
図書館司書の勉強からBOOTH出店へ。オープンデータで小さなお店を作るまで
まさか、自分のお店ができるなんて…!
図書館司書の勉強をしています。
毎日、レポートを書くなかで
デジタルアーカイブやオープンデータについて
公開されている資料が「見るだけではなく活用できる」
ことを知りました。
そして気づけば、BOOTHに
「JOUJOU」という小さなお店を開いていました。
今回は、お店を作るまでのお話です。
オープンデータとの出会い
オープンデータを知ったのは、10年ほど前のこと。
知り合いのイベントへ行った際にもらった「飴ちゃん」でした。
その飴ちゃんの袋に「浪花百景」という浮世絵が使用されていました。

「浪花百景」とは、江戸時代後期から幕末、明治初期にかけて
制作された浮世絵で、全100枚、大阪の名所が紹介されています。
天保山で開催されたイベントだったので、
この浮世絵を見ながら、お話を聞きながら、
当時の大阪、天保山に思いを馳せました。
そして、この資料は
「大阪市立図書館デジタルアーカイブ」で見ることができ
著作権の保護期間が満了した資料(パブリックドメイン)については、
利用条件を満たせば自由に複製・加工、商用利用までできる
ということを教えてもらいました。
当時は「地域のまちづくり」を支援する仕事をしていて
地域の名産などを作るときに活用できたらいいなと
思っていましたが、そんな機会もなく数年がたっていました。
そして今年に入り、
図書館司書の勉強をするなかで、改めて
デジタルアーカイブやオープンデータについて
学ぶ機会がありました。
保存するだけでなく活用して、
資料に新たな価値を与える。
という考え方に「ビビビ」と、きてしまいました。
実際にパブリックドメイン資料を使い
新しい価値、商品がつくれるか…?
チャレンジがはじまりました。
見惚れる資料
まずは利用できそうな資料を
「NDLイメージバンク」で探していたところ
たまたま、細川ガラシャの直筆の手紙を見つけました。

国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/11299471 (参照 2026-06-08)
細川ガラシャが、仕えていた小侍従に宛てたものだそうです。
書かれている内容はわかりませんが、文字の美しさに、
思わずうっとり、見惚れてしまいました。
この資料を調べたところ
「インターネット公開(保護期間満了)」
パブリックドメインになっていて、自由に利用できる
ではありませんか、
さっそく、ダウンロード。
商品づくりのはじまり
・文字の美しさを活かしたい。
・細川ガラシャを知らなくても楽しめるデザインにしたい。
写真加工アプリや
無料でデザイン作成ができる「canva」などを使い
ガラシャの筆跡を際立たせ、資料全体そのままを使わず
手紙の文字、一部分だけを切り抜いて…。
この作業をするのが、とても楽しく
「気がつけば真夜中」という日もしばしば。
こんなに夢中になったのは、
子どもの頃、以来かもしれません。
文字の「やわらかい雰囲気」に合うような
デザインを心がけてみました。

じゃじゃーん、
ついに、ガラシャデザインの完成です。
ヤッター!
「デザインペーパー」にして
ブックカバーや便せん、包装紙にして使ってもらいたい。
むふふふふふ…
妄想がふくらみます。

BOOTHショップ「JOUJOU」開設
売れるかどうかは分かりません。
でも、とりあえずお店を開いてみよう。
「どのプラットフォームで販売するのがいいのか?」
ChatGPTさんに相談し、オンデマンド販売も可能な
「BOOTH」に、お店を作ることにしました。
店名は、デジタルアーカイブにあった
郷土玩具をまとめたカワイイ画集「寿々」から
JOUJOU(じゅじゅ)
と名付けました。
フランス語で「おもちゃ」「お気に入りの小物」
「かわいい宝物」という意味があるそうです。
デザインをサイトにアップし
プレビューボタンを押すと、あら不思議
おお!グッズになってる…!感動の一瞬です。

おわりに
資料を残すことは、未来へ渡すこと。
そして資料を活用することは、その価値を次の誰かへつなぐこと。
私はオープンデータを使った作品づくりを通して、
その「価値のリレー」を楽しんでいます。
売上はまだありません。
でも「自分で作った商品を並べたお店ができたこと」が
とても嬉しいです。
次はどんな資料と出会えるのか
デジタルアーカイブで資料を探しながら
これから少しずつ「JOUJOU」の商品を増やしていきます。
私の作った小さなお店「JOUJOU」
コメントで感想などもらえたら嬉しいです。