
空を見上げて 3
これまでのお話は
本屋を営む友人、タキの家で居候をするエマは、雨ばかり降る町に馴染めずにいた。
あてもなく、本を読むだけの日々の中で、彼は体調を崩してしまう。
何も進んでいないことに
驚きを隠せない作者
それから数日、エマの熱が下がらなかったものだから、何度か医者を呼ばれた。いつの時代だよ、と抗議したかったが、声の方も出ないままなので、うまくいかない。最初の日に、というかそれは熱が出た翌日のことなのだが、
『医者なんかいらない』
という趣旨のことを打ってタキに見せたのだが、効果はなかった。彼の言うには、あの医者は彼が子どものころからお世話になっている先生で、だから何も心配いらないという。