
対話を重ねた先に見えた景色
夫の海外赴任に帯同することを決めて、来週金曜日が休職前の最終出社日。
残り1週間となって、いよいよ仕事も気持ちも締めくくり感が出てきた。
私はものづくりの会社で、4S5定活動の推進を担当している。2年前に突然この担当を任されて、最初は「5定って何?」というところからのスタートだった。お家の整理収納や片付けにはもともと興味があったけれど、製造現場でとなると一筋縄ではいかず。
グループ会社をベンチマークしたり、整理収納アドバイザーのテキストを引っ張り出してきて教育資料を作ってみても、ありきたりなことしか書けなくて、思うように伝わらない。現場との温度差に悔しい思いをしたこともあった。
それでも、親会社のキーマンを講師にお招きした講演会を開催したことをきっかけに、社内の風向きが一変した。
私にはできなかった「現場での長年の実体験を交えた話」が、経営層や現場の管理監督者に刺さったようで、ようやく手応えを感じ始めた。
その流れの中で、ある職場の改善活動を間近で勉強させていただく機会に恵まれた。
最初は「機能部門vs現場」みたいな空気で、かなりバチバチだった。
でも、何度も足を運んで話を重ねるうちに、
「一緒に現場をよくしていこう」という共通の方向に少しずつ変わっていった。
そんな中、2年目もぜひ来てください!
という案内メールが。
うれしい反面、こんなタイミングで休職に入るなんて、もったいないな……とも思った。
せっかく顔と名前を覚えてもらって、違う価値観を持つ方たちとの対話や企画業務を通じて、仕事のおもしろさも実感してきたところだったから。
でも最後は、きちんと感謝を伝えておきたいと思い直して、特にお世話になった部長さんと課長さんにメールを送った。
最初は短い挨拶だけのつもりだったのに、書いているうちにいろんな出来事がよみがえってきて、気づけばまぁまぁな長文に。
お忙しい時に迷惑かな…と思いつつ、ちゃんと伝えなきゃ後悔する気がして送信した。
すると、ありがたいことに返信メールが届いた。
読み進めていたら、労いと激励の言葉、前向きなメッセージの数々に思わず泣けてきた。
「いつも笑顔で活動を盛り上げてくれてありがとう!」
「本業から離れても、海外の文化や思想、言葉など、日本とは異なる環境で見聞を広め、感受性を高めて帰ってきてくださいね!」
「復職する時には、今以上に活動が盛んになり、その変化に心動かされるような現場になっていることを楽しみにしていてください」
振り返れば、4S5定の改善事例だけじゃなくて、
・対話の大切さ
・リーダーシップ
・チームビルディング
など、いろんなことを気付かせていただいた。
ご縁に恵まれて、周りの方たちに支えてもらった一年だったなぁ。
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