
早期退職を考え始めた会社員へ|予定が崩れても「充実の方が大きい」と思えた、職業訓練の日々
「定年を迎えてやることがないというのはすごく怖く感じました。」
早期退職を考え始めると、お金のことの次に気になってくるのが、この「時間」のことではないでしょうか。
前回は、お金の話でした。
お金の次は、時間です。辞めたあとの時間は、思いどおりに使えるのか。
この記事では、私が53歳で辞めたあとの予定が崩れて、職業訓練に通い、次の仕事に就くまでの話を書きます。
予定どおりにいかなかったところも、そのまま書きますね。
辞めたあとは、夫婦で車中泊の旅に出るつもりでした
2020年の秋、私は53歳で会社を辞めました。
辞めることは、妻に相談して、同意してもらっていました。
退職後は、夫婦で車中泊をしながら、全国を旅する予定でした。
辞めるか迷っていたころから、web製作も独学で勉強していました。
といっても、それで食べていこうと考えていたわけではありません。
「旅先のカフェなどで仕事ができると、旅先でかかる費用の足しになるな」
そのくらいの、軽い気持ちでした。
コロナで、旅の計画は白紙になりました
ところが、辞める前の2020年の春から夏にかけて、世の中はコロナ禍の真っただ中でした。
国の方針でも、「都道府県をまたいだ不要不急の移動」の自粛が呼びかけられていました。
県外ナンバーの車があおられたり、落書きされたりする、といったニュースもありました。
車中泊の旅は、辞める前に、あきらめざるを得ない状況になったんです。

web製作の仕事も、クラウドソーシングのサイトで応募してみました。
でも、仕事は得られませんでした。
旅も、webの仕事も、どちらも思いどおりにはいきませんでした。
「何もしないのは、時間のむだだ」
生活費の準備は、できていました。
働かなくても、65歳までは暮らせる計算です。
それでも、
何もしないのは、時間のむだだ。
と思いました。
新しいことにチャレンジしてみたい。
もともと、内装工事にも興味がありました。
そこで選んだのが、職業訓練でした。
ポリテクセンターで、大工見習いのような半年間
失業給付を受けながら、ポリテクセンターの、建築CADとリフォームを学ぶコースに、半年間通いました。
ポリテクセンターとは、失業した人の早期の再就職を図るための職業訓練を行う施設で、訓練は6か月が中心です。
訓練の中身は、幅広いものでした。
木材の加工や、木造家屋の建築の実習(大工見習いのような実技です)
CADソフトの操作
在学中には、建築CADの資格も取りました。
毎日が充実していました。

講師のために受けた、初めての面接
ポリテクセンターは、就職することが前提の施設です。
通ううちに、卒業生の就職を、講師も気にかけていると知りました。
お世話になった講師に、迷惑をかけたくない。
その一心で、建材メーカーの設計職の面接を受けました。
資格を武器に、面接に臨みました。
結果は……不合格でした。
50代という年齢の壁も、あったと思います。
まずは、介護施設の送迎の仕事から
実は、ポリテクセンターを卒業するころには、建設業界で働きたいという思いは、なくなっていました。
勉強してはじめて、業界の大変さが分かったからです。
それでも、お世話になった講師に、迷惑はかけられません。
介護職なら、50代でも採用してもらえるのではないか。
そう考えて、介護施設の送迎の仕事に就くことにしました。
辞めた日から、この仕事に就いた日まで。
ハローワークでの手続き、選考試験で聞かれたこと、かかったお金、応募した2社のことは、こちらにまとめました(有料記事です)。
予定が崩れたとき、私が選んだこと
辞めたあとの予定は、思いどおりにはいきませんでした。
予定が崩れたとき、私は、何もしないより、新しいことにチャレンジするほうを選びました。

☑ 「辞めたら収入は?」のところで、考えが止まっている
☑ 「60歳過ぎても働かなきゃならない」という言葉を見るたび、不安になる
☑ 退職金や年金の制度を調べても、自分がいくらあれば暮らせるのかは分からない
ひとつでも当てはまる方へ。
私が確かめたのは、制度ではなく、自分の家計の表でした。
横に年度、縦に収入・支出・資産を並べた「ライフプラン表」です。
その作り方を、こちらにまとめました(有料記事です)。