
辞めたあとの仕事の見通しで止まっている人へ|経験のない仕事に、再就職が決まるまで|デイサービス編①
「特別なスキルが無い場合はどんな仕事に就くのが楽でしょうか?」(Yahoo!知恵袋で見かけた、55歳で早期退職した方の質問の一部)
辞めたあとのお金と時間のことを考えたら、最後に残るのが、この「仕事」のことではないでしょうか。
前回は、辞めたあとの予定が崩れて、職業訓練に通った話でした。
訓練のあと、私は介護施設(デイサービスセンター)の送迎の仕事に就きました。介護の経験は、ありませんでした。
この記事では、その施設の面接から、初出勤の日までを書きます。
デイサービスセンターでの話は、何回かに分けて書いていきますね。
応募したのは、大きな社会福祉法人でした
私が応募したのは、市内で30か所くらいの大小の施設を運営している社会福祉法人でした。
職員数は総勢で400名を超える、比較的大きな法人です。
面接で聞かれたのは、たった1つだけ
面接の場所は、その法人が運営する「サービス付き高齢者向け住宅」の1階にある個室でした。
面接官は1人。法人の理事の、次の次くらいの役職の方です。
質問は、
「介護の経験はありますか。」
だけでした。
当然、私は「経験はありません。」と答えました。

面接のあと、そのまま勤務先へ
無事に面接が終わり、「いついつまでに、採用結果をお知らせします。」という話になるのかと思っていました。
ところが、
「いまから、あなたが勤務する予定のデイサービスセンターにご案内したいのですが、お時間はよろしいですか。」
とのこと。
このときの正直な気持ちは、少しほっとした、です。
「これで就職が決まりました」と、ポリテクセンターでお世話になった講師の先生に報告できるからです。
雨の中、面接をしてくれた方(のちの上司です)の車を追って、私の勤務先になるデイサービスセンターに着きました。

ロビーから見た、和やかな室内
当時はコロナ禍だったこともあり、室内には入れてもらえませんでした。
ロビーのあたりから、上司の方のお話を伺いながら、室内の様子をうかがいました。
私の両親は、まだ福祉施設を利用したことがありませんでした。
そのため、こうした施設を見学するのは、とても新鮮に感じられました。
室内では、介護職員の方と利用者さんがとても仲がよさそうで、和気あいあいとしていました。
その和やかな雰囲気を見て、少し安心しました。
見学をしていると、施設長の女性の方を紹介され、ご挨拶をしました。
最後に、上司の方から、
「それじゃあ、田中(仮名)さん、お盆明けから出勤していただけますか。」
と言われました。
「はい、分かりました。よろしくお願いします。」
こうして、面接と勤務先の見学は終わりました。
初出勤の日、始業30分前の駐車場で
初出勤の日は車通勤だったので、少し早めに家を出ました。
着いたのは、勤務時間の40分ほど前です。
あらかじめ指定されていた駐車場に車を停めると、職員と思われる方が何人か、車の中で待っているのが分かりました。
そのうちの1人が車を出て、デイサービスセンターに向かっていきます。玄関のカギを持っているようでした。
すると、車の中で待っていたほかの職員さんも、数人その人についていきます。始業の30分くらい前です。
私もついていき、顔を合わせた人には、こちらから挨拶をしました。
このときは、かなり緊張していました。
始業20分前の朝礼
ロッカーから出てきた職員さんたちがそろったところで、朝礼が始まります。
まだ、正式な始業時間の20分前です。
朝礼は、こんな流れでした。
その日の利用者さんの情報を共有する
前の日に起きたヒヤリハット(事故にはならなかったものの、ひやりとしたり、はっとしたりした出来事)を共有する
最後に、法人の経営理念をみんなで唱和する
そこで改めて自己紹介をして、無事に朝礼を終えました。
まずは、利用者さんの家を覚えるところから
私の職種は、送迎の運転手です。
まずは、利用者さんの家を覚えなくてはなりません。
指導担当は、介護職員の大野さん(仮名)。当時63歳の男性です。
しばらくの間、大野さんの車に同乗して、訓練することになりました。
前から不安だったこと
ここで、以前から不安に思っていたことが、表に出てきます。
そもそも、送迎用の車を、安全に運転できるだろうか。
大野さんがメインで使っている送迎車は、かなり前の型のハイエース。車体が長く、10名が乗れる大きなタイプです。
正直、私はそれまで普通車しか運転したことがありませんでした。
こうしたワゴンタイプの、しかも大型の車は運転したことがなく、送迎の途中で通る狭い道を走れるだろうかと、不安になっていました。

そして、その不安が現実のものになるときが来るのです。
(次回につづく)

☑ 「辞めたら収入は?」のところで、考えが止まっている
☑ 「60歳過ぎても働かなきゃならない」という言葉を見るたび、不安になる
☑ 退職金や年金の制度を調べても、自分がいくらあれば暮らせるのかは分からない
ひとつでも当てはまる方へ。
私が確かめたのは、制度ではなく、自分の家計の表でした。
横に年度、縦に収入・支出・資産を並べた「ライフプラン表」です。
その作り方を、こちらに書いています。