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【マンガ業界Newsまとめ】LINEマンガの「読み切りマンガ」特集配信、GW向けキャンペーン/取組多数 など|4/27-197

    マンガ業界ニュースの週1まとめです。
    マンガ・アニメの業界カンファレンスIMARTの主催やIP市場調査を行うMANGA総研運営する筆者が、マンガ・Webtoon関連のニュースを、ビジネス系を中心に、短時間でチェックしていただけるようにまとめています。

    ―――

    「LINEマンガ」で完全無料の読み切りマンガが登場!今後続々と新作配信予定!あなたの作品が掲載されるチャンスも

    LINEマンガで読切配信の取組が始まったというニュースです。

    もともと「LINEマンガインディーズ」を起点に、LINEマンガのオリジナル作品制作の編集部「LINEマンガ WEBTOON STUDIO」が、生え抜き作品を制作してきました。

    アニメ化なった代表作『先輩はおとこのこ』や、7月アニメになる『クレバテス』、他社協業ですが『氷の城壁』など、所謂ボーンデジタルでのヒット作品の起点となってきたわけです。

    今回は敢えて「読切」と銘打っているのですが、まず、通常の漫画出版社において「読切」を掲載することは一般的で、ジャンプ+やComicDaysなど、各出版社のデジタル媒体では多くの読切作品が掲載され、それが新連載に繋がってきました。

    一方で、LINEマンガやcomicoなど、Webtoon文脈でインディーズを行ってきたPFの場合は、「連載チャレンジ」というような形で、最初から連載を意識した投稿を募集することが一般的でした。

    Webtoonでは、配信開始時から20~30話分貯めて一気に連載を開始するという流れや考え方もあったと思います。これが逆に連載立上げ時に多くの時間やエネルギーが必要となることが、国内では横漫画に比べて難易度が上がるという声も、現場ではありました。結果、Webtoonの読切という形態は一般的では無かったというのがあるかと思います。(韓国はじめ、海外のWebtoonPFの事情はまた違うと思いますが)

    既に、SORAJIMA、LOCKER ROOMと言ったいくつかのスタジオではWebtoonの読切(だいたい、通常の4話前後くらい)の取組を先行していましたが、今回プラットフォームのインディーズとして読切の取組が始まったということなのかなと思います。

    実際のサイトを見ると、横漫画白黒の読切も多くありますが、短編Webtoon的な感じのものも見受けられました。
    今回の「読切」を始める宣言で、ボンデジ編集部の読切に対する姿勢も、Webtoonの作品立上げ時の「読切」によるチャンスの広がり方も、変わっていくかなと思います。

    「LINEマンガ WEBTOON STUDIO」ではクリエイターの皆さまとともに、これからもさまざまなジャンルの作品を創り上げていきます。

    LDF プレスリリースより

    こうしたコメントもあり、ボンデジ作品でも多様性がうまれるようにというのが、LINEマンガ側の狙いなのかなと感じられました。

    この界隈十数年の変遷を振り返ると、これはこれで一区切りとも言えそうですし、韓国Webtoonの考え方と、日本のマンガの進め方の融合と捉えられるマイルストンかなとも思いました。

    LINEマンガは、2025年1Qのアプリ収益でも、並み居るゲームアプリを抑えて1位(ピッコマは2位)という「Sensor Tower」によるデータも出ているようです。


    GWのセール・キャンペーン・新人賞、取組等

    Golden Week前週ということで、キャンペーンや取組が多数出ています。

    --CP/セール

    ebj25周年ですね。今や猛者が沢山いる玄人向サービスの佇まいです。

    #ジャンプTOON 1周年感謝祭!!🎊

    \7日間限定/
    アニメ・ドラマ化 ほぼ全話無料🔥
    4/23(水) - 4/29(火) 23:59 まで

    『ハイキュー!! タテカラー版』
    『増田こうすけ劇場 ギャグマンガ日和 タテカラー版』
    『アオのハコ タテカラー版』
    『株式会社マジルミエ タテカラー版』
    など7作品が無料で読める!

