
文系未経験の公務員がITの「労働許可証」に挑んだ理由【基本情報技術者試験・概要編】
プログラミング言語Pythonの基礎を1週間でもぎ取り、最先端AIの知識を問うG検定を2ヶ月で攻略した私。
次なる標的として、経済産業省が管轄する国家試験「基本情報技術者試験(FE)」を定めました。
「ITパスポートを飛び越えて、いきなり基本情報を持っていた方がカッコいい」という、実に浅はかな理由での決意でした。
この記事では、私が基本情報技術者試験の受験を決めるまでの過程と、試験の概要をご紹介します。
まだ実務経験はないけど、
ITの仕事を始めるバックボーン(自信と知識)が欲しい!
社会人としてレベルアップしたい!
そのような方の参考になれば嬉しいです。
1. 「基本」だが難しい!?ネットの情報の真相は…
テキストの分厚さもさることながら、ネットで受験者の声を調べてみると、そこには「基本」というマイルドな名称からは想像もつかないような不穏なレビューが散見されました。
「基本と銘打っているが、結構難しい」
「プログラミングが苦手な人にとっては、上位資格である『応用情報技術者試験』のほうがまだマシ」
果たしてそうなのでしょうか。。。
真相はこうです。
かつての基本情報技術者試験は、午後試験で「表計算(Excelの高度な版)」を選択することで、プログラミングを避けて合格するルートが存在したが、
現在はプログラミング問題(アルゴリズム)が必須になったということです。

2.試験概要
ここで、私が受験するにあたって調べ上げた「基本情報技術者試験」の概要を整理しておきます。
現在の基本情報技術者試験の受験方法は、昔のように「年に2回の決まった日に一斉受験」ではなく、いつでも受けられるCBT形式にアップデートされています。
試験方法・場所: CBT(パソコン)方式
👉全国各地にあるテストセンターから、自分の都合の良い会場と日時を自由に選んで受験します。
試験時期:通年受験(いつでも受けられる)
👍これが社会人にはありがたい
受験料:7,500円(国家試験はIT資格の中では受験料が安い💡)
テスト時間:科目A(90分・60問)/ 科目B(100分・20問)の2部構成
合格点:どちらの科目も,1,000点満点中600点以上で合格。
合格率:新制度になってからは40%〜50%前後で推移
再受験のルール:万が一不合格になっても、30日以上空ければ何度でも再受験が可能
国の定義では「ITエンジニアの登竜門」とされており、受験者の分布を見ても、やはりIT企業の新人エンジニアや理系の学生が中心。
「非IT系の文系公務員」は受かればそれだけで、希少性が高まります!

3.ITパスポートが入国許可証なら、基本情報技術者は「労働許可証」
よく比較される「ITパスポート」は、どちらかといえばITそのものよりも「ビジネス向け」な内容が多めです。
それに対して「基本情報技術者試験」は、ITパスポートの試験範囲から「テクノロジーの要素が増え、ITの試験感がある試験内容」になっています。
私の中で、この2つの国家試験には明確なイメージがあります。
ITパスポート: ITの世界の「入国許可証」
基本情報技術者: ITを仕事にするための「労働許可証」
さらにこの試験、非IT系の社会人、とりわけ私のような「お役所の世界しか知らない文系公務員」にとって、もの凄くリターンの大きいお買い得な試験でもありました。
なぜなら、「IT知識全般」と「企業経営•ビジネス(財務・会計、経営戦略、法務など)」の両方が学べて、これ1つで「ITの専門性」と「社会人としてのビジネス戦闘力」の両方を一度に身につけられ、他企業の方と会話しやすくなりました!
業界問わず職場で一歩リードしたいと思っている全社会人にオススメできる、非常に良質な試験内容です💡
さらに、もし合格できれば、IT業界の人間ではなくても「システムエンジニア(SE)の入り口に立つための基礎体力がある」と胸を張っていいレベルです。
文系職というカテゴリーの中にいながら、ただの「ITにちょっと詳しい人」を卒業し、一歩抜け出した存在になれる。そう思うと、挑戦しない手はありませんでした。

4.プログラミング未経験でも恐れるな!「擬似言語」の攻略には必勝パターンあり

試験は2つの科目を両方の合格が必要です。
まず「科目A」。
ITの技術的な部分から、先ほど挙げた経営戦略の用語まで、幅広い知識が4択で飛んできます。
ただ、普段なんとなく使っているパソコンやインターネットがどういう仕組みで動いているのかを知ることができて、テキストを読んでて結構面白かったです。
そして、最大のボスが「科目B」。
プログラミング未経験者にとっての最大最高ハードルです。
ここで出題されるのは、PythonでもJavaでもない、「擬似言語」という試験専用のコード。あらゆるプログラミング言語に共通する基本の文法に基づいて書かれたものです。
しかし、
•擬似言語はテキスト•問題集が多い
•確実に点が取れるテクニックあり
ということで、必要以上に恐れる必要はないです。
さらに、ここで私を救ってくれたのが、最初に勉強していたプログラミング系資格でした。
もしプログラミング未経験から擬似言語の勉強を始めることも可能ですが、どの言語(Java、C言語など)一つでも良いので簡単なプログラミングの文法知識を先に学んでおくと、さらに勉強時間が短縮できます。
(基本情報技術者試験の擬似言語には、各言語の1番難易度の易しい試験で十分です)
プログラミング勉強の一例として、文系未経験•ITの勉強歴なしの私が最初に受験した「Python3エンジニア認定基礎試験」の試験概要〜勉強法〜受験当日の記事のリンクを以下に貼っています。是非ご覧ください!
📌 「Python3エンジニア認定基礎試験」の試験概要〜勉強法〜受験当日の記事
5.結びに:初心者には難しそう!?合格メソッド通りやれば大丈夫
プログラミング必須、膨大な試験範囲。(さすがは国家試験…)
しかし、受かっている人も沢山いて、再現性の高い合格メソッドがあるのも事実。
私は必勝パターンを実践して1ヶ月半で合格できました🎉
やってみたら高く見えた山も、正しい登山ルートを登れば気づけば攻略できるものです!
「ここでとりあえず登ろう」としたことが、ITを武器にできるようになる最初のハードルだったと思っています。
初心者でも、文系でも、ITに無縁の人でも!
ポイントをおさえて、効率的に勉強すれば誰でも合格できます💡
―次回、【基本情報技術者試験・勉強編】。
文系未経験が、基本情報技術者試験を攻略した必勝パターンをご紹介します!