
FXを含めた投資では、なぜ『安定』が求められるのか?②|投資の安定とは損益の安定。損益を安定させるには?
前回は投資における『安定』について私の言葉で解説させて頂きました。
今回はタイトル通り、投資では、なぜ安定が求められるか?
について、私の考えを述べていきたいと思います。
1.メンタル大事
投資の安定とは、損益の安定。
ジェットコースターのように損益が上下に変動する状態では、メンタルが休まりません。殆どの方は本業があり、家族がおられると思います。投資でバラツキが大きく不安定な状態だと、本業のパフォーマンスや家族団らんに悪影響を及ぼしてしまいます。
自己実現や家族の将来のためにはじめた投資で、それらを壊してしまうのは本末転倒です。
投資においてなぜ安定が必要か?
投資の安定はメンタルの安定に繋がり、メンタルの安定は本業のパフォーマンス向上、家族団らんの醸成に必要だからです。

2.税金こわい
投資の安定とは、損益の安定。
ジェットコースターのように損益が上下に変動する状態でも、全く動じず心臓に毛が生えているような強メンタルな方も稀におられます。
損益がバラついても最終的に利益が出ればOK!という方もおられると思います。「私は損益の安定より最終的な利益を重視する!」この考えも間違いではありません。しかし、そんな方も逃れられないのが「税金」です。

戦略Aは税金の見積りが容易です。損益が安定しているので年間でどれだけ税金が発生し、支払日までに現金をどれだけ準備すればよいか一目瞭然です。
一方で、戦略Cと戦略Dはどうでしょう?
戦略Cはどこかで大きく勝つ。しかしそれまでは負け続ける。
戦略Dは安定して勝ち続けるが、どこかで大きく負ける。
爆益と爆損は、税金計算とは全く別時間軸で起こります。有利な税金計算にしたいけど爆益・爆損する時期は制御できないのです。
FX界隈ではなぜか税金を考慮する声が少ないです。
税金を考慮せず、トレード技術やノウハウ向上に注力するのも間違いではないと思います。でも考えてみてください。国内FXの利益は「申告分離課税」の対象となり、税率は所得額にかかわらず一律20.315%。
つまり、夜なべしてEAを厳選し、含み損にも耐え、やっとの思いで獲得した国内FXの利益100万円から、無条件に20万3,150円が税金支払で消える。
この20.315%という数値は無視できない大きさだと私は思います(利益の20%ですよ!)。
※例)1年間に1回、獲得利益に対して20%のドローダウンが必ず起こる
投資においてなぜ安定が必要か?
投資の安定は、損益の安定。
損益の安定は、税金の安定(予め準備や対策を行える)。

3.投資の安定とは、損益の安定。
では、損益を安定させるには?
投資の安定とは、損益の安定。
損益の安定は、メンタルの安定。
損益の安定は、税金の安定。
では、損益を安定させるにはどうすればよいか?
これは投資家にとっての永遠の課題です。
この問いへの答えは『自分自身で見つけるしかない!』になります。
なんやそれ!
そう思った方、ごめんなさい。
この問いに関して「私なりの考えや哲学」はあります。
でも、それが万人が右へならへして上手くいくような代物とは到底思えません。とんでもない毒薬になってしまう人も必ず出てきます。
なぜ薬にも毒にもなるか?例えばポートフォリオ。
一般論では、損益を安定させるためには様々な戦略を組み合わせて、お互いが補完し合えるようにするのが良しとされます。(=ポートフォリオ)
間違っていません。その通りです。
でもこれってEAで例えると
①期待値が1を超え、コツドカしないEAを厳選できる前提
②EA間の相互補完を正しく判断できる前提
③定期的にポートフォリオを見直せる運用スキルがある前提
3つの前提が必要になります。これができる人がどれだけいるでしょうか?
コツドカEAを3つ組み合わせて、QuantAnalyzerのポートフォリオで悦に浸っても損益は安定せず、むしろバラツキは拡大します。
なので、ポートフォリオを組むという、一見薬に見える1つの手段においても、多くの人にとっては薬になるより毒になる可能性の方が高いのです。
※3つの前提をクリアできる人だけが薬になる
物事はどんなに良いとされること(物)でも、毒になる一面を必ず持ち合わせています。
これが投資の難しさであり、面白さでもあると思います。
損益を安定させる術は、自身の性格、生き方、知識、経験、ノウハウ、人的ネットワークなどにより千差万別です。
自分なりのやり方を見出していきましょう。