    — ジャンプTOON (@jumptoon_offl) April 22, 2025

    --取組など

    ↑の記事↓

    もちづきさんコラボカフェ、池袋でGW中におかわり!

    --新人賞・漫画賞

    SORAJIMA主催の「ソラジマ縦読みバトル漫画賞2025」にて、特別審査員に樹林伸さんらが参加とのこと。


    国内News

    リイド社の、「トーチweb」「コミックボーダー」「リイドカフェ」など、複数のWeb媒体が「マンガルト -Mangalt-」という新サービスに統合とのこと。コミック乱などもここに入るみたいですね。

    双葉社のアクション系、新潮社のバンチ系など、出版社として複数のレーベルを一つのサイトに統合して出していくかたちの流れのひとつかなと。

    そしてシステムは、コミチ+ですね。
    プレスリリースによると、導入実績は19メディアとのこと。


    講談社の月刊シリウス系の女性向け媒体として「アルテミス」がスタートするようです。

    こちらは「デジタル漫画誌」ということで、雑誌の電子配信のようですね。


    いやー、良かったですね。


    季刊の「出版指標2025年春号」に、例年通りの「コミック市場2024」が出ることに伴い、序文が出版科学研究所コラムに出ています。

    購入はこちら。



    出版文化産業振興財団の東京版権説明会が、正式イベント化とのことで、文化通信の出版時評でも取り上げられています。

    私も、運営するIMART/MANGA総研の枠組みの中で、昨年からマンガに特化した国際商談会を開始しました。

    やってみて思ったのは、確かにこの分野での商談会の需要はあるのですけども、既に海外向けの輸出体制を十分に整えている大手出版と、中堅以下の版元の需要が大分違うことや、本単体というよりは、IP周りの多面展開や、海外向けのスタジオ制作外注に移行しつつあるのかなというところで、色々模索を始めているところです。

    一先ず、IMART国際商談会春の開催は以下の通りです。

    この辺りは、業界の少し先を見据えつつ模索を続けようかなと。


    ちょうどこの、海外輸出の商談会の盛り上がりや需要なども絡むんじゃないかなと思うんですが、有体に言うと、日本の低年齢向けマンガは海外に売りにくそうというのは、納得してしまう所はありますね。もちろん、そういうマンガばかりでは無いのですが、学習マンガの国際展開では、韓国の「サバイバルシリーズ」などに、国際展開力ではどうもなかなかかなわなかったりとか。


    これちょっと興味深いです。紙のコミックの生存戦略的な意味としてもですね。


    日経が、地域再生や聖地巡礼などの文脈で、沢山の記事を出しています。

    アニメイトを中心とした池袋一帯のエリアの強さは、作品別というよりはマンガアニメの総体的な聖地として確立しつつあると思います。

    MANGA総研でも、2024年に文化庁の事業として、池袋のインバウンド観光客約300人にアンケートを取りました。特にこのアンケートは、アニメイト社のご協力もいただき、池袋店の目前調査を行ったりしています。

    作品軸での地域創生は、アニメツーリズムの文脈から色々と手慣れた方々も増え、良い感じに仕上がってきているように思います。全部が成功するとも言えませんけどもね。

    一方で、群馬県の山本一太氏によるインタビューにある「アニメには関税がない。市場は全世界」というコメントが、開口一番これなんだとすると、エンタメ産業集積をこれから作っていくには、覚束ない発言だなと思ったりもします。そういうことではないんだと、既に多くの人が学んでるようには思うのですが。

    記事での発言なので、まぁわからないんですけども、これだと業界の理解を集めるのは難しいのですが、こういうことも追い追い伝わっていけば良いなぁとは思います。


    マンガの紹介ではあるのですが、ここから数話続いている「電子図書館」についての一連のお話は、日本の電子図書館の課題をしっかり描かれていて、良いなと思いました。簡単じゃないんですよね。


    姫がちばてつや先生のコマ割りを上手いとおっしゃったということなんですけども、プロの中でもちば先生のコマ割りは秀逸と言われて長い間お手本にされてきており、これを姫がご当人に公式の席で伝えるというのは、令和の時代に美しいものを見た気がしてとても嬉しいです。 https://t.co/zyha8h4ykp

    — 菊池健 - MANGA総研 (@t_kikuchi) April 24, 2025

    これはもう、ポストした通りなんですが、良い園遊会エピソードになりましたね。ほっこり。


    本を書いた際に読み手側から「〇〇について書いてない。失望した」みたいなコメントって、書いた側からするとなかなかしんどくて、私も著書についてのコメントで「〇〇が無い」は結構やれてまして「いや、そういう趣旨の本じゃないんだけどなぁ、、、」とか、一人でぼやいたりしてますw

    どういう目的で書いた本なのか、著者にとっての優先順位はなんなのか、締切に追われて書きけれなかった悔恨、、などなど、まぁ書き手として色々思う所はあるのですが、著者井上伸一郎さん、読み手小原篤さんという玄人同士のことですから、まぁあるのかなぁ。

    私も、有識者から著書について物申されたことはまだないので、どうなるのかなぁと個人的には関心がありました。


    今週話題になった本件ですが、この2つ目の記事のまとめが秀逸だなぁと思いましてご紹介します。

    大きな文脈として、

    ・人気レイヤー鹿乃つのさんが、大阪万博のルールにのっとって万博にコスプレ参加
    ・それを見て、一緒に喜ぶ新しい(柔軟な?)層と、古のオタク層からの様々な批判
    ・万博とコスプレ、SNSの可燃性など複雑な要素から、新たに入った層と、古手の考え方が、もう決定的に分断化してますねと言語化

    みたいな流れです。

    詳しくは2つ目の記事の通りですし、良くまとまってますのでご一読をと思います。

    二次創作の同人文化に直撃するいつもの流れなのですが、批判サイドの主語がかなり肥大化してまして、こうした分断化を大ごとにし過ぎると、いわゆる同人文化全体にもダメージを波及しちゃいかねない文脈なので、特に否定的に意見している側は、あなたのその意見は突き詰めると最終的にどこに向かうのか?一度良く考えてみると良いかなーというところかなと。

    いや、わかるんですよ言いたいことは。でも時代も随分変わってますから参加してる人の規模も世間の受け止め方も変わってますからねー。大きく燃やさないのが一番なんじゃないかなと。


    Webtoon・ショート動画関連

    LOCKER ROOM、KADOKAWA、Pixivといった大座組「Pikalo」ですが、しっかり進んでおりますね。


    めちゃコミヒットの講談社作品のショート動画化ですね。大手出版も大手PF経由でショートドラマへ原作提供ということで、こういうパターンも増えそうですねと。


    海外News

    セルシスと、フランスとベルギーで展開しているマンガ投稿サイト「Mangadraft」と共同漫画賞のリリースです。副賞のライセンスに、半年、1年、3年みたいな、期間に差をつけた形態があるんですね。SaaS時代だなぁと思いました。


    https://www.animenewsnetwork.com/news/2025-04-23/webtoon-entertainment-partners-with-playstation-to-launch-cross-platform-subscription-campaign/.223822

    タイトル訳:WEBTOON EntertainmentがPlayStationと提携し、クロスプラットフォームサブスクリプションキャンペーンを開始

    WEBTOON Entertainment(以下WBTN)では、CAPCONとのコラボ漫画賞などもやっていましたが、SonyのPlayStationともコラボですね。コロコロとSwitchがファネルでコラボするようなイメージに近いですかね。


    エンタメ以前に、家電、自動車など、様々な産業面での結びつきが強い、ベトナムと韓国の間柄ですが、KOCCAの動きとしても継続的に様々な取組があるようです。


    なかなかに政治色のあるタイトルですが、中身もなかなかで、中国では他国のエンタメを絞り込む施策の一環で韓国コンテンツも「限韓」されていたそうです。中国側の対米戦略の中で、日本と韓国の引き離しというか、韓国を取り込む中国側の思惑として、この「限韓が緩和」ということのようです。なるほど。日本の作品も「限日」されてますしね。

    韓国から見た時の、日本におけるWebtoonの売上は、エンタメ基幹企業である、カカオ、NAVER双方にとって大きなインパクトでしょうし、現場からすると悩ましいところなんじゃないでしょうか。


    タイトル訳:IDWとウェブトゥーンが縦スクロールコミックでコラボ

    米国5位のコミック出版社IDWは、WBTN向けに、所謂「縦化」した作品の提供を始めるとのこと。同社は『トランスフォーマー』『GIジョー』『ソニックザヘッジホッグ』『ゴジラ』などのコミック出版社だそうです。


    フランスの漫画専門店が相次いで閉店とのことで、ちょっと興味深いのですが、なんでなんでしょう。
    この件でフランス人の記者さんがレスをくださったのですが、そんなに単純な話でも無いそうです。

    先生、こんにちは。
    コビドによる大ブームがあった。 そして今、経済不況のために市場は少し縮小している。 しかし、フランスではまだマンガが売れている。
    悲しいことに、いくつかの店が閉店しているが、それは市場そのものの写真ではない。

    — Valentin Paquot (@Athan0r) April 27, 2025


    タイトル訳:マーベル・コミックとマーベル・スタジオがMCU映画コミック『ファンタスティック・フォー:ファースト・ステップス』でタッグを組む

    マーベルの、映像スタジオと、コミック部門が協働とういことなんですが、これが珍しいことなんだそうです。そうなのか。


    libroさんの北米エンタメニュースまとめです。

    ハイチューの記事が結構関心がありまして、ロスのAnimeExpoでは、キットカットとかポッキーとか、お菓子とエンタメの仕事が昔から沢山あって、知人がフードトラックとか出してたなぁと。


    AI・画像生成関連

    これは、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の採択とのことで、研究文脈での支援ですね。東大ベンチャーのMantraらしい流れです。


    見るたびに内容が変化するAI映画とのことです。
    日本で話題になっている、ヒプノシスマイクの映画のような、分岐型で予め準備されたストーリーではなく、AIで常に変わるドキュメンタリー?とのことで、風来のシレンのダンジョンみたいなものでしょうか。
    しかし、どんどんこういうアフターAIな感じのものが出てきますね。


    BTOパソコンのイベントで、AI同人グッズ販売とのこと。文脈がすごいすね。


    「2025年3月6日、韓国文化体育観光部(MCST)は、AI時代に対応するための著作権制度の大幅な見直しを発表した。」とのことですが、守るほうになるか攻めるほうになるか、どうなりましょうか。

    これは、職務著作物を重視するか、個人著作物を重視するかで、方向性の舵取りが大分変わりそうかなー、とは思いますね。


    このツールで作ったアニメと、恐らく曲や歌詞もAI制作であろう動画があるんですけど、見ててとても気持ち悪くなってしまいました…


    記事のみ紹介


    【📢マンガ業界Newsまとめ🆕】4/27-197
    ・LINEマンガの「読切漫画」特集配信📲
    ・GW向けキャンペーン/取組多数🎏
    ・リイド社「マンガルト」🎉
    ・シリウス女性向け「アルテミス」🎁
    ・マンガ図書館Z復活🎊
    ・鹿乃つの氏騒動の芯🗝️
    ・フランスのマンガ専門店閉店相次ぐ🇫🇷
    などhttps://t.co/sw6eXmrlyU

    — 菊池健 - MANGA総研 (@t_kikuchi) April 27, 2025

    ここまでご覧いただき、誠にありがとうございます!
    おひねり的に、こちらの告知ポストに、RP、いいねいただけますと、筆者が大変喜びます^^


    告知関連

    IMART2025春の国際商談会は5/27より開催。ご参加企業様を内外から受付中です。

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