
猫に会えたらいいな、ビジネスクラスで世界一周旅行|episode 7:モンテネグロ
2023年、私は世界一周の旅に出ました。
5ヶ国目のスペインの滞在を終え、次に向かうのはモンテネグロです。
スペインからモンテネグロへ。実は……
マドリードから飛行機で向かったのは、クロアチアのドゥブロヴニク。
飛行機から見えた街並みと海の色が美しく、到着前からワクワク!

ここが目的地かと思ったら、どうやらまだ移動があるらしい。
今度は長距離バスで国境を越えるんですって。
向かうのはモンテネグロ。……え? どういうところ? 何があるの?
と、ここでひとつ告白します。
実はこの世界一周旅行、私は旅程をちゃんと把握していませんでした。
というのも、旅程を決める段階から積極的に参加していたら、あれこれ意見して、なかなか行き先が決まらない気がしたんです。
それで世界一周のチャンスを逃すくらいなら、同行者を信じて任せよう。
そう思ったわけです。
結局、私が希望して行けた場所って、マルタだけだったんですよ。笑
そんなわけで、各地に到着して、放たれてから、事前の下調べなしで街の雰囲気を観察しながら猫を探して歩いていました。
さて、話を旅に戻しましょう。
バスで国境を越えるのは初めての経験でした。
出国時も入国時も、国境ではバスを降りて、それぞれ出入国審査を受けます。
国境の審査では渋滞することも多いようですが、往路はそれほど並ぶこともなく、無事にコトルに到着しました。

絵本の世界のような港町、コトル
海があり、山があり、それはそれは素敵な港町でした。
まるで絵本の世界に迷い込んだような、美しい景色が出迎えてくれました。

コトルでは、旧市街の中にある宿に泊まりました。
旧市街もコンパクトでしたが、ホテルの部屋もかなりコンパクト。
トイレに座るとドアが足にぶつかって、閉まらない。笑
街を歩き始めると、あちこちで猫の姿が目に入ります。
旧市街には車が入ってこないこともあってか、猫たちはかなりのんびりしています。

日本でいう地域猫活動に近いのでしょうか。
猫たちはきちんとケアされていました。
猫雑貨を扱うお店もいくつかありました。
そのうちの一軒で、店主さんが「毎日、猫のお世話で忙しいのよー」と、すごく楽しそうに話してくれたのが印象に残っています。

猫たち、愛されてるな。
のんびりしているのは猫だけじゃない
何も知らずに行ったくせに「意外」というのも変なのですが……。
モンテネグロで意外に思ったことがいくつかありました。
海の目の前にある街なので、食べ物も海産物が有名なのかな、と勝手に思っていました。
ところが、街を歩いていると、モクモクと煙が上がり、お肉のいい匂いが漂ってくるお店を発見!
たくさんの人が並んでいて、どうやら肉料理の有名店だったようです。
すっかり肉料理の気分になってしまいましたが、並ぶのは嫌なので、別のお店に入ることにしました。
お値段も高くないし、美味しい!


そして、もうひとつ印象に残ったのが、歩行者に優しいこと。
横断歩道のところに立っていると、車が必ず停まってくれるんです。

カフェに入ると、そこでも時間がゆっくり流れていました。
店員さんもお客さんものんびり。
のんびりしているのは、猫だけじゃなかった。
時間の流れというか、気持ちのゆとりというか。
そういうところが、いいなと思いました。

二日目の朝、大きなクルーズ船が二隻停泊していました。

昼過ぎに到着したときは、気にならなかったのですが、旧市街の目の前にかなり大きなクルーズ船がどーんと停まっているのを見てびっくり。
そして、朝早くから、街には人、人、人!
クルーズ船で訪れた人たちが、午前中に旧市街を観光して次の目的地へ向かうのでしょうか。
あっという間に旧市街がたくさんの人で賑わい始めました。
前日とはまるで違う街の表情でした。

モンテネグロからドゥブロヴニクへ
コトルに滞在したのは、一泊だけでした。
猫たちのいる旧市街も、ゆったりとした街の空気も、もっと味わいたかったな。
でも、旧市街のコンパクトさを考えると、一泊でもちょうどよかったのかもしれません。
思いがけず訪れた場所で、思いがけない発見をする楽しさがありました。

こうしてモンテネグロ滞在を終え、次の目的地クロアチアへ向かいます。
写真集『CINEMATIC』には、世界一周旅行で撮影した写真もたくさん収録しています。