
マッチョ華道 generation 【 毎週ショートショートnote 】
娘は普通じゃないかもしれない……。
私は自他共に認める教育ママだ。
娘を小二から中学受験のため塾に通わせ、
英会話に、ピアノ、スイミングも習わせた。
徹底したスケジュール管理の甲斐あって、
念願の私立の女子中学に入学。
これもすべて、娘自身のため。
私が最適解の道を示しているつもりだった。
そんな娘が「マッチョ華道」という部活に、勝手に入った。
「……何をする部活か知ってるの?」
「うん。専用のダンベルに生け花を挿して、そのダンベルでベンチプレスをする競技」
「……。」
信じられなかった。
今まで、私の言うことになんでも従ってきた娘が、
初めて自分の意思で選んだもの、
それがマッチョ華道とは……。
「……私、お母さんみたいになりたい」
「……!……知っていたの?!」
「お母さん、マッチョ華道の世界チャンピオンだったんでしょ、
お腹に私が出来て、引退したんでしょ、
私、お母さんの跡を継ぎたいの」
こうして、私と娘のマッチョ華道が始まった。
こちらの企画に参加させていただいています✨
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