正答率が低くヘコみますが気にせず回してください。1回間違えてゆっくり解説を読み込むよりも、「何回間違えてもいいから、早くとにかく量をこなす」ほうが脳に定着します。
私は最終的に、1ヶ月半の期間で延べ3,000問以上を解きました。
ここで、「同じ問題を何度もやっていたら、中身を理解する前に答え(選択肢の記号)を覚えちゃうのでは?」という不安の声が聞こえてきそうですが……
結論、大正解です。安心して答えを丸暗記してください💡
基本情報技術者試験を含む、国家試験の情報処理技術者試験(科目A)は、過去問の使い回しが非常に多いです。
本番試験でも、過去問と一言一句まったく同じ問題が一定数そのまま出題されます。極論言えば、過去問使い回し問題を完璧に正解すれば合格点の6割近くはとれるとされています。(さらに残りの新規問題も四択なので、運で25%の確率で上乗せ可能)
そのため、「答えを覚えるレベル」までやり込むこと自体が、最強の本番対策になります。
そして不思議なことに、答えを覚えるほど回数を重ねた問題は、その背景にある理屈も自然と頭に染み込んで理解できているものです。
気づけば、最初は40%だった正答率が、80%を超え、最終的に受験直前期には90%の安全圏へと跳ね上がっていました。

5. もう科目Aは怖くない。次は科目Bへ
インプットに1週間、過去問ノックに2週間。
この計3週間の集中期間を経て、私の科目Aの戦闘力は合格ラインに達しました。
ここまで来れば、科目Aは勝ち確です。
以降は過去問道場のペースを落としつつ、せっかく覚えた記憶を維持するためだけに、仕事の昼休みと、隙間時間でポチポチ継続する「自動操縦モード」に入ります。
「エレベーターを待っている数分」、「レストランで食事を待っている間」、今だけはネットニュースやSNSを見る代わりにホーム画面の過去問道場のアイコンをタップしましょう。
2-3分あれば受験直前期にもなれば5問は解けます。そんな細切れの時間を積み重ねると、がっつり勉強した気がなくても勝手に3000問以上解いています。
ここでも昼休みのカフェ勉強は最強です。40分で過去問一年分できます。
📌 昼休みのカフェ勉強の効果はこちらの記事をご覧ください。
これで、浮いた時間・エネルギーのすべてを、あの科目Bへと注ぎ込む準備が整いました。
――次回、【基本情報技術者試験・勉強編(科目B)】。
「擬似言語」を残り1ヶ月で攻略し、合格を掴み取った必勝パターンをお話しします。