
苦手な食べ物
私は好き嫌いが多い。
「嫌いなものある?」と聞かれると、
何から言うべきか、何まで言うべきか
迷ってしまうくらい食べられないものが多い。
いい大人になった今でも、食わず嫌いもかなりある。
以前「小さい頃苦手だったもの①②」にも書いたが、
幼少期は今以上に食感に敏感だった。
梨のザラザラした食感が苦手だったり、
味や食感が口の中で混ざる感覚が苦手で
三角食べができなかったり。
一度口に入れた骨や種を
取り出すのも苦手だったので、
魚は骨取り以外ほとんど食べられなかった。
そして今でもなお、特殊な食感の食べ物は苦手だ。
例えば、ブヨブヨしたものやコリコリしたもの。
鶏肉の皮、軟骨、砂肝、貝類等は
基本的に食べられない。
生牡蠣を一度も食べたことがないと言うと
驚かれることが多いが、
正直なところ食べたいと思ったことがない。
保育園の頃、給食のシチューに
大きめの鶏皮が入っていたことがあった。
残してはいけないと思い、
頑張って飲み込んだ結果、
気持ち悪くなって嘔吐し、
母が迎えに来てそのまま早退した。
苦手なものを無理して食べると、
結果的に周りに迷惑をかけることになる。
私はかなり早い段階でそのことを学んだ。
だから小学校の給食で皮付きチキンが出た時は、
同じ班の男子にこっそりあげていた。
相手は喜ぶし、私は食べなくて済む。
今思えば見事なWin-Winである。
モツやレバーなどの内臓系も苦手だ。
以前、忘年会のメインがモツ鍋だったことがある。
「若いからたくさん食べな〜!」と
親切でたっぷりよそってもらったのだが、
苦手と言えず無理して完食した。
案の定、帰りの駅で気持ち悪くなり
トイレに駆け込み吐いてしまった。
焼き鳥も食べられる種類が少ない。
砂肝、ハツ、レバーは苦手で、
結局いつもねぎまやつくねばかり頼んでしまう。
見た目がグロテスクな食材も苦手だ。
白子やなまこは食べたことがないし、
この先もきっと食べないと思う。
「これなら苦手な人でも食べられると思う!」
そう言われて挑戦し、
大丈夫だった試しがほとんどない。
だからたぶん、この先も食わず嫌いのままなのだろう。
ここまで挙げた苦手なものには、ある共通点がある。
私は昔から
「生前の姿形が想像できてしまう食材」
がどうしても苦手なのだ。
鶏肉の皮、骨付き肉、丸ごとの魚、内臓系。
そういうものを見ると、食材というより
動物そのものを感じてしまうというか…。
だから料理をする時も、
薄切り肉やひき肉や皮なしの鶏胸肉、
魚なら切り身(骨取りだと尚嬉しい)を選ぶ。
ケンタッキーのチキンは
クリスピーしか食べられない。
一人暮らしをしていた頃、
近所のスーパーには「皮取り胸肉」が売られていて、
大変ありがたかった。
鶏皮を見なくて済むのだから。
脂っぽい食べ物も得意ではない。
一般的には「脂が乗っている=美味しい」
とされるが、私には当てはまらない。
豚の角煮は食べたことがないが、
たぶん、いや絶対、苦手だと思う。
小学生の頃、回らないお寿司屋さんで
初めて中トロを食べた時は、
危うく吐きそうになった。
上質な脂でも無理なものは無理だ、と悟った。
サーモンすらも脂っぽくて苦手だ。
それでも回転寿司は大好きで、
マグロ、イカ、ネギトロ、タコ、
サイドメニューのフライドポテト、
納豆巻き、かっぱ巻き等を延々と食べている。
幼少期に卵アレルギーだった名残もあり、
魚卵はほとんど食べたことがない。
イクラも未経験だが、おそらく苦手だろうと思う。
とびっこ入りの巻き寿司は食べられたことがあるが、
あれは粒が小さいから大丈夫だっただけな気がする。
少しジャンルは変わるが、
燻製系の味もあまり得意ではない。
食べろと言われれば食べるけれど、
自分から選ぶことはほとんどない。
マックナゲットのバーベキューソースや
生ハムも、長いこと苦手だった。
スモーキーな味を受け入れられるようになったのは、
割と大人になってからだ。
たぶん私は「複雑な味」に対する抵抗が強いのだと思う。
燻製もそうだし、本格的なスパイスカレーも
ほとんど食べたことがない。
20歳頃からやっと大葉が美味しいと思えて
味覚は少しずつ確実に成長しているはず。
でもパクチーは食わず嫌いしてる。
外国の料理は、まだまだ食べられないものが多そうだ。
こうして書き出してみると、
食べられないものや
食べたことがないものが本当に多い。
正直、少し恥ずかしい気持ちもある。
でも、無理をして周りに迷惑をかける方がもっと嫌だ。
あと数か月で26歳になる。
けれど、「食わず嫌い」を克服しない限り、
何歳になっても食べられるものは
あまり増えないのかもしれない。
まあ、それも含めて私なのだろう